比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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謎の相手

 

 

ジャーニーside

 

 

ジャーニー「ふぅ……こんなところでしょうか。」

 

 

今、遠征支援委員会での業務がひと段落したところです。この前までは中山と阪神のレース場でレースが開催されていましたが、10月に入ってからは東京と京都、新潟に開催場が移るので、京都のプランを組んでほしいという依頼が多くあります。今年の4月まではこれまで通り利用者が全く居ないという状況だったのですが、今ではありがたい事に多くの方がご利用してくださってくれるおかげで、生徒会からも予算が多く降りるようになりました。

 

おかげでこの委員会を利用してくださる人もより多くなりました。

 

 

コンコンコンッ

 

 

ジャーニー「どうぞ。」

 

ルドルフ「失礼するよ。」

 

ジャーニー「おや、これは珍しいお客様だ。どうかされましたか生徒会長?ご旅行のプランでしょうか?」

 

ルドルフ「魅力的な提案だがそうではない。突然で申しわけ無いとは思ったが君に聞いておきたい事があってね……どうかな、菊花賞に向けてのトレーニングは?」

 

ジャーニー「そうですね……滞りなくとだけ申し上げておきましょう。」

 

ルドルフ「そうか、まぁそうだろう。君には比企谷君がついているからね、彼の心強さは君にしか分からないからね。」

 

ジャーニー「会長は3冠の事をお聞きになりたいのですか?」

 

ルドルフ「……隠せはしないか。これまで3冠を成し遂げてきたのは6人……だがそれを無敗で制したのは私を含め僅か2人だけだ。君はどう思っているのか聞いておきたくてね。」

 

ジャーニー「どう思っているか、ですか……そうですね。私にとって3冠はあまり特別ではありません。ですが菊花賞だけを見るのであれば話は別です。」

 

ルドルフ「ほう……興味深いね、理由を聞いてもいいかな?」

 

ジャーニー「会長にご理解いただけるかどうかは分かりませんが、私が菊花賞を特別視しているのは……私を取り巻く縁という意味でです。メジロマックイーンの最初の躍進……ステイゴールドの初めての大舞台……私にとってはどちらも偶然には思えないのです。」

 

ルドルフ「成る程。君にとってはその2人の走りこそ繋がりを感じる、という事かな?」

 

ジャーニー「えぇ……この3冠路線、皐月賞と日本ダービーを勝たせていただきましたが、私が本当に勝ちたいレースは次の菊花賞です。」

 

ルドルフ「ふふふ、まさか3冠よりも菊花賞単体での勝利を望んでいたとはね……だが、貴重な意見を聞けたよ。済まないね、時間を取らせてしまって。」

 

ジャーニー「いえ、ちょうど一息つけましたので。」

 

 

会長は聞きたい事が聞けたという表情をしながらこの部屋を後にしました。しかし3冠か……あまり意識はしていなかったな。

 

 

ジャーニー「3冠はオルの道しるべの為に獲るとしようか。3冠をついで扱いしてしまってはバチが当たりそうだ。」

 

 

ガラガラッ

 

 

ステゴ「おっ、やっぱ此処に居たか。ここ最近はトレーニングも委員会も忙しそうにしていたからな、少し心配していたんだが大丈夫そうだな。」

 

ジャーニー「アネゴ……」

 

ステゴ「少し距離を置いていたんだが、どうやらその必要は無かったみたいだな。」

 

ジャーニー「距離を置くだなんて、そのような事をする必要は無いというのに……」

 

ステゴ「此処に来る前にお前のトレーナーのとこに寄ってきたんだが、椅子に座って寝ていたぞ。だが見た感じ疲れて眠っているというよりも仮眠って感じだったな。」

 

ジャーニー「八幡さんが……それよりもアネゴは八幡さんのトレーナー室へ何をしに?」

 

ステゴ「何、久々に行こうと思ってな。ほら、アイツの部屋には冬に炬燵が出てくるだろ?まだ時期は早いが楽しみになってな、見に行ったんだよ。」

 

ジャーニー「そうでしたか。」

 

ステゴ「あぁ、そうだった。アイツが寝ている時に電話が鳴ってたな……名前とかは出てなかったから、知らない奴からの着信だと思う。」

 

 

おや、八幡さんにそんなお電話が来ていただなんて知らなかった……少し用事が出来てしまったようだ。

 

 

ジャーニー「アネゴ、せっかくお越しいただいたところなのですが少し用事が出来ましたので留守をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

アネゴ「行ってこい行ってこい、誰かが来てもお前は居ないって言っておくから安心しろよ。」

 

ジャーニー「申しわけありませんが、よろしくお願いします。では……」

 

アネゴ「オルフェばかり変わってると思われてるが、アイツも着々と変わってきてるな。このまま見ているのも面白いから暫くは静観しておくか。」

 

 

ーーートレーナー室前ーーー

 

 

さっきまで八幡さんは寝ていたとアネゴは言っていたが、今はどうしているだろうか……少し行儀は悪いですが、聞き耳を立ててみましょう。

 

 

ジャーニー「………」

 

 

八幡『菊花賞を観に来るなら来ればいいだろ?俺に言う事か?そんなの……はぁ?3人で?仕事は?大丈夫なのかよ……うん……うん……まぁそれならいけるか。とりあえず気を付けて行くんだぞ。』

 

 

どなたかとお話中のようですね。それなりに親交のある方とお話されているみたいですね。此処から得られる情報はこのくらいでしょうし、聞いてみる事にしましょう。

 

 

 

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