比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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激闘

 

 

エアグルーヴside

 

 

トレーナーからの言葉のおかげか、脚が幾らか軽くなったような気がする………勿論、錯覚に陥っているのだと理解はしているが、そんな気がしてならないのだ。出来ればもう少しだけ声を聞きたかったが………っ!!いかんいかん、今はレースに集中だ!!

 

 

バブル「やっと一緒に走れるね、エアグルーヴ!」

 

エアグルーヴ「……バブルか。」

 

バブル「天皇賞・秋の出走予定表に君の名前を見た時、私は嬉しかったよ♪君はティアラ路線で私は3冠路線、ぶつかり合う事はまず無いと思ってたから。はぁ〜でも漸く私達の世代の頂点と戦えるんだよね〜ワクワクするよ!!」

 

エアグルーヴ「何を言う、我々よりも上の世代に牙を剥き、見事に捻じ伏せたお前がそれを言うか?」

 

バブル「私は単に道がそこしか無かっただけだって。相手が最強の3強だろうと関係無かった。でも今日は違う、私は今日を勝つ為に万全に整えてきた。やれるだけの事も最大限にやってきた。去年よりもさらに強くなったんだよ。後は君を………エアグルーヴ(世代最強)に勝つだけ。」

 

エアグルーヴ「………」

 

バブル「人気は譲ったけど、勝ちを譲る気は毛頭無いから。じゃあ、先に行くね。」

 

 

………強い覚悟と決意を持った目だ。去年のこのレースを思い出す。バ場に出てきた時のバブルを彷彿させる。ならば私も今持てる全てで相手をしてやらねば無礼というものだ。

 

 

エアグルーヴ「このレース、勝ってみせる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実況『さぁバブルガムフェローの次はやはりこのウマ娘、無敗の女帝、エアグルーヴです!!オークス以来の東京の舞台となりましたが、2,000mは許容範囲内!今日も勝って無敗記録を更新なるか!?』

 

解説『やはり遠くから見ても分かるくらい良い仕上がりですね〜。先程のバブルガムフェローと同じくらいの仕上がりだと私は感じます。』

 

 

ーーー観客席ーーー

 

 

ダイナ「トレーナーさん、どんな手品を?」

 

八幡「何の事です?」

 

ダイナ「エアグルーヴ、さっきと表情が違うわ。トレーナーさんが何か吹き込んだんじゃないの?」

 

八幡「俺がそんな事しても意味ないでしょうに。」

 

ダイナ「あら、そうかしら?」

 

八幡「そりゃそうでしょ。ていうかそんな手品があるのなら俺だって知りたいくらいですよ。」

 

 

ガチャッ

 

 

八・ダ「っ!」

 

「済まない八幡、遅れてしま……おや、これはこれは。ご無沙汰しているよ、元気だったかな?」

 

ダイナ「はい、おかげさまで。先生さんも体調お変わりないですか?」

 

「問題無いよ。八幡、天皇賞は………どうやらまだのようだね。」

 

八幡「はい、でももうすぐスタートです。」

 

 

ーーースタート地点ーーー

 

 

実況『さぁ各ウマ娘が次々とゲートへと進んでいきます。6枠12番のエアグルーヴと4枠7番のバブルガルフェローはまだ前に進みません。お互いに牽制しているのか?同世代のこの2人が走るのはこれが初めてです。』

 

解説『この2人だけ周りとは随分とオーラが違って見えるんですよね。絶対に勝つっていう気持ちと負けたくないっていう気持ちがヒシヒシと伝わってきますよね。』

 

実況『さぁそしてお互い睨み合いながらゲートへと向かって収まりました。そして最後に大外8枠16番のエムアイブランも入りました!混戦模様の秋の盾、手にするのは誰だ!?G I天皇賞・秋……ゲートが開いて飛び出した!!さぁ誰が行く!?エアグルーヴは?バブルガムフェローはどうするのか?まず行ったのはサイレンススズカだ!後続をグングン離して逃げ宣言!2番手にイナズマタカオーと3番手にバブルガムフェロー此処にいました!2バ身後ろにヤシマソブリン、ローゼンカバリー、グルメフロンティア、そしてエアグルーヴの4人が団子になっています!!』

 

 

トレーナーの言っていた通り、バブルは前に行ったか。ならば私は今のポジションで3〜4コーナーから狙う!

 

 

実況『さぁ先頭のサイレンススズカは既に3コーナーに入りました!後ろとの差はかなりある!届くのかどうか!?後ろは届くのか!?サイレンススズカが逃げる!去年と同じくクラシック世代がシニア世代を打ち破るのか!?さぁ4コーナーを曲がって直線に入った!バブルが3番手から2番手に上がってくる!内からローゼンカバリーも上がってきている!外からエアグルーヴも上がって来ている!!やはりエアグルーヴ!!バブルも内から来ているぞ〜!!!』

 

 

やはり一筋縄では行かないようだ……っ!

 

 

バブル「まだまだぁ!!!」ゴオォォ!!

 

エアグルーヴ「くっ!!はあああぁぁぁぁ!!!」

 

 

実況『さぁエアグルーヴが来た!!エアグルーヴが来たぁ〜!!残り200!!先頭代わってエアグルーヴか!?バブルも内で食らいつく!!最後の100mは2人の一騎打ち!!さぁどっちだ!?』

 

 

バブル「譲る………もんかぁぁぁ!!!!!」ゴオォォ!!

 

エアグルーヴ「はああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

実況『エアグルーヴか!?エアグルーヴか!?内からバブル!内からバブル!バブルか!?エアか!?バブルか!?エアか!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実況『エアグルーヴ〜!!!!!』

 

 

………や、やった……やったぞ!!

 

 

実況『恐ろしいウマ娘です!!恐ろしいウマ娘だ!!15人のライバルを退けて、ライバルのバブルガムフェローの猛追を力で捩じ伏せました!!そしてティアラ路線のウマ娘が17年ぶりに天皇賞・秋を制しました!!』

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




エアグルーヴ、初の激闘で勝利!
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