比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

1635 / 1635
日常化

 

 

八幡side

 

 

八幡「なぁジャーニー、この際だから最近このトレーナー室に来る事は目を瞑る事にした。」

 

ジャーニー「前々からよく訪れていたと思うのですが?」

 

八幡「うん、まぁその通りなんだけどさ……1つお願いがある。」

 

ジャーニー「何でしょう?」

 

八幡「この状況、何とかならない?」

 

ジャーニー「……何とか、とは?」

 

八幡「お前、分かってて聞き返してんじゃねぇよ。お前にオルフェを撫でてる現場を見られてから、俺のトレーナー室に来ては毎回コレを要求するじゃねぇか。」

 

ジャーニー「すみません八幡さん、欲というものには案外、勝てないものだと思い知ったのです。」

 

 

俺がオルフェを撫でている現場をジャーニーに見られてから数週間経ったのだが、ジャーニーはさも当然かのように俺の隣に座っては頭を撫でるよう要求してくるのだ。気分があまりよろしくない時なんかは俺の首元に香水をかけてから要求してくる始末だ。でもたったこれだけで機嫌が良くなったり、上機嫌になるんだからやめるにやめられないんだよなぁ………本人も全くやめる様子が無いし。

 

 

八幡「もう暖かくなってきたんだからやんなくてよくね?」

 

ジャーニー「八幡さんならご理解いただけると思いますが、私にも機嫌が良い時と悪い時があります。出来る限り悪い空気は出さないようにはしているつもりですが、どうしても気持ちの整理がつかない時は無意識に出てしまうのです。なので少しでも悪い空気を出さないよう、八幡さんにお願いしている所存です。」

 

八幡「出来ればそういうのは自分で何とかしてもらいたいんだが?ほら、目の前を見てみろよ。今にも飛び出してきそうな奴が超我慢してるから。」

 

シービー「フゥ~……フゥ~……」《●》_《●》

 

八幡「俺、今のアイツに近付きたくないんだけど。」

 

ジャーニー「彼女には私からお願いしたんです、この時間を邪魔しないでほしいと。快く引き受けてくださったのでとても感謝しておりますよ。」

 

シービー「聞いてた話と違う………あたし、八幡に頭を撫でてもらうなんて聞いてない………あたしだってやってもらった事なんて殆ど無いのに………」《●》_《●》

 

八幡「だろうな。俺もお前の頭を撫でた覚えはこれっぽっちも無い。だからこれは不可抗力ってヤツだ。」

 

シービー「そんなの知らない、あたしもやってもらうから。」《●》_《●》

 

八幡「いや、しな「ヤルカラ。」怖いって。こんな事で本気になるなよ、最上級生がみっともない。」

 

シービー「関係無い、やるの。」《●》_《●》

 

八幡「もう話も聞いてもらえなくなってる……ジャーニー、場所変えるか。」

 

シービー「あたしも行く。」《●》_《●》

 

八幡「ついて来んな。」

 

ジャーニー「ふふふ……」

 

 

ーーー10分後ーーー

 

 

ジャーニー「はぁ……満たされました。ありがとうございます、八幡さん。」

 

八幡「やっとか……これで解放され「次、あたし。」る……しないけど。」

 

シービー「するっ!!

 

八幡「しないから。俺も自分の仕事放置してジャーニーの面倒見てるんだから、これ以上邪魔されたくないの。分かったのなら今すぐ扉開けて出てってくれ。」

 

シービー「ヤダッ!!八幡にナデナデしてもらえるまで諦めないもんっ!!」

 

八幡「強情な奴だ……」

 

ジャーニー「執念深いとはこの事なのでしょうね。」

 

八幡「何知らん顔してんだよ。元を辿ればお前のお願いを聞いたせいでこうなってるんじゃねぇか。」

 

ジャーニー「おや、では八幡さんはシービーさんが扉を開けてすぐ抱き着かれても良かったと?」

 

八幡「今この超絶面倒な状況に比べたら100倍はマシだと思っている。コイツもう破裂寸前じゃん。」

 

シービー「分かる?やっぱり分かる?八幡ならあたしの事分かってくれるもんね……もう抱き着いてもいい?」《●》_《●》

 

八幡「やめて怖いから。」

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「ん?誰だこんな時に……どうぞ。」

 

ジェンティル「失礼致しますわ。」

 

八幡「……珍しいお客さんだな。」

 

シービー「八幡、他の女と喋るんなんて浮気?」《●》_《●》

 

八幡「お前とは付き合ってもねぇよ。んで、何か用か?見ての通り少し立て込んでるんだが。」

 

ジェンティル「では手短に……ドリームジャーニーさん、少々貴方のトレーナーをお借りしても?」

 

ジャーニー「えぇ、構いま「ダメ。」……私は構わないのですが、こちらの方が手強いかと。」

 

ジェンティル「あら、ミスターシービーさん。これから大事なお話がありますの。トレーナーを拘束するのはいただけないと思わなくて?」

 

シービー「関係無い、あたしの要求がまだ終わってない。」

 

ジェンティル「ではその要求とは一体何ですの?聞いて差し上げますわ。」

 

 

シービーの理由を聞いたジェンティルは眉を顰めて怪訝そうな顔をしていた。そりゃそうだ、俺に撫でられるなんて意味不明過ぎる。誰もがジェンティルみたいな顔するに決まってる。

 

 

ジェンティル「……行きましょうトレーナー。」

 

八幡「聞いてて思わなかったか、アホらしいって。」

 

ジェンティル「先輩相手に申しわけありませんが、確かにそう思いましたわ。」

 

八幡「気にすんな、この学園の9割がそう思うに違い無いから。」

 

シービー「八幡ナデナデ~ッ!!

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

トレセン近くの定食屋さん(作者:暁海斗)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

ほのぼの系を書いてみたかったので・・・


総合評価:1619/評価:4.58/連載:847話/更新日時:2026年07月11日(土) 20:11 小説情報

貴方の強さは私が知っている。(作者:魔女っ子アルト姫)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

目が覚めたら貴方は……ウマ娘になっていた!!▼何が何だから分からないけど、頼りになる友達の力を借りながら前向きに生きて行こう!!▼RPG-7様より、ランページのAI作成イラストを頂きました。▼【挿絵表示】▼【挿絵表示】▼【挿絵表示】▼


総合評価:11526/評価:8.17/連載:661話/更新日時:2026年07月15日(水) 04:31 小説情報

漆黒の鋼鉄(作者:うづうづ)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

ブラックプロテウス。▼外見的には普通の黒鹿毛ウマ娘だが、彼女には秘密があった。▼それは、『絶対に故障をしない身体』を得て転生してきた、ということだ。▼ウマ娘の例に漏れず走ることが大好きな彼女は何をしても故障をしないその身体を活かし、周囲がドン引きするようなほどのハードトレーニングを重ねて身に着けた身体能力でレースを駆け抜けていく。▼どんな無茶な、無謀な走り方…


総合評価:26839/評価:8.69/連載:68話/更新日時:2026年06月19日(金) 21:01 小説情報

オグリの娘 ~畜生ダービー~(作者:ウヅキ)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

▼ 年老いて足腰も弱り、ベッドで過ごしていたと思ったら畜生道に堕ちていた。▼ 前世ウマ娘で、今世は牝馬に生まれ変わったアパオシャは、オグリキャップ産駒『ウミノマチ07』として肉にされないため競走馬としてレースを走る。▼ 本作のテーマは脳焼きです。よって所々勢いで書いている部分が多いのでご留意ください。▼ ウマ娘プリティーダービー二次創作『変なウマソウルと共に…


総合評価:14390/評価:8.81/完結:71話/更新日時:2023年09月02日(土) 20:37 小説情報

進撃の巨人の世界に15m級の無垢(?)の巨人として転生してしまった……(作者:感謝君)(原作:進撃の巨人)

信じられないと思うが聞いてくれ ▼俺は昨日までしがない大学生としてベッドに転がりながらいつも通り動画を見て惰眠を貪っていたんだ▼別にトラックに轢かれたとか、手違いで殺しちゃったから転生させるね!おじいさんにあった訳でもない▼気付けば俺はだだっ広い平原の真ん中で全裸で突っ立っていて▼鋼のような肉体に転生していたんだ▼……進撃の巨人の世界に……▼


総合評価:5744/評価:7.27/連載:210話/更新日時:2026年07月15日(水) 21:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>