比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

1623 / 1624
何も無い日の昼餉

 

 

ジャーニーside

 

 

ジャーニー「本当に驚かされました………この前の同窓会の時に八幡さんの手を引いたのも驚いたのですが、まさか家族以外の誰かに、それも頭を触らせるなんて思ってもみませんでした。この子の髪の手入れは毎朝、私が行っているのですよ。常に美しく輝かせるようにと心掛けているのです。」

 

八幡「そ、そうなのか……」

 

ジャーニー「手が止まっていますよ、八幡さん?」

 

八幡「済まん……まぁ驚いた事に関しては理解したんだが、何でこうなってんだ?」ナデナデ

 

ジャーニー「八幡さん、いくらオルの方から先に言ってきたとはいえ、何故姉である私に黙っていたのでしょうか?八幡さんであれば理解していたと思うのですが……毒味というわけではありませんが、先に私が被験体となり安全を確保してからオルにしてほしかったものです。」

 

八幡「しょうがないだろ、お前が行った後に要求されたんだから。」

 

オルフェ「兄上、手が止まっておる。」

 

八幡「あ、はい………っていうか今もお前の妹撫でてるんだけど、コレはいいのか?」ナデナデ

 

ジャーニー「目の前で見てしまっては取り繕う必要も無いでしょう?」

 

八幡「……確かに。」ナデナデ

 

オルフェ「フッ……兄上にはその内、余に奉仕させる事も考慮せねばな。」

 

八幡「そういうのはお前の姉か臣下に頼め。」

 

オ・ジャ「手が止まっている(ますよ。)。」

 

八幡「少しは休ませてくれよ、10分はこのままじゃねぇか。」

 

 

仕方ないではありませんか、オルから聞いた通り八幡さんの撫で方はとても心地良いのですから。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「はぁ……疲れた。」

 

ジャーニー「申しわけございません八幡さん、少々長引かせてしまいました。」ニコニコ

 

八幡「その顔が人に謝る時の顔かよ……はぁ。」

 

ジャーニー「溜息をしては幸せが逃げますよ?」

 

八幡「そうだな、気を付ける……」

 

オルフェ「兄上、そろそろ昼餉だ。カフェテリアへ向かうぞ。」

 

八幡「もうそんな時間か……じゃあ行くか。」

 

オルフェ「余は茶漬けが食べたい。」

 

ジャーニー「それは良いね。この寒い季節にピッタリだ。八幡さん、調理をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

八幡「まぁ何作るか決めてなかったしな、じゃあそれにするか。どんな茶漬けにするかは俺が決めるからな。」

 

 

それから私達はカフェテリアへ到着して、席に着きました。八幡さんは調理をする為、今は厨房で作業中です。しかしどんな茶漬けをお作りになるつもりなのでしょうか……」

 

 

八幡「はいお待ち、ブリ茶漬けだ。短時間で準備もしてないからこのくらいのしか作れなかったが、まぁ食べてみてくれ。」

 

ジャーニー「……八幡さん、この香り……お茶漬けの素を使用していますか?」

 

八幡「あぁ。別に手抜きをしたってわけじゃないからな?普通のお茶だとあまり合わないからだ。それに時間もかかるし。早く食べたいのに待たされるってのは意外とストレスだからな。」

 

オルフェ「……いただこう。」

 

ジャーニー「では、いただきます。」

 

 

思えば、八幡さんの作る茶漬けを食べるのは随分と久しぶりな気がしますね。最後に食べたのはいつだっただろうか……でも味は覚えているのは不思議なものだ。

 

 

ジャーニー「……身に染み渡りますね。」

 

オルフェ「うむ、美味である。」

 

八幡「そりゃはどうも。まっ、お茶漬けの味だけどな。」

 

ジャーニー「しかしブリですか……このような組み合わせもあるのですね。」

 

八幡「この時期が旬だから選んだだけだけどな。」

 

オルフェ「であれば、夕餉に刺身を食すのも良いな。」

 

八幡「おい、此処で捌けなんて言うなよ?出来るけどそんな事するくらいなら今夜の晩酌用にするからな。」

 

ジャーニー「ではこの場で捌いて、その身を火で炙ってからマヨネーズをかけるのはいかがですか?」

 

八幡「すげぇ美味そうなんだけど。今から作るわ、まだ身は残ってたし。」

 

ジャーニー「八幡さん、私達の分もお忘れなく。」

 

オルフェ「待っておるぞ。」

 

八幡「何か今日はやけに構ってくるけど、何かあるのか?」

 

ジャーニー「特に何もありませんよ。」

 

オルフェ「戯れに付き合っているだけに過ぎぬ。」

 

八幡「……じゃあ作ってくるわ。ついでに聞くんだけどさ、茶漬けのお代わりって?」

 

オルフェ「いただこう。」

 

ジャーニー「お願いします。」

 

 

それから私達はいつもの昼食とは全くかけ離れた食事をしました。魚を使った料理は1週間に2回程いただきますが、本日のは特段美味でしたね。

 

 

オルフェ「兄上、馳走になった……満足である。」

 

八幡「おう、お粗末さん。」

 

ジャーニー「とても満たされました、ご馳走様です。」

 

八幡「それは何より。しかしブリ全部使い切るとはな……少し予想外だったな、けど刺身も美味かったし満足だ。」

 

オルフェ「次は何が良いだろうか……」

 

八幡「食べ終わったばかりだってのに次の事かよ。少し食い意地張り過ぎなんじゃないのか?」

 

ジャーニー「それだけ八幡さんの料理が美味しかったのですから当然です。」

 

八幡「お茶漬けとお刺身だけなんだが?凝った料理は作って無いぞ?」

 

 

 

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