比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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相手とお昼

 

 

ジャーニーside

 

 

ガラガラッ

 

 

八幡「っ!」

 

ジャーニー「………」ペコリッ

 

八幡「済まん、今担当のウマ娘が来たからまた後でな。かけ直す……悪いな、少し電話が来ててな。」

 

ジャーニー「いえ、大丈夫ですよ。戸を開く前に少しだけ聞こえてしまったのですが、どなたとお電話されていたのですか?何やら少々親し気な感じでしたが。」

 

八幡「あぁ、俺の妹だ。ダービーが終わった後に偶々会う事が出来てな、そこで連絡先を交換したんだ。」

 

ジャーニー「連絡先を交換……」

 

八幡「俺は大学進学と同時に一人暮らしを始めたんだが、その時に携帯を新しくしたんだが、データを移行させるのを忘れていてな。だから親とか知り合いの連絡先とか全部消えたんだよ。」

 

ジャーニー「あぁ、そういう事でしたか……」

 

八幡「それなら俺が帰省なりして聞けばよかったんだが、俺も本格的にトレーナー目指してて勉強に忙しかったから帰る暇なんて無くてな。それでダービーまで連絡先を知らなかったってわけだ。」

 

ジャーニー「八幡さんもおっちょこちょいな一面があったのですね、意外でした。」

 

八幡「俺にだって失敗はある。その時の俺は『大して連絡しないから別にいいか。』みたいな感覚だったからな、それが続いてた。」

 

ジャーニー「それで、妹さんは何と?」

 

八幡「あぁ、次の菊花賞に来るとさ。親と3人で来るって言ってたな。」

 

ジャーニー「おや、それでしたら私の親も来ますのでご家族でのご挨拶という事になりますね。」

 

八幡「意図せずとして、な。まぁ俺達はいつも通りにしていればいい、特にお前はな。変に構える必要は無い……まぁその辺りの心配は別にしていないけどな。」

 

ジャーニー「えぇ。その日は私に取っても特別……その考えすら浮かばないでしょう。」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「今日の予定はもう終わってるのか?」

 

ジャーニー「えぇ、さっきまで委員会の仕事をしていただけですから。それも終了しましたので。」

 

八幡「そうか。」

 

ジャーニー「ところで本日のお昼は何にするご予定なのでしょうか?」

 

八幡「今日は中華にする予定だ。」

 

ジャーニー「献立もお決まりで?」

 

八幡「お前、絶対にあやかるつもりだろ……」

 

ジャーニー「八幡さんの料理は絶品ですから。合宿の時に作ってくださったてまり寿司やステーキはとても美味しかったのですから。それで、献立はお決まりなのでしょうか?」

 

八幡「……トンポーローと野菜炒めにわかめスープだ。」

 

ジャーニー「それはとても美味しそうですね。どうでしょう、もう1人分お作りする事は可能でしょうか?」

 

八幡「……まぁいいか。分かったよ、作ってやるから……いや、後10人前追加だな。」

 

ジャーニー「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライス「今日は何にしようかな……トレーニングで疲れちゃったから、たくさん食べられたらいいなぁ~。」

 

八幡「それなら一緒に食べるか?」

 

ライス「ふぇ?あっお兄様!それにドリームジャーニーさんも……もしかして2人もお昼?」

 

八幡「そんなところだ。よかったら一緒にどうだ?一応献立はトンポーローと野菜炒めとわかめスープだ。」

 

ライス「わぁ~美味しそうっ!でもいいのかな?お兄様も知ってるでしょ、ライスいっぱい食べるよ?」

 

八幡「こっちから誘ってるんだから構わない。まぁ出来るまでには決めておいてくれ、俺は調理に移るから。」

 

 

……ここは後押しをしてあげましょう。

 

 

ジャーニー「ライスさん、そう深くお考えにならなくても大丈夫ですよ。八幡さんの方からお誘いしてくださったのですから、後はライスさんがお決めになるだけです。ですがここで断ってしまっては、次にいつ食べられるかは分かりませんよ?」

 

ライス「あうぅ……」

 

ジャーニー「それに八幡さんは既に調理は初めておられます、きっと今頃はライスさんの分もお作りになられていると思いますよ。」

 

ライス「……じゃ、じゃあライスも食べようかな。」

 

ジャーニー「えぇ、それがよろしいかと……それに一緒の方が私も心強いです。ライスさんにお聞きしたい事もありましたので。」

 

ライス「ふぇ?」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「出来たぞ2人共………?」

 

ライス「ライスの時はね、ブルボンさんともう1人逃げてた人が居たの。中でもブルボンさんは凄くペース配分が上手だったしハイペースだったから追い抜くのも大変だったんだ。だからジャーニーさんが気を付けた方がいいのはペースもだけど、追い出しのタイミングも気を付けた方が良いと思うよ。ライスも100mでギリギリ抜かせたから。」

 

ジャーニー「成る程……ありがとうございます、とても参考になりました。」

 

ライス「ううん、ライスとジャーニーさんの脚質は全然違うから追い出しのタイミングくらいしか参考にならなかったと思うけど……」

 

ジャーニー「いえいえ、そのような事はありませんよ。たった1つのアドバイスだとしても、それ次第で展開は大きく変わってきます。きっと菊花賞でも活かせる事でしょう。」

 

八幡「菊花賞を勝った大先輩からのアドバイスってところか、確かにそれなら説得力もあるな。」

 

ライス「お兄様!」

 

八幡「お話中のところ済まないが出来上がったぞ、中華トンポーロー定食。」

 

ジャーニー「これは……とても美味しそうですね。では早速いただきましょうか、ライスさん。」

 

ライス「うん!あれ?お兄様の分は?」

 

八幡「俺はまだまだ調理があるからな、2人は気にせず食べててくれ。ライスはトレーニング終わりなんだろ、それなら尚更だ。」

 

ライス「……い、いいのかな?」

 

ジャーニー「八幡さんがいいと言いましたので、私達は先に食事を始めましょう。きっと八幡さんはライスさんの為に調理を続けているのでしょう。それにその合間にも食事をしているかもしれませんからね。」

 

 

八幡さんであれば、味見という事でそのくらいはしているでしょう。

 

 

 

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