比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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家族総出で

 

 

八幡side

 

 

八幡「勝ったな。」

 

アート「トレーナーさん、改めてありがとうございます。娘をここまで連れて来てくださって。まさかこんなに素晴らしい走りを見れるなんて思いもしませんでした。」

 

父上「……感謝する、トレーナー。」

 

八幡「いえいえ、自分は当然の事をしたまでです。それにジャーニーは姉として、妹にも良い道を示せたと思いますし。」

 

尚人「………」

 

小町「うっそぉ~………」

 

八幡「……何だよ、鳩が豆鉄砲を食らったみたいな顔して。」

 

尚人「いや、お前が凄いトレーナーになっていたとさっき知ったばかりなのに、それ以上の事をしでかすとは思わなくてな。」

 

八幡「しでかすって人聞きの悪い言い方するな。やらかしたのはジャーニーだ。」

 

凛「けどアンタ、これで3冠トレーナーになったわけなんでしょ?」

 

八幡「まぁ一応。アイツのトレーナーだしな。」

 

小町「小町調べたんだけど、3冠トレーナーになった人って6人居るんだけど、皆10年以上だよ?それなのにお兄ちゃんはたった2年で?お兄ちゃん……ちょっとおかしいと思う。」

 

八幡「はいはい、おかしくて悪かったな。まぁ俺は普通にトレーナーやってるだけだから別に何も無いけどな。さて、じゃあ俺は迎えに行ってきます。オルフェも来るか?」

 

オルフェ「不要……既に賛辞は送った。」

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

コンコンコンッ

 

 

ジャーニー『どうぞ。』

 

八幡「失礼する。やり遂げたな……」

 

ジャーニー「えぇ、レース前のオルの一言のおかげです。あの言葉が無ければ不完全燃焼でレースを終えていたでしょう……今はとても晴れやかな気分です。」

 

八幡「なら、オルフェには感謝しておかないとな。」

 

ジャーニー「それに、オルにも少しは姉らしいところを見せられたと思いますしね。」

 

八幡「そこは大丈夫だろう、オルフェもさっき言ってたぞ。偉大な先駆者からの果たし状だって。」

 

ジャーニー「オルがそんな事を……」

 

 

その後はインタビューを受け、記念撮影を終わらせた後に観覧席へと戻った。

 

 

ジャーニー「ただいま帰りました。」

 

アート「お帰りなさいジャーニー。3冠おめでとう、よく頑張ったわね。」

 

ジャーニー「ありがとうお母さん。でも今日の3冠は私1人じゃこれ程の達成感は得られなかったよ……これもオルのおかげだ。」

 

オルフェ「何の事だ?余には身に覚えの無い事だ。」

 

ジャーニー「今はそういう事にしておこうか……」

 

父上「……ジャーニー、オル。トレーナーの金細工の事だが、どうする?」

 

八幡「え、あの話ってまだ有効だったんですか?」

 

尚人「どういう事だ?」

 

八幡「レースに勝ったら金細工を作ってもらうって話になってたんだよ。因みにこのループタイとブレスレットは2人のご両親の合作で、このスーツとベストはオルフェが選んだ。だから黒がメインの差し色が金色ってわけ。」

 

凛「アンタそんな事をしてもらっていたの!?」

 

アート「どうかお気になさらないでください。私達……特にジャーニーとオルは身内には甘いのです。」

 

 

いや、甘いってレベルじゃないと思うんだが?贈り物する時点で普通のウマ娘とトレーナーの関係超えてる気がする……呼び方も普通じゃないし。

 

 

ジャーニー「そうですね……スーツにベスト、ループタイとブレスレットとそれなりに良い物は揃っていますからね。」

 

八幡「いや、大丈夫だから。その分は自分に使ってやれって。ジャーニーに似合う物でも作ってやってはいかがですか?」

 

アート「実はその試行は常に行っておりますので、他の方でないと私も夫もインスピレーションが湧かないのですよ。かといって誰でも良いわけではありません。それこそ娘達と息の合う方でないと、私達も試作をする気にもなりませんから。」

 

 

それは暗に俺しか居ないって言ってるようなもんじゃねぇか。

 

 

オルフェ「兄上、この前申した指輪はどうだ?邪魔をせぬよう小さいデザインにさせる。」

 

八幡「いや、でも俺このスーツとかで満足してるからさ~……」

 

父上「……ならばインゴットを渡そう。」

 

八幡「いやそれもう金塊やないかい。原型で渡されてもどうしようも無いですって。」

 

 

それからああでもないこうでもないやり取りをしている内にレース過程が終了してウイニングライブも終わってしまった。だがこの親子達は諦める様子は無さそうだった。

 

 

凛「あっそうそう八幡。コレ、アンタに案内来てたわよ。」

 

八幡「案内?何の?」

 

凛「中学の同窓会。」

 

八幡「………」

 

ジャーニー「ほう、中学校の……」

 

八幡「……興味無い、行かねぇわ。」

 

ジャーニー「八幡さん、その日取りはいつになっているのでしょうか?」

 

八幡「11月の日曜日だ。」

 

ジャーニー「八幡さん、参加しましょう。」

 

八幡「はぁ?何で?」

 

ジャーニー「オル、これはチャンスだと思わないかい?学園や我々には関係ない場所にしても、私達のトレーナーが軽蔑、引いては誹謗中傷されるのは非常に面白くない。だから八幡さんに最大級の装いをさせて、同窓会に行ってもらうんだよ。」

 

八幡「だから俺は参加しn「許す。余の兄上を侮辱する等の不敬は断じて許さぬ……」あのね?俺は「……金細工は任せろ。」え?いやですから「トレーナーさんに似合うスーツのイラストを最優先で作らなくちゃいけないわね。」えぇ~……」

 

ジャーニー「八幡さん、同窓会に参加しましょう。」

 

八幡「………はい。」

 

 

なんか、ジャーニーの目がこう言っていた。『拒否は許しません。』って。表情はニッコリしていたのに目が驚くくらいキマッてたんだよな……断れないわ。妹も両親も既に超やる気だし。

 

 

 

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