比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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いつも通りの喧騒

 

 

ジャーニーside

 

 

アート『そう、だからオルがあんなに張り切っていたのね……ふふふ、私達家族以外にそんな事をするようになったなんて驚いちゃったわ。』

 

ジャーニー「私も驚いたよ。その前には合宿に着いたばかりでトレーニングがお休みなのにも関わらず、八幡さんが帰ってくるのを外で待っていたくらいだからね。」

 

アート『あの子の変化には少し寂しい感じもするけれど、良い方向に変わってくれて良かったわ。そうそう、この前のレースはおめでとう。伝えるのが遅くなってごめんなさいね。』

 

ジャーニー「気にしなくて大丈夫だよ母さん。それに、次が本番なんだから。」

 

アート『娘の勝利を祝わない親は居ないわよ。それから菊花賞だけど、私もお父さんも行くからね。ダービーの時みたいに秘密にしたりしないから。』

 

ジャーニー「それを聞いて安心したよ。あの時は本気でオルを探しに行こうと思っていたくらいだったから。」

 

 

久々に母に電話したところ、オルの事を話したらやはり驚かれてしまった……それこそ以前に合宿の事を話したら、あの父でさえも作業の手を止めてしまった程の驚きだったからね。そしてオルが八幡さんにスーツに合うベストをプレゼントすると母に話したら、数秒だけ母から声が出なくなっていた。本当にオルの行動には驚くばかりだよ。

 

 

アート『それじゃあそろそろ切るわね。オルの事をよろしくね?』

 

ジャーニー「勿論。ダービーの時のように目を離したりしないから。」

 

 

ふぅ……この前のような心臓に悪い事は起きないと母からも言質を取れたから、菊花賞当日は安心してレースに臨めるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「此処で電話する意味あったのか?」

 

ジャーニー「あぁ、すみません八幡さん。廊下でお話するのも気が引けましたので。かといって委員会本部ではオルが居ますからね、睡眠の邪魔をしてはいけないと思いましたので場所をお借りさせていただきました。」

 

八幡「それは別に構わないけどよ、やっぱり来るみたいだな。」

 

ジャーニー「えぇ、頼もしい応援団ですね。」

 

八幡「来るのは両親だけじゃないかもしれないぞ。ステゴやナカヤマ辺りも押しかけてきそうだしな。何しろ3冠がかかっているからな。」

 

ジャーニー「八幡さんらしくもない……私にプレッシャーを与えようなんて。」

 

八幡「この程度なら別に問題無いだろ。それとも気にするのか?」

 

ジャーニー「まさか、心地良いくらいですよ。」

 

 

ーーー校門前ーーー

 

 

八幡「ところで、最近オルフェがララと走っているところをよく見るんだが、あれは何かあったのか?」

 

ジャーニー「ララさん曰く、オルに認めてもらってからデビューをするみたいですよ。」

 

八幡「ほぉ~……でも何でオルフェ?アイツに惹かれたとか何か?」

 

ジャーニー「そんなところでしょう。理由は私も知りませんが、彼女にも思うところがあるのでしょう。私達は見守るだけです。」

 

八幡「お前達はそうだろうが、トレーナーの俺は手助けを求められたら手助けはするからな。」

 

ジャーニー「それがトレーナーの業務でもありますからね、構いませんよ。もし何かあればお手伝い致しますから、遠慮無く言ってくださいね。」

 

八幡「あぁ、分かった。」

 

メノ「トレーナー、それにジャーニーさんもお疲れ様であります!」

 

ジャーニー「おや、メノさん。お疲れ様です。」

 

八幡「お疲れさん。もしかしなくても巡回か?」

 

メノ「はい。少し事件の匂いがしましたので。」

 

 

八幡(事件の匂いって何だ?)

 

 

ジャーニー「それはそれは……ひょっとするとゴルシさんではありませんよね?」

 

メノ「いえ、それは分かりません。決めつけで犯人を断定するべきではないと思っておりますので。」

 

八幡「確かにその通りだな。」

 

ゴルシ「おっ、何だよ何だよジャーニーにマメちんにハチ~!暇そうにしてんじゃねぇかよ~!暇ならあたしとこれから金鉱取りに行かね?川で適当な石砕いてよっ!」

 

メノ「ゴルシさん、何言っているでありますか!そのような危険な事はしてはいけません!それに学外での行動は慎みを持ってください!!」

 

ゴルシ「ケチケチすんなよ~!やったら楽しいぜ~?見つけた瞬間の喜びなんてたまんねぇぜ~?」

 

八幡「俺はまだ捕まりたくないからパスで。」

 

ジャーニー「せっかくのお誘いですが、これから大事なレースがありますので。」

 

ゴルシ「何だよ付き合い悪いな~!しょうがねぇからあたし1人で「ゴルシさん、確保~っ!!!」おっ、来るかマメちんっ!?よっしゃ行くぞ~!!」

 

 

………行ってしまいましたね。

 

 

八幡「……実際取れるのか?」

 

ジャーニー「そういう取り方があるというのは否定しません。ですが量はそれ程多くはありません。まぁ父から聞いた程度の事ですが。」

 

八幡「そうか。まぁ俺は別に興味無いからどうでもいいけど。」

 

ジャーニー「八幡さんならばそうでしょうね。では、行きましょうか。」

 

八幡「とりあえず寮まで送ればいいか?辺りは全然明るいから心配無いとは思うが。」

 

ジャーニー「えぇ、よろしくお願いします。」

 

 

 

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