比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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●青空昼食とツッコミ

 

 

八幡side

 

 

夏合宿が始まって2週間が経過した。最初こそ軽い……っていうより軽過ぎるトレーニングに戸惑っていたメンバー達の顔は既に疲労の顔に変わっている。今日のトレーニングは山登りなんだが、スタミナの使い方が重要になってくる。今のジャーニーに最も必要なものと言っても過言じゃない。次の菊花賞は京都レース場、高低差のあるコースに加えて長距離だから攻略は難しい。だからこそこの夏合宿の山登りは菊花賞を出走するウマ娘には1番適したトレーニングだと思っている。俺が勝手にだけど。

 

そんで俺は今、ゴール地点で皆が来るのを待っている。一応レース式にしてるからタイムも測定している、因みにさっきスタートしたばかりだ。

 

 

八幡「さて、1番最初は誰かねぇ~……」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「おっ、来たな。」

 

 

アレは……オルフェが先頭か。その後ろにジャーニーってところだな。他のメンバーはまだか。まぁ長距離の適性がハッキリしてるのは2人だけだから当然か。

 

 

ピッ!

 

 

オ・ド「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

八幡「お疲れさん。立ち止まってると動き出しで辛くなるから軽く動かしておけ。」

 

 

その後に続々とメンバーがゴールしてきた。この2人は普段からスタミナトレーニングもしているからスピードはそれなりに出しながらゴールしたが、他はまだスタミナの使い方が荒いって感じだな。まぁ適性の問題もあるけど。

 

 

八幡「息が戻ってきた奴から此処に集合な。戻ってなかったらそのままジョギング続ける事。それが難しかったら歩きでもいいからな。」

 

ジャーニー「ふぅ……やっと戻りました。しかし、オルには届かなかった。まだスタミナの使い方が充分じゃない証拠ですね。」

 

八幡「それが分かっただけ今日は収穫だと思っておけ。息が戻ったのはお前の方が先なんだから、余力は残ってるっていう意味でもある。」

 

ジャーニー「はい、次の山登りでは先着してみせます。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「ってなわけで、今日のトレーニングはこれで終了だ。」

 

ララ「此処で終わりなんですか?下りはしないんですか?」

 

八幡「しない。っていうか危険だ。ジョギングとランニングをしたから今はそれなりに立てはするが、下りのブレーキをかけられるかと言われたらそうじゃない。なら歩いて下った方が安全だ。まぁその前にとりあえず昼飯にしていくぞ。」

 

ジャーニー「此処で、ですか?」

 

八幡「用意してくれる料理も美味いから文句は無いが、偶には青空の下で食べるのもいいだろ。飯の用意はしてるから。」

 

ララ「本当に準備が良いですね。」

 

八幡「はい、じゃあ準備「トレーナー様、私達が致します。」お、おう……」

 

 

慣れねぇな~やっぱり。この2人は慣れっこだろうが、俺には無理だ。

 

 

「準備完了致しました!」

 

八幡「ありがとな。じゃあ全員で昼食だ。」

 

ジャーニー「その大きなリュックは昼食が入っていたのですね。」

 

八幡「まぁな。それなりに手間はかけてるから満足してくれると嬉しい。」

 

 

俺は今日参加しているメンバー全員に弁当箱を渡した。一応2段箱だから大丈夫だと思いたい。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

ララ「コレは……てまり寿司、ですか?」

 

八幡「あぁ、昨日自分で寿司作って食べてたら思いついてな。」

 

 

ララ(いや作るまでのノリ軽っ!!『寿司作って食べたから明日アイツ等にも振舞おうっ!』にはならんやろっ!!どうなっとんねんこのトレーナーッ!!?飲みもんも作れて寿司も作れるぅ?どんだけ万能やねんっ!!よくよく思い出してみたらこの前の遠征支援委員会にお邪魔した時もお茶漬け作っとったわ……もう怖いねんけどこのトレーナー。)

 

 

オルフェ「青空の下で食す寿司か……中々に風情がある。して兄上よ、これだけでは無いのであろう?」

 

八幡「一応、味噌汁もある。食後にプリンもある。」

 

オルフェ「うむ。」

 

 

ララ「随分と色んな事が出来るんですね、トレーナーさんは。(いや味噌汁にプリンもあるんかいなっ!!この人何でトレーナーやってはるんっ!!?何でそっちの道に行かへんかったんっ!!?っていうかてまり寿司まで作れるとかどんだけ器用やねんっ!!)」

 

八幡「トレーナーになる過程で色々と教わってな。一応味見はしてるから問題無いとは思うが、口に合うかは分からない。とりあえず適当に食べてみてくれ。」

 

ジャーニー「それではお言葉に甘えて、いただきます。」

 

ララ「いただきます。」

 

『いただきますっ!』

 

オルフェ「………」パクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とっても美味しかったです、トレーナー様のてまり寿司。」

 

「本当に。あんなお寿司初めて食べました……」

 

八幡「大袈裟だな。回らないお寿司に行けばもっと美味いに決まってんだろ。」

 

ジャーニー「いえいえ、彼女達の言っている事は本当ですよ。それこそ高級寿司店に引けを取らない味でした。それにオルもとても満足そうにしているのが何よりの証拠です。」

 

オルフェ「………」

 

 

耳が元気良く動いてる……って事は嘘はついてないって事だよな。

 

 

ジャーニー「八幡さん。先程の寿司の味、鮮度が保たれていたように見受けられました。一体どのような調理を?」

 

八幡「いや、だって魚は捌いてから調理したから。」

 

 

ララ(捌いたあああぁぁぁぁぁ~っ!!?トレーナーさんアンタそれがどんだけムズいのか分かって言ってんの!!?しかも作ったの今日やろ!?アンタ何時に起きて何時に調理してんのっ!?ホンマに怖いねんけどっ!!さり気なくアイさんと同じ事すなやっ!!)

 

 

ララ「ホンマにトレーナーさんって何でも出来るんですね。」

 

八幡「いやいや、出来ないって。こんなのやろうと思えば誰でも出来るって。」

 

オ・ド・ラ・臣「出来ぬ。(出来ませんね。)(出来ないですよ?)(出来ないと思います。)」

 

 

ララ(出来るわけ無いやろボケェェェェェ!!!!!

 

 

 

 

 

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