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ララ「天皇賞・春……こんな舞台にいつかは出てみたいですわ。」
マルシュ『私も私も~!いつかはこんな大きな舞台に出て自分の思い描いた勝負服を着て走りたいなぁ~!』
オルフェ「ならばその思い、忘れぬ事だ……その憧憬がある限り、その頂に手が届く日が来よう。」
ララ「ご忠告、痛み入ります。」
マルシュ『私も頑張りますっ!』
八幡「お前が臣下達以外にそういうところをするのを初めて見た気がするな、先輩らしかったぞ。」
オルフェ「フッ………」
ゴルシ「おいおい見ろよアレ、オルフェが得意気にニヤけてやがるぜ~。ある意味レアじゃね?」
ナカヤマ「レアだな。麻雀で純正国士無双が最初から揃うくらいレアだな。」
ステゴ「あぁ、旅に出たら色んな店で割引してくれるくらいレアだな。」
八幡「そんなにレアなのか?俺はよく見かけるんだが?」
ナカヤマ「よく見かける……だとっ!?」
ゴルシ「おいおいおいおい、それマジなのかよ?ソイツが笑う時をよく見かけるって……マジかよぉ。」
八幡(そんなに意外でも無いだろ……)
実況『続いては今回の1番人気、6枠12番、ドリームジャーニー。』
解説『大阪杯からの出走となりますが、良い状態を維持出来ているみたいですね。1,200mの距離延長になりますが、3,000mを走り切った彼女であれば対応出来るでしょう。』
オルフェ「兄上、そこの3人のツボを押せ。余が許す……それに、下々の者にも見せてやらねばやるまい。」
ゴルシ「絶対にやめろっ!!あたしには絶対にやるんじゃねぇぞ!!」
ナカヤマ「あぁ~けどどんだけ痛ぇのかも分からないしな、少し興味あるかもな。」
ステゴ「だな。トレーナー、少しやってみてくれよ。どんな感じなんだ?」
ゴルシ「オメェ等、自分から〇にに行くのかよ……」
八幡「まぁでも経験ってのは大事だしな。よし、じゃあ等価交換と行こうか。お前達2人にゴルシと同じ事をするから、ゴルシにも同じ事していいか?」
ス・ナ「勿論いいぜ。」
ゴルシ「あたしは許してねぇ!!!」
八幡「遠慮する事無いんだぞ?」
ゴルシ「遠慮なんてどこにもねぇよ!!本気で嫌がってんだよ!!」
八幡「……メノ、判決よろしく。」
メノ「わ、私がですかっ!?」
八幡「ゴルシの日頃の行いを鑑みて判断よろしく。」
メノ「……では、言い渡します!判決………『有罪』でありますっ!!」
ゴルシ「おい!!テメェ等被せて言っただろ!!メノは「有罪でありますっ!」って言ってんだとぉ!!?」
メノ「日頃の行いを鑑みて有罪と判断しました!取り押さえ、刑の執行にはご協力致しますので、お声がけくださいっ!」
八幡「よし、決まりだ。じゃあ天皇賞が完全に終了するまでは執行猶予とするか。今は観戦だ。」
ーーー数十分後ーーー
実況『ファンファーレが鳴り響いたこの京都レース場は初夏の装い。これまではスタミナが大いに要求されるレースでしたが、今ではスピードも要求されるレースとなりました。2度の坂越え、下り、そして最後に残すは長い直線での叩き合い!今年はこの16人が淀の坂越えに挑みます。そしてGⅠウマ娘が4人の参戦……そして最後の1人、16番アサクサキングスが入りましたっ!伝統の一戦、淀の3,200m………』
ガッコン!!
実況『天皇賞今スタートッ!!トウカイトリック出遅れた!先行争いは押して押して唯一のティアラ路線からの参戦テイエムプリキュアであります!その後には芦毛のホクトスルタン、3番手内にシルクフェイマス!その外スクリーンヒーロー、ネヴァブションが続いている!サンライズマックスと1バ身差でアルナスライン、その外交わしてコスモバルクが上がって行った!菊花賞ウマ娘にして世界を制したデルタブルース、その外アサクサキングス。後方グループ内にマイネルキッツ、ポップロックが並んで真ん中にドリームジャーニーが続いている。その後ろにヒカルカザブエ、2バ身後ろにトウカイトリックとモンテクリスエス。最後方グループにゼンノグッドウッドにジャガーメイルが殿!第4コーナーをカーブして1周目のスタンド前。」
ステゴ「今日のジャーニーは追込じゃないんだな。」
八幡「いや、追込とは伝えているが後ろから攻め上がる作戦が多かったんだろう。だからあの位置に居るんだろう。」
ナカヤマ「成る程、だからあんなに前に居るような錯覚に見えてるのか。」
実況『向正面に入っていきます!先頭はシルクフェイマスが5バ身のリード!ホクトスルタンが2番手、その隣にテイエムプリキュア!コスモバルクにネヴァブション!アサクサキングスはちょうど中間!内にスクリーンヒーロー。アルナスラインと1枠2人、サンライズマックスとマイネルキッツ!ポップロックとトウカイトリック、追込勢も上がってきている!さぁドリームジャーニーは一体どこから動き出すのかっ!?もうすぐ第3コーナーの登りがやってくる!』
八幡(さてジャーニー、ここからどうする……)
マルシュ『あれ、ジャーニーさんは?』
ララ「っ!ホンマや、どこや?」
ステゴ「影さ。」
マルシュ『影?』
ステゴ「あぁ、他のウマ娘の影だ。」
マ・ラ「あっ、居た!!」
実況『大歓声が起こった!直線に向いた!先頭はアサクサキングス!その外アルナスラインも迫るが、内からはマイネルキッツ!更に内からサンライズマックス!大外からドリームジャーニー追い上げてくる!マイネルキッツ良い脚だっ!アルナスラインとドリームジャーニー猛追っ!!並びかけてくるが粘れるかっ!?』
ジャーニー「頃合いですね………フンッ!!」
ズサァ!!!
実況『マイネルキッツ粘り切れるかっ!?しかし外からドリームジャーニー!ドリームジャーニーが更に追込みにかかってくる!マイネルキッツここまでかっ!?ドリームジャーニー差し切った!!ドリームジャーニーゴールインッ!!粘るマイネルキッツを見事に差し切った!!見事な脚で掴み獲りましたっ!!』
ジャーニー「はぁ……はぁ……ふぅ……」
ジャーニー(見ていてくれましたか、八幡さん?これで2つ目です。)