八幡side
マンノウォー「しかし手紙を見た時は驚いたぞ、何かの冗談かと思って窓を見たら本当に居るのだからな。あの時は冷や汗が止まらなかったぞ。」
八幡「お仕事の邪魔をしてはいけないと思いましたので。それにプロフェッサーがバレンタインのチョコと一緒にあんな手紙を書くからですよ?」
マンノウォー「あっははは!!そうだ、そうだったな!私が唆したのだった!」
八幡「でもお忙しいのでしたら日を改め「いいや、そんな事は無いっ!!お前と過ごす方が優先されるっ!!」そ、そうですか……」
マンノウォー「すると、こっちに来てから1時間くらいか?」
八幡「はい。すぐにご挨拶しようと思っていましたので。」
マンノウォー「それじゃあ食事もまだだろう?ついて来い、共に食事をしようっ!!」
ーーーカフェテリアーーー
「見て、マンノウォーさんだっ!!」
「珍しい~いつもは来ないのに~。」
「隣に居る人って誰かな?」
「さぁ?でも日本人っぽくない?」
八幡「此処ではあまり食事をしないみたいですね。」
マンノウォー「周りがうるさくなるからな。落ち着いてフォークも持てないし口にも運べん。まぁ今日はそんな事関係無いがなっ!」
八幡「みたいですね。」
アメリカで出される料理はジャンクのような見た目だが、しっかりと栄養バランスが構築されている料理だった。しかも人間用のサイズもあったから、俺としても安心出来る。まぁ、俺の隣に大食いもビックリするレベルの大食漢が居るから全く不安じゃなかったけど。
マンノウォー「では、孫との再会を祝して乾杯っ!」
八幡「乾杯。」
マンノウォー「………あああぁぁぁ~!孫とならこのジンジャーエールも最高級ワインと並ぶくらい美味いなっ!」
八幡「(もうツッコむまい……)今更ですが、先生もお変わり無いようで良かったです。」
マンノウォー「私か?そうだな、この役をシービスやアドミラルに任せてもいいと思っているのだが、アイツ等は『まだ動ける内は続投で。』とか『その席は貴女にしか務まらない!』とか色々こじ付けや言い訳をしてるんだ。こんな老害がいつまでもアメリカを引っ張るわけにもいかないというのに。」
八幡「それだけ頼りにされているという証明では?」
マンノウォー「そうとも捉えられるが、アメリカの関係者は私を降ろしたくはないのだろう。本来だったら私の後任はタリアトだったのだが、いつ帰ってくるかも分からない奴の為にいつまでも私の座っている席を空席にはしておけない……という理由で私が座っているわけだが、そろそろ私が居るのも邪魔になると思っている。頭の固い老人が増えても後の若者が苦労するだけだからな。」
八幡「その考えを持っているだけ、プロフェッサーは充分お若いと思いますが。」
マンノウォー「ならばお前は私が死ぬまでこの役に収まれと?」
八幡「そうは言いませんが、トップが中途半端だと内部は崩壊しますからね。その点プロフェッサーだったら実力も成績も申し分ありませんし、仕事は見た事ありませんので何とも言えませんが、あの時の声を聞く限りでは蔑ろにするような人じゃないのは分かりました。そんな人がトップだったら、後の人っていうのは委縮するものですよ。先生レベルだったら何ともないでしょうけど。」
マンノウォー「私がもう少しだらしなくなればいいのだろうか?」
八幡「それもきっと手遅れかと……」
マンノウォー「私だって孫と日本で楽しい余生を過ごすという大きな夢があるというのに……」
八幡「日本にお孫さんが?」
マンノウォー「何を惚けている、お前しか居ないだろう。」
そんなさも当たり前のように言われましても……俺は孫弟子であって孫ではないんですから。
マンノウォー「こんな話はするべきじゃないな。それはそうと八幡、お前この辺りに宿を取っているのか?」
八幡「いえ、飛行機は取りましたが宿はまだです。その辺の「ならば私の家に来いっ!!うむ、そうするべきだっ!!」……いいんですか?」
マンノウォー「寧ろ何でダメなんだ?あぁ、孫を自分の家に泊めるという私の夢が1つ叶った………」ジィ∼ン…
八幡「ははは、それは何よりです……」
マンノウォー「それで、こっちにはどのくらい居るんだ?」
八幡「とりあえず短くて2週間、長くて3週間です。担当のウマ娘には1ヶ月休むように言ってありますので、その間は自分もリフレッシュしようと思っています。なので帰りの便はまだ取ってません。」
マンノウォー「そうかそうかっ!ならばゆっくりしていくと良い!帰りは今日から3週間後の東京行きを用意しておく!それまではアメリカを楽しむと良いっ!」ニッコニコ!
俺と長く居られるのが余程嬉しいのか、3週間後の東京行きってしっかりと言ったな。3週間ずっとアメリカに留まらせる気満々だな。
マンノウォー「よし、やる気が漲ってきた!残りの作業もすぐに終わらせてお前との時間を作ってやるからなっ!!」
八幡「無理はしないでくださいね?」