八幡side
アメリカに来たその日の夜。俺は学園から数㎞離れた場所にある先生の家にお邪魔している。先生の家は別荘と言えるくらいには立派な豪邸で、いくつもの部屋があった。加えてトレーニングルームやパントリーも充実していて、この家だけで数週間は何処にも行かずに生活出来るレベルの充実度だった。そんな家で先生は1人で過ごしている。結構広いから管理してくれる人が居ても不思議じゃないものだが、そういう人は居ないらしい。
八幡「アメリカに居るんだよなぁ~……今。」
何とも実感が無い……プロフェッサーと話していたからだろうか、今でも日本に居るような感覚だ。
ガチャッ
マンノウォー「どうやら寛げているみたいだな。」
八幡「プロフェッサー、どうかしましたか?」
マンノウォー「夕食でもどうかと思ってな、呼びに来た。」
八幡「……もう19時だったんですね、時間の感覚がまだ変な感じですけど、いただきます。」
ーーーダイニングーーー
マンノウォー「お前が居るからな、腕によりをかけて作ったぞ。」
八幡「呼んでくださればお手伝いしたのに。」
マンノウォー「客人にそんな事させるわけにはいかないだろう。それに私がお前に料理を振舞いたかったんだ、このくらいはさせろ。それにお前は数時間前までずっと飛行機の中に居たんだ、疲れているのにそんな事はさせられない。」
八幡「すみません、ありがとうございます。」
マンノウォー「さぁ、夕食にしよう。いつも1人だったから味気ないと思っていたところだ。お前が来てくれてそれも晴れそうだ!」
俺はプロフェッサー手製の料理に舌鼓を打ちながら夕食を楽しんだ。プロフェッサーもこの家で誰かと食事をするのは久しぶりだと言っていたから、料理につける箸は進むしワインの手も止まらなかった。
そして………
マンノウォー「どうらぁ~タリアロォ~!!うららましいらろぉ~!!」
タリアト『その言葉は既に数十回目だ……』
八幡「ベロッベロに酔っ払ってる……」
タリアト『八幡、早く師を何とかしろ。呂律が回ってない上に完全に酔っ払っている……手に負えんぞ。一体どれだけ飲めばこんなになるんだ?』
八幡「ボトル4本は開けてますね。」
マンノウォー「なぁんだぁ八幡~?2人らけれ何を話しれるんだぁ~?」
八幡「いえ、何でも。プロフェッサー、ご気分は?」
マンノウォー「最高らろぉ~!!ころり1番で最高のきふんだろぉ~!!うららましいらろぉ~!!」
タリアト『八幡、早く何とかしろ……私は朝からこんなものを見せられて気が滅入っている。』
八幡「すみません、電話切りますね。」
タリアト『あぁ、そうしてくれ。それから八幡、帰国してきたら私との時間も作るのだぞ。』
八幡「……何とか時間を捻出します。では失礼します。」
……さて、プロフェッサーを何とかしないとな。けどこのまま寝かせたら間違い無く二日酔いは確定だ、こっちにはアサリの味噌汁なんて物は無いだろうから、何か酔いに効きそうな物を調べて作るしかないな。酔いに効くのは……トマトジュースってあるな。この家にあるか?トマトスープでも効果があるみたいだな。
八幡「あっ違う、これは二日酔いに効果のある食べ物だ。飲んでる時飲んでる時……」
マンノウォー「
八幡「はいはい……そうだプロフェッサー、チーズとかあります?」
マンノウォー「
八幡「では少しだけ調理場を借りますね。」
その後、俺はチーズを使った料理をプロフェッサーに食べさせて、もう遅いと思いながらも食べさせた。俺も普段はあまり飲まない量を飲んだから俺も食べた。
ーーー翌日ーーー
八幡「おはようございます、プロフェッサー。体調はいかがですか?」
プロフェッサー「ちゃんと二日酔いだな……飲み過ぎた。」
八幡「でしょうね。覚えているかどうか、最終的にはボトルを5本も開けていましたよ。それはもう気持ち良さそうに飲んでました。」
プロフェッサー「お前と飲めるのが嬉しくて……歯止めも効かず飲み過ぎてしまった………」
八幡「とりあえず二日酔いに効きそうな料理を作ってありますので、歩けそうでしたらダイニングまで来てください。」
プロフェッサー「すぐに行く、お前の料理を冷まして食べるなんて事はしない。」
八幡「無理しなくて大丈夫ですよ、料理はなくなりませんから。」
プロフェッサー「八幡、お前はどうして平気なんだ?」
八幡「俺は料理とお酒を交互にいただいてましたので、そんなに酷くならずに済みました。」
プロフェッサー「私もお前の制止を聞いていれば………」
八幡「誰にだってそういう時はありますよ、俺はまだ経験ありませんけど。」
プロフェッサー「私もこんなに気持ち良く飲んで気持ち悪くなったのは人生で初めてだ………」
それだけ俺を歓迎してくれたって事ですから、俺は嬉しいですよ。それよりも早くダイニングに行って食事にしましょう?