比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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合宿終わりの一幕

 

 

八幡side

 

 

夏合宿の最終日も終わって、今はバスに乗り込んんで学園に戻っている最中だ。合宿所に来た時と同じで俺は栗東寮の生徒の引率をしている。約1名、栗東寮じゃない奴も乗り込んでいるが、ソイツはカウントしない扱いだ。

 

 

シービー「ねぇ~八幡~こっち来てお話しようよ~!」

 

八幡「俺は担当のウマ娘とその妹の相手で忙しいからパス。」

 

シービー「寝てるじゃん!これ以上無いくらい気持ち良さそうに寝てるじゃん!!」

 

八幡「大声出すな、寝てる奴が起きるだろうが。それからいきなり大声出すな、皆ビックリするだろ。」

 

シービー「うん、それはごめん。でも八幡だって今は暇でしょ?だからこっちに来てお話しようよ~。八幡の担当のその子だって寝てるじゃん、じゃあこっちに来てお話してた方が有意義だと思わない?」

 

八幡「思わない。きっとこっちの方が平和に過ごせるからパスで。」

 

シービー「それだとあたしが暇になるんだけど、それについては?」

 

八幡「うん、頑張って。それか寝ろ。」

 

 

今のシービーの言った通り、俺の近く……というより向かいに座っているジャーニーとオルフェは夢の世界に旅立っている。2人だけじゃなく、多くのウマ娘が連日のトレーニングの疲労とバスの揺れの影響で眠っている。その中で起きているのは俺を含めて少数で、俺に話しかけてきたアンポンタン以外は静かに過ごしている。

 

 

八幡「とりあえずお前も静かに寝とけ。着いてもそのままにしておくから。」

 

シービー「そこは起こしてっ!!」

 

 

ーーー数時間後・トレセン学園ーーー

 

 

八幡「じゃ、2か月間の合宿お疲れさん。この後どうするのかは各自に任せる。トレーナーから指示が出ていればその指示に従ってくれ。じゃあ解散。」

 

ジャーニー「八幡さんも引率お疲れ様でした。」

 

八幡「おう、お前もな。この後の予定とかは無いからゆっくり休んでくれ。明日も休みにしてるからリフレッシュしてこい。トレーニングに加えて遠征支援委員会の仕事もあったから中々に忙しかっただろ?」

 

ジャーニー「お心遣いありがとうございます。ではお言葉に甘えて今日明日と休ませていただきます。」

 

八幡「おう、じゃあまたな。」

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「やっぱあるよなぁ~……テレビ出演、取材、撮影、ホントに色々あるな。ん?これは……」

 

 

よく見たら夏合宿で会った中学の同級生が所属している会社からの謝罪文も送られてきていた。まぁ正直なところあの同級生の事はどうでもいいんだが、アイツは半年の減給にという処罰になったらしい。中々に長いと思ったが、まぁ甘過ぎたらこっちが何か言及してくるとでも思ったのかもしれない。まぁ今後は俺とジャーニーの取材には来ないでくれたらそれで構わない。

 

 

八幡「まっ、そのくらいは向こうも察してくれるだろう。ジャーニーだけでなくオルフェからも断られてるんだから。それでもしメンバーを変えてなかったら反省の色無しって解釈しても大丈夫だよな。」

 

 

とりあえず依頼の内容確認してジャーニーに選んでもらうか。ダービー後の取材とかも引っ切り無しだったからなぁ……この次の神戸新聞杯だって会見はやるんだが、テレビは今じゃない方が良いよな。

 

どうしたものか……やっぱ菊花賞後の方がいいか?

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「ん?どうぞ。」

 

マックイーン「失礼致しますわ。」

 

八幡「……珍しいな、お前がこんな所に来るなんて。どうかしたのか?」

 

マックイーン「あれは夏合宿の8月に入った頃でしたわ。」

 

八幡「え、いきなり回想?」

 

マックイーン「私はいつものようにバランスやカロリーを気にしながら食事を摂っていましたわ。その時にお見かけ致しましたの、ジャーニーさんとオルフェさんが美味しそうに食べているのを。」

 

八幡「……うん。」

 

マックイーン「それだけなら私も特に何も言いませんわ。ですが、食後にピンク色の器が見えました……アレは一体何ですの?」

 

八幡「食後に……あぁ、アレの事か。いちごのムース。」

 

マックイーン「………私が節制している時になんて物を見せるんですの。」

 

八幡「いやそんな事を言われても……アイツ等にあげる為に作ったのだし。」

 

マックイーン「分かっていますわ。ジャーニーさんからもトレーナーさんの事はよく聞いておりますので……ですが疑問が残りますわ。」

 

八幡「?何か変なところあったか?」

 

マックイーン「はい、致命的におかしなところがありますわ。何故、私に用意してくださらなかったんですの?」

 

八幡「至極どうでもいい内容だわ、何でお前に用意しなくちゃならんのだ。」

 

マックイーン「私はいつの日か貰えると思って我慢していましたのよ!」

 

八幡「いや知らんし。勝手に期待されてもな。そういうのは自分の担当に頼みな?何とかしてくれるかもしれないだろ。」

 

マックイーン「トレーナーさんにお菓子作りの能力があるとは思えませんもの。期待なんてしていませんわ。」

 

 

辛辣だな……もうちょっとだけ信用してやれって、自分のトレーナーなんだから。

 

 

八幡「ケーキバイキングとか連れて行ってくれるかもしれないだろ?」

 

マックイーン「それよりもトレーナーさんの作るスイーツの方が美味しいですわ。」

 

 

マックイーン、お前は今全世界のパティシエを敵に回したぞ。俺は知らないからな。

 

 

 

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