比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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穏便に?

 

 

永井side

 

 

先週のバーでの不安が抜けないまま、俺は今日職場に出勤している。ヒキタニの奴は俺の上司に報告するって言ってたが、もうしているのか?それともまだか?どっちにしても上司の耳には入るのは時間の問題だ。いや、もしかしたらもう入ってるかもしれない……くそぉ~っ!

 

 

永井「………考えてもしょうがねぇ。」

 

 

ーーー〇□社ーーー

 

 

永井「おはようございます。」

 

 

俺が部署に入った途端、中の空気が変わった。コレはもう確定だ……アイツ絶対にバラしやがった!

 

 

「永井君、班長が出社したら会議室に来るようにって。班長凄い剣幕だったし、部長と常務も一緒に入っていったけど……何かあったの?」

 

永井「い、いや……何でしょう?」

 

 

濁すしか無ぇだろ!ホントの事を言ったら俺の立場が無くなるっ!!

 

 

永井「とりあえず行ってきます。」

 

 

コンコンコンッ

 

 

永井「永井です。」

 

常務『入りなさい。』

 

永井「失礼します。」

 

 

中には先輩が言ってた通り、班長と部長、そして常務が席に座っていた。

 

 

常務「おはよう。まずはかけなさい。」

 

永井「お、おはようございます。失礼します。」

 

常務「君もどうして此処に呼ばれたのかは薄々、ではなく確信がある筈。まずは君の口から聞きたい……何故呼ばれたと思う?」

 

永井「……先週のバーの事、です。」

 

常務「誤魔化さないでくれて良かったよ。君の話を聞けそうだ……」

 

上司「永井、お前も知ってると思うが、トレセン学園の比企谷トレーナーから報告を受けている。だからお前があの場で話していた内容は全部知っている。勿論、部長や常務にも報告済だ。」

 

永井「………」

 

上司「去年の夏合宿であんな事があったばかりだろ?何であんな事をした?しかもお前達の会話はまだ世間には知られていない、俺達が独占取材で得た機密情報なんだぞ!」

 

永井「いや、別に……理由とかは……ただ友人に聞かれたので。」

 

上司「友人に聞かれたからってだけで独占取材で得た情報を話したのか?お前、それがどれだけの事か分かっているのかっ!?事によってはこの会社だけでなくトレセン学園にも迷惑をかける事にもなるんだぞっ!!」

 

永井「………」

 

上司「何とか言ったら「そのくらいにしておけ、上司。」部長……」

 

部長「委縮してるだろ、コレじゃ話せなくなる。君も知っていると思うが、社内で取り扱っている情報は掲載されるまでは口外禁止になっている。もしこれを破った場合は厳罰に処するとも新入社員研修の時に説明している。君の考えを聞かせてもらえるか?この程度であれば問題無いと考えていたのか、それともその認識すら無かったのか……」

 

永井「……考えて、いませんでした。」

 

部長「そうか……」

 

 

その後も班長や部長、常務達からの質問は続いた。汗は出ていなかったが全身から冷や汗が流れているかのような感覚だった。

 

 

部長「……常務、比企谷トレーナーはブエナビスタさんと担当トレーナーにはお話しないと言ってくださりました。なのでここはこれを知っている人間だけで収める方向でいきませんか?勿論永井君の処分が出る以上、会社の上層部には報告しなければなりませんが。」

 

常務「……それがこちらとしてもダメージが少ないか、その方向で進めよう。上には俺から説明する、比企谷トレーナーの説得は2人に任せてもいいかな?」

 

上司「勿論です、お任せください!」

 

部長「承知しました。」

 

常務「うむ……そして永井君、君には追って処分を言い渡す。去年のような処分ではなく重い罰になる事は確実だ。それだけの事をしたのだからね、理解しているね?」

 

永井「……はい。」

 

常務「それではこれで終了する。2人は業務に戻って構わない、永井君は処分が決まるまでは謹慎とする。以上だ。」

 

 

そして俺は来たばかりにも関わらず、退社して自宅に戻った。クソッ、処分ってどのくらいなんだ?減給?それとも停職?まさか懲戒解雇じゃないよな?

 

 

永井sideout

 

八幡side

 

 

部長『……っという事になった次第でございます。比企谷トレーナーにも承知していただきたくご説明させていただきました。』

 

八幡「「わざわざありがとうございます。上司さんにもお伝えしましたが、こちらで何かをしようとか訴えようとかそういう気は全くありませんので。」

 

部長『ご寛大なお言葉ありがとうございます。永井につきましては、処分が決まり次第再度ご報告させていただきたいと思います。』

 

八幡「分かりました。出来る限り出られるようにはしておきます。」

 

部長『よろしくお願い致します。では失礼致します。』

 

 

……やっぱり上まで話が行ったか。まぁ当然だな、このまま黙っておく方が返って印象が悪い。けど上司さんだけでなく部長さんも電話越しだが良い感じの人そうだったし、追い打ちするような事はしなくていいか。

 

 

八幡「頼むからもうこれっきりにしてくれよ?3回目となると俺も流石に容認は出来ない、その時は会社にも学園にもこれまでの事全部話させてもらうからな?」

 

 

もしこれにジャーニーやオルフェが絡んでみろ、確実にアイツを追い込ませるだろうしな。それだけは避けたいし、学生のアイツ等にそんな事はやらせたくない。オルフェはジャーニーが止めるだろうが、俺はジャーニーを止めないとな。

 

 

 

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