八幡side
ジャーニー「それで八幡さん、どのようにして〇しましょうか?」ニコニコ
八幡「だからそのおっかない笑顔やめろ。こっちからは何もしなくていいから。少なくともアイツから来る事は無いって。」
オルフェ「仮に来たとすれば、どうするつもりだ?」
八幡「向こうの出方次第だな、俺はアイツのあの態度が直ってくれれば取材は受けるつもりだし、何も変わってなければ応じるつもりは無い。」
ジャーニー「八幡さん、それでは向こうを調子に乗らせるだけです。ここは手出しする気すら起きないようになるまで追い詰めてはいかがですか?」
オルフェ「余も姉上の意見に賛成である。」
この姉妹マジで怖い………俺の知らないところで何かするんじゃないか?
八幡「何もしなくていいからな。たとえ今日、あっちから取材来ても何もするなよ?」
オルフェ「………」ジィ∼…
ジャーニー「………」ニコニコ
八幡「何とか言ってくれない?」
ーーー砂浜・トレーニング中ーーー
八幡「よし、一旦休憩。飲み物飲んでからまた再開するぞ。」
「あの、トレーナー様。今日の王とドリームジャーニー様、少し様子がおかしくありませんか?」
八幡「(あぁ~……それ絶対に昨日のせいだわ。)まぁトレーニングには集中出来ているみたいだから気にしてはいないけどな。」
「私は気になります……王があんな様子を見せるのは初めてなので。まるで常に周りを警戒しているような感じがして……」
鋭いな、流石は臣下を自称しているだけはある。まぁきっとアイツの事を気にしてるみたいだけどな。
「すみません、少々お時間よろしいでしょうか?」
八幡「っ!はい?」
「自分、〇□会社の者です。実は比企谷トレーナーにお話をお伺いしたいと思っていたんです。今はトレーニング中ですので終わった後にでもお話を伺う事は出来ないでしょうか?」
???「………」
この人が名も忘れた同級生の上司か……成る程、この人は気の良さそうな人だ。しかし後ろに居るアイツは嫌そうな顔を隠そうともしないな……
八幡「これはご丁寧にどうも。お話の件は「断る。」……え?」
ジャーニー「横から突然申しわけございません、担当のドリームジャーニーと申します。それと隣に居るのは妹のオルフェーヴルと申します。今し方お話されていた取材の件ですが、お断りさせていただきます。」
上司「え、えっと……理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
ジャーニー「えぇ、勿論です。これは昨日の事なのですが、私のトレーナーと貴方の後ろで控えている男性の方……中学時代の同級生だとトレーナーから聞きました。」
上司「何だそうだったのか、そういう事なら先に言ってくれればよかったのに。あぁすみません、こっちに居るのは自分の後輩の永島って奴です。」
あぁ、そんな苗字だったっけ?全然どうでもいいけど。
ジャーニー「その永島さんとトレーナーは同級生なのですが、仲が良いという間柄では無く、寧ろ悪い方だとも。」
上司「は、はぁ……」
ジャーニー「その事に口出しをするつもりはありません。お2人の関係を勝手に話してしまった事は謝罪致します、申しわけございません。ですが………自分のトレーナーを悪く言う方の、あるいは会社の取材を受けるのはリスクがあると思いましたので。聞けばそちらの永島さんは私のトレーナーに向かって『ヒキガエル』『気持ち悪い』『取材してやるから受けろ。』『調子に乗るな。』などの暴言をトレーナーに言われました。この言葉にはとても不快に感じた次第です。」
永島「お、俺はそんな事言ってない!何を出鱈目言って「一応昨日のやり取り、録音してるって言ったら?」なっ!!?」
八幡「昨日の事は録音してるから、今この場で聞かせる事も出来るぞ?」
永島「お、おいやめろテメェ!!」
上司「お前、比企谷トレーナーに何してるんだっ!!それにお前の態度で分かった、どうやら本当の事のようだな!!」
永島「ち、違います!これは誤解ですよ!」
上司「何が誤解なんだ?どこが違うのかこの場に居る全員に分かるように説明してみろ!」
永島「っ………」
答えられない時点で、間違いは何も無いって証拠でもある。
上司「比企谷トレーナー、それにドリームジャーニーさんにオルフェーヴルさん。ウチの永島が本当に申しわけございませんでした。後日改めて謝罪文を送らせていただきます。それと、取材の件は無かった事にしていただいて結構です。では、失礼致します。行くぞ永島、帰ったら覚悟しておけ!」
八幡「あの、上司さん。俺は別に賠償とかするつもりはありません。なのでこの話はこれで終わりにしましょう。」
上司「トレーナーさん、ありがとうございます。ですがせめて謝罪文は送らせていただきます。ウチの永島がご迷惑をおかけしたのは事実ですので。では……」
……行ってしまった。
八幡「お前達なぁ……」
ジャーニー「すみません。ですがどうしても黙って見ている事が出来なかったもので。」
八幡「まぁ、助かったのも事実だし今回は目を瞑る。すっかり時間が経っちまったな、ほら、再開するぞ!」