比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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寒波を凌ぐ黄金達

 

 

ジャーニーside

 

 

ステゴ「今日はまた一段と冷えるなぁ……こういう時はやっぱり炬燵だよな。」

 

ナカヤマ「確かに。炬燵に入りながらみかんを食うのは格別だぜ。」

 

ララ「あの、ウチが入ってよろしいんでしょうか?お譲りした方が……」

 

オルフェ「構わぬ。これは勝者が勝ち得た戦利品……自ら捨てる事はあるまい。」

 

ララ「それならええんですけど……先輩達は大丈夫なんでしょうか?」

 

ジャーニー「構いませんよ、オルの環境が良ければ私は全く気になりませんので。」

 

八幡「お前ね、そういう事は本当に気になってない時に言えよ。寒いからってくっつくな。」

 

ゴルシ「オメェ等はまだ良いだろうがよ!あたしなんて……ズビィ~!!鼻水が止まんねぇんだぞっ!?毛布で身体包んでんのにっ!!」

 

 

3月に入ってすぐなのですが、この地域にしては珍しく寒波が訪れています。気温を見ると氷点下にまで下回る程の気温でした。この気温を東北地方や北海道の皆さんは殆ど毎日過ごされているのだと思うと、少々驚かされますね。

 

 

八幡「ジャーニー、寒いんならヒーターのとこに行けよ。」

 

ジャーニー「行きたいのは山々なのですが、その道のりが険しく……」

 

八幡「お前、そんなめんどくさがりだったか?たかがこの距離だろ、そのくらい我慢しろよ。」

 

ジャーニー「寒さには弱いものでして。」

 

八幡「お前と契約して初めて聞いた情報なんだが?まぁいい……じゃあ俺は昼にする。」

 

ステゴ「おっ、何を作るんだ?」

 

ナカヤマ「また勝負でもするか?」

 

八幡「今日は作ってきてるんだよ。カフェテリアに行くまでも中々の寒さだからな、それだったらちょっとでも暖かい此処で食べる。」

 

 

八幡さんが自分の席に戻ってお弁当箱を用意して蓋を開けました。すると一気に湯気が立ち上り、香りが部屋を支配しました。

 

 

ララ「トレーナーさん、それは一体何ですか?」

 

八幡「うどんだが?」

 

ステゴ「おいおい何1人だけ良いのをたべようとしてるんだ?」

 

八幡「そう思うなら食べに行けばいいだろ、カフェテリアなら開いてるんだから。」

 

ゴルシ「この状況で外出ろってか!?ハチお前あたし等に〇ねって言ってんだろ!?」

 

八幡「拡大解釈にも程があるだろ……」

 

オルフェ「兄上。」

 

八幡「……1番意外な奴が先に炬燵から出たな、どうした?」

 

オルフェ「そのうどん、余に献上せよ。」

 

八幡「流石に献上するのは無理だな、俺の昼飯だし。けど最初に炬燵から出てきたその度胸を讃えて、同じ物をやるよ。ほい、うどん。因みに言うとジャーニーにも用意してあるから。」

 

ゴルシ「おいハチッ!!あたしの分はねぇのかよっ!!?」

 

八幡「無いよ。あるわけ無いだろ、担当とその妹の分しか作ってない。」

 

ジャーニー「八幡さん、私は信じておりましたよ。オル、早速いただこうか。」

 

オルフェ「うむ。」

 

八幡「あっ、つゆは残しておいてくれな。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

ジャーニー「ふぅ……とても美味しかったです、ご馳走様でした。」

 

オルフェ「……食い足らん。」

 

八幡「まぁウマ娘のお前達からすればそうだろうな。」

 

ジャーニー「しかし八幡さん、どうしてつゆを残すのですか?これでは勿体無いです。」

 

八幡「じゃ、その中にこの白米と出汁つゆを入れたらどうなると思う?」

 

ステゴ「おいおい、それはもう完全に出汁雑炊じゃねぇか。私も一口貰いたいくらいだよ。」

 

八幡「頼んだら貰えるかもしれないぞ?期待は薄いけどな。」

 

ジャーニー「申しわけございません。たとえお願いされたとしてもお譲りする気はありません。」

 

オルフェ「コレは兄上からの献上品……誰であろうと譲らぬ。」

 

 

うんごめん、ダメっぽいわ。全然譲る気も無いみたいだ。

 

 

八幡「食べたかったらこっちに箱くれ。米とつゆかけてから返すから、かき混ぜてから食べてくれ。」

 

オルフェ「疾く用意せよ。」

 

ジャーニー「よろしくお願いします。」

 

 

ーーー更に数十分後ーーー

 

 

ジャーニー「八幡さん、今度こそ終了ですか?」

 

八幡「これ以上はもう用意してない。その雑炊で最後だ。」

 

ジャーニー「そうですか。では今度こそ……ご馳走様でした。」

 

オルフェ「良い味であった。」

 

ナカヤマ「おうお前等、よくもあたし達の前で飯テロしてくれたなぁ?おかげでこっちは腹が減ってしょうがないんだが?」

 

ステゴ「これはもうトレーナーが私達にも同じのを用意してくれないと収まりがつかないかもな。」

 

八幡「何で俺がそんな事しなくちゃならないんだよ、カフェテリア行けって。」

 

ゴルシ「こんな寒ぃ中で行けるわけねぇだろ!?マジ凍えるかんなっ!!」

 

八幡「じゃあお前は今日どうやって寮まで帰るんだよ……」

 

ララ「皆さん、こうやって炬燵に入れてるだけでもありがたいと思う事にしませんか?普通やったら入れてへんのですから。」

 

ゴルシ「あたしは入れてねぇんだよ!!」

 

ララ「……まぁ、これも勝負ですので。ゴルシさんには申しわけありませんが……」

 

八幡「あっ、今日のおやつにチョコフォンデュしようと思ってたんだった。」

 

ナカヤマ「おいトレーナー、それは勿論勝負して誰が食えるのかを決めるんだよな?」

 

ステゴ「だな。そうでもしないと流石に不公平だよな。」

 

八幡「現時点で炬燵に入ってぬくぬくしてる奴等に言われてもな……ゴルシが言えばもっと説得力あったんだが、あの様子だしな。」

 

 

ふふふ、このメンバーで食事をするのはまだまだ先になりそうですね。

 

 

 

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