比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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帰ってきた合宿組

 

 

ジャーニーside

 

 

八幡「……そういえば今日だったか?夏合宿から帰ってくるのって。」

 

ジャーニー「えぇ、その筈です。どなたかとお約束でも?」

 

八幡「いや、別に何も。俺も夏合宿と同時にアメリカに行ってたからな、アメリカ土産を渡さないとって思ってたところだ。」

 

ジャーニー「成る程……律儀ですね。」

 

八幡「そんなんじゃねぇよ。それに俺から言い出した事だしな、渡しに行くのだって当然の事だ。」

 

ジャーニー「因みに何方にお渡しになるのですか?」

 

八幡「ライスだ。」

 

ジャーニー「貴方はライスさんがお気に入りですからね。」

 

八幡「お気に入りってわけじゃないんだが……まぁ世話を焼きたくなる奴だな。」

 

ジャーニー「そういう事にしておきましょう。」

 

八幡「いや、事実なんだが?」

 

 

それから八幡さんとトレーナー室で過ごす事数時間後、外から車が動く音に加えて話し声も聞こえてきました。どうやら帰ってきたみたいですね。

 

 

ジャーニー「八幡さん、どうやら帰ってきたみたいですよ。」

 

八幡「ん、分かった。」

 

ジャーニー「つかぬ事お聞きしますが、お土産の品は我々と同じ物なのでしょうか?」

 

八幡「あぁ、そうだが?」

 

ジャーニー「そうですか。」

 

八幡「?」

 

 

ガラガラッ~!!

 

 

シービー「八幡~っ!!!会いたかったぁ~!!!」ダキッ!!

 

八幡「はいはいお帰りお帰り。無事で何よりだよ。」

 

シービー「すぅぅぅ~……はぁぁぁ~……」

 

八幡「おい、何人の服の匂い嗅いでんだよ気持ち悪いな。」

 

シービー「だって2ヶ月も八幡に会えなかったんだよっ!?八幡成分が枯渇するのは当たり前じゃん!!」

 

八幡「(また意味の分からん単語を作りやがってコイツは……)訳の分からん事言ってないで、さっさとこの腕を離せ。」

 

シービー「イヤだっ!!今日は満足するまで八幡から離れないもんっ!!」

 

ジャーニー「良かったですね八幡さん、気に入られているみたいですよ。」

 

八幡「鬱陶しい事この上無いって思ってるよ、俺は……」

 

シービー「それにあたし知ってるんだからね!!八幡ライスにアメリカのお土産あげるんでしょ!知ってるんだからねっ!!」

 

八幡「はいはい、あげる。それが何?」

 

シービー「あたしには無いって事も知ってるんだからね!!」

 

八幡「うるさい奴だな、だからどうしたんだよ……良い子にしてたら頭撫でるくらいはしてやろうと思ったのにそれも無しにするとはな。」

 

シービー「八幡、あたし、良い子っ!!」

 

八幡「もう遅ぇよ悪い子。」

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「どうぞ。」

 

ライス「失礼します。お兄様、来たよ?」

 

八幡「おう、夏合宿お疲れさんライス。まぁ適当に座ってくれ、今お茶……冷たい麦茶出すから。」

 

ライス「うん、ありがとう。」

 

シービー「あたしは絶対に離れないっ!」

 

八幡「もうめんどくさいからそのままでいい。正直暑苦しいからすぐにでも離れてもらいたいところだが、無駄な体力は使いたくない。」

 

ジャーニー「八幡さん、お茶菓子に羊羹をお渡ししても?」

 

八幡「あぁ、構わない。後ろのコイツの分は出さなくていいから。」

 

シービー「いいもぉ~ん!今は八幡成分を補充してるんだもぉ~んっ!」

 

ライス「八幡、成分?」

 

八幡「ライス聞くな、お前は絶対に知っちゃいけない単語だから。」

 

 

おや、まるで私は聞いても構わないという言い方ですね。

 

客人用の羊羹を出して八幡さんの隣に座りました。尚、シービーさんは私の反対側に座っています。

 

 

ライス「アメリカはどうだった?」

 

八幡「楽しかったぞ。ケンタッキーのトレセン学園に世話になっていたんだが、やっぱ日本とは全然違ったな。」

 

ジャーニー「印象に残った事はありましたか?」

 

八幡「食事に関してはやっぱりというべきだったな。量も中々に多かった、普通のサイズでも多いと感じたくらいだからな。後は結構グイグイ来るところだな。」

 

シービー「何それ?ボディタッチが激しいって事?」

 

八幡「そこまで言わないが、確かに気軽に触って来たりはしていたな。」

 

シービー「何それ羨ましいっ!」

 

八幡「お前が今やってんのもそれなんだよアホ。」

 

ライス「レースとかは観たの?」

 

八幡「大きいのはやってなかったが、観戦はした。向こうはフィジカルが強いって感じだな。位置取りは何が何でも良い場所を取りに行くって感じのスタイルだ。直線でもぶつかり合いでの1着争いみたいな感じだったし。」

 

ライス「そ、そんなに激しいレースなんだ……ライス日本でレース出来て良かったぁ~……」

 

ジャーニー「小柄な私やライスさんでは圧倒的に不利ですね……」

 

八幡「かもな。まともに勝負なんてしたらそれこそ勝負にならない、頭を使わないと勝てないかもな。」

 

シービー「あたしもアメリカでレースはしたくないかなぁ。だってそのくらい激しいレースなんでしょ?途中で走る気無くなっちゃうもん。」

 

 

その後も少しだけお話をしてから帰るという事になったのですが……

 

 

八幡「ライス、コレお土産な。何でもいいって言うからチョコにしといた。」

 

ライス「わぁ~ありがとうお兄様っ♪」

 

シービー「そうだ八幡、あたしにはっ!?あたしには無いのお土産っ!!」

 

八幡「………え?」

 

シービー「そういうのいいからっ!!あたしには?」

 

八幡「え、無いよ?」

 

シービー「もう1回アメリカ行って買ってこぉ~いっ!!

 

 

 

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