ジャーニーside
やっと平穏な日々が訪れました……菊花賞が終わったかと思ったら八幡さんの中学の同窓会に加えて、私へのインタビューや出演の依頼が多くありましたので落ち着ける時間が中々ありませんでした。ですがその多忙も12月に入ってやっと収まりました。この委員会本部も半年前までは閑古鳥が鳴いていましたが、今ではそれなりにご利用してくださっていますので、運営は上々と行ったところでしょう。
ステゴ「ジャーニー、こんな所に居たのか。」
ジャーニー「アネゴ……どうかしましたか?それと、私は大抵、この委員会本部に居ますよ。」
ステゴ「そうだったな、けどそれだと勿体無いと思うぜ。」
ジャーニー「……何かあったでしょうか?」
ステゴ「おいおい忘れちまったのか?お前んとこのトレーナーは去年炬燵を買っただろ。もう冷えてきたんだからお邪魔しに行こうぜ。」
ジャーニー「あぁ……そういえばそうでしたね、失念していました。では、行きましょうか。」
ステゴ「フフフ、行く気になったみたいだな。」
ーーートレーナー室ーーー
コンコンコンッ
八幡『どうぞ~。』
ジャーニー「失礼致します。おや、既にお寛ぎみたいですよ。」
ステゴ「おいおいトレーナー、そういう事は知らせてくれないとダメだぜ?やっとこの時期になったんだからな。」
ジャーニー「悪い悪い、俺もこの前出したばかりだったんだよ。ほら、遠慮せずに来いよ。」
ステゴ「じゃあ遠慮無く。」
ジャーニー「お邪魔します。」
八幡さんの言う通り、私とアネゴは炬燵の中に足と入れました。冷えていた下半身を炬燵の中の温もりが暖めてくれて、とても心地良いです。
八幡「そういえば初めてこの炬燵に入れた相手もお前だったな。まさか狙っていたのか?」
ステゴ「まぁな。もしかしたらその内、またアイツ等が押しかけてくるかもしれないから、準備はしておいた方が良いと思うぞ。」
八幡「何の準備だ?白いアイツを出し抜く準備か?それとも賭けに使えそうな道具?もしかして猿轡と手錠とか?大穴でお泊りセットだったり?」
ステゴ「あはははっ!よくそんなに個人に合った提案を出せるな~!まぁでも、そうだな……どれも楽しそうではあるが、この時期と言ったらアレしか無いだろ。」
ジャーニー「クリスマス、でしょうか?」
ステゴ「当たりだ。その方が何かと盛り上がると思うんだ。どう思うトレーナー?」
八幡「じゃあ1人3枚ずつチケット配るか。何でもゴルシに責任なすりつけられる券みたいなの。ちゃんと本人了承もらって。」
ジャーニー「魅力的なプレゼントではありますが、八幡さんからのプレゼントが欲しいところですね。」
ステゴ「そうだな。私達も用意するからトレーナーも何か準備してくれよ。」
八幡「俺からのクリスマスプレゼントを貰って嬉しいのか?」
ス・ジャ「嬉しいぜ(ですよ。)。」
八幡「……一応、考えとく。」
八幡さんもその気になってくれたみたいで良かったです。しかしどうしようか、オルにも教えた方がいいだろうか?
ガラガラッ!!
メノ「失礼するでありますっ!!」
ステゴ「んお?どうしたメノ、またゴルシが何かやらかしたのか?」
メノ「お察しの通りです!ゴルシさんはまた性懲りも無く……お寛ぎのところお騒がせしてすみません!ゴルシさんは見ていなかったでしょうか!?」
ジャーニー「いえ、私達は見ていませんね。」
八幡「あぁ、俺も見てない。」
ステゴ「私もだな。見つけたら伝えておくぜ。」
メノ「感謝するであります。では、失礼致します!!」
八幡「アイツも大変だな……来ないとは思うが、来たら足止めしておくか。」
ステゴ「アンタがそれ出来るのかい?」
八幡「手段なんて幾らでもある。例えばツボ押しとかな。」
ジャーニー「あぁ……確かにそれならゴルシさんも逃げられませんね。」
ステゴ「?どういう事だ?」
そういえばアネゴは1人旅に出ていたので夏合宿には参加していませんでしたね。説明しておいた方が良いですね。
ーーー数分後ーーー
ステゴ「おいおいそんな面白い事があったのか!それは是非とも見てみたいものだな。それにあのオルフェも大声出して笑ったんだろ?見られるのが楽しみになってきたな!」
八幡「此処に来るのが前提の条件だけどな。」
ジャーニー「ですがもしゴルシさんが此処に来てくだされば、アネゴもきっと気に入る事でしょう。その時はメノさんにご連絡するのをお願いするかもしれませんが。」
ステゴ「そのくらいなら喜んで引き受けるぜ、任せておけ。」
ガラガラッ
ゴルシ「おっ、ちょうど良かったぜハチ!ちょっとの間、匿らせてくれ!」
八幡「(来たな、ターゲットが。)さっきメノが来たぞ。お前こんどは何をしたんだ?」
ゴルシ「人工雪を使ってゴルシちゃんの雪像を作っただけだっつの!20体くらい。」
ステゴ「おいおいかなり作ったな~。(よし、準備は出来てるぜ。)」
ジャーニー「(私も出来ていますよ。)だからあんなにメノさんが必死になって探していたんですね。」
八幡「まぁ匿うのはいいけどよ、メノがまた来るかもしれないからな?」
ゴルシ「その時はゴルシちゃんの華麗なる逃走劇が始まるだけだから安心しろよなっ!」
ステゴ「おぉ~それは楽しみだなぁ~。(じゃあ行くぜ?)」
その後、アネゴがメノさんに連絡を入れた後に私がゴルシさんを抑えてから八幡さんがツボ押しを開始しました。夏合宿のバスの中同様にゴルシさんが大きな絶叫をあげながら痛みに悶えていました。その様子を見ていたアネゴはお腹を抑えながら大笑いしていました。連絡を受けてやってきたメノさんもゴルシさんの悶絶した姿を拝見したからか、そっぽを向きながら震えていましたが声が出ていましたので笑っているのは丸分かりでした。