比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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軽い打ち合わせと食の誘惑

 

 

八幡side

 

 

八幡「じゃあ、そっちも大丈夫なんだな?」

 

後輩「はいブエナとも話してやりたいって事になりました!」

 

ブエナ「よろしくお願いします!」

 

後輩「それで、コレが大体のこれからの予定です。」

 

八幡「………ほう、秋華賞の後はエリザベス女王杯に参戦か。じゃあその後って事になるな。」

 

後輩「先輩とドリームジャーニーは天皇賞の後はどうするんですか?」

 

八幡「有マ記念に向かう、ジャパンCには出ない。これは元々決めてた事だからな。」

 

ブエナ「そうなんですか、じゃあちょうど良かったかもしれませんね。」

 

八幡「とりあえずエリザベス女王杯まではそっちに任せる。その日まではこっちもこっちで進めるから。エリザベス女王杯後のブエナの調子を見てメニューを組む、お前も手伝えよ。」

 

後輩「は、はいっ!」

 

八幡「ジャーニー、お前もブエナをフォローしてやってくれ。」

 

ジャーニー「承知致しました。秋華賞までは残り少ないですからね、日に日に重圧も増すでしょうからね。」

 

ブエナ「や、やっぱりそういうのってあるんですか?」

 

ジャーニー「私はあまり気になりませんでしたが、感受性の豊かな方でしたら気になるかと。それにトリプルティアラはスティルインラブさんが達成して以来、誰も届いていませんからね。誰もが期待するのは自然の摂理かと。」

 

八幡「まっ、確かにそれはその通りだ。だからこそ周りの空気に流されたりするなよ?どの時代の3冠ウマ娘、トリプルティアラウマ娘は実力の他に強いメンタルがあったからこそ、最後の1冠も獲れたんだからな。」

 

ブエナ「じゃあ私に今必要なものって、そのメンタルかも……この前の札幌記念だってシニアクラスの先輩達にちょっと委縮しちゃってたし。」

 

八幡「まぁ他にも原因はあると思うが、気持ちで負けてたら勝てるレースだって勝てなくなる。レース前にも関わらず負けるなんて思ってたら勝負にもならないからな。」

 

ブエナ「はいっ!」

 

八幡「んじゃあとりあえずはこんな感じだな。ちょうど昼時か……よし、3人は此処で待ってろ。何か作ってくる。」

 

後輩「えっ!?先輩が作ってくれるんですかっ!?」

 

八幡「おう、少し時間貰うからな。」

 

 

その後、俺が作った料理を持って行って、2人が口に運んで料理を飲み込んだと同時に『美味いっ!!(美味しいっ!!)』っと言って料理をかき込み始めた。因みに俺が作った料理は普通の生姜焼き定食だ。大袈裟な反応だと思ったのだが、『貴方の料理を一口食べれば、この反応になります。』っとジャーニーも2人と同じ意見だったみたいだ。

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

ジャーニー「では私達の予定としては、今はこのまま天皇賞へ向けてトレーニングと調整、天皇賞後はブエナさん達のエリザベス女王杯が終わるまで有マ記念引いては職場見学・体験に向けて調整といったところでしょうか。」

 

八幡「そんな感じだ。まぁ天皇賞後は普通のトレーニングで構わないけどな。ただ見学の日に合わせて調整するつもりではあるけどな。」

 

ジャーニー「かしこまりました。オルはどうしましょうか?」

 

八幡「アイツが言ってそのまま言う事を聞くような奴にも思えない、来たかったら来ても構わないって伝えておいてくれ。見世物になるのは避けられないって添えてな。」

 

ジャーニー「ふふふ……では、そのように。」

 

 

今日は土曜日なのだが、明日からはスプリンターズSが始まる。その後は1週挟んでからの秋華賞になるから、天皇賞までなんてあっという間だ。俺達も遅れないようにしないとな。

 

 

ジャーニー「ところで八幡さん、よろしいのですか?」

 

八幡「何がだ?」

 

ジャーニー「お客様がお見えになっているみたいですが?」

 

八幡「アレを客だと思ってんのかお前は?どっからどう見ても俺には注文の多い厄介なウマ娘にしか見えない。お前だって分かってるだろ、アイツ等のしつこさ。」

 

 

俺のトレーナー室の奥で何か騒がしくしているウマ娘達が居るのだ。その正体は誰もが知っているくらい有名なウマ娘なのだが、俺にはただの飯をたかってくるウマ娘にしか思えない。【芦毛の怪物】じゃなくて【健啖家の怪物】だろ。【日本総大将】じゃなくて【無作為大喰らい】だろ。【影をも踏ませぬ怪物】じゃなくて【野菜ビビリの肉至上主義者】だろ。

 

 

ジャーニー「放っておいてもよろしいのですか?」

 

八幡「構うだけ無駄だ、俺だって作る気無いんだから。それにお前だってアイツ等に分けるくらいなら完食するかオルフェに譲るかって思ってるんじゃねぇの?」

 

ジャーニー「流石は私のトレーナーだ、よく理解しておられる。ではもう1人、貴方の元へ来る甘い物好きの彼女は?」

 

八幡「メジロパックイーンかパックマン、パクパクさんとかでいいんじゃね?」

 

ジャーニー「かの名門である彼女をそんな風に呼べるのは貴方くらいのものでしょう。」

 

八幡「確かに凄い実績を持ってはいるが、俺にはそうにしか見えないんだよ。試しにカカオ95%使った手作りチョコでも送ってみるか?勿論カロリーは抑えるからアイツなら欲しがるだろ。」

 

ジャーニー「欲しがるとは思いますが、彼女からすればまるで拷問のようなお菓子でしょうね。」

 

八幡「俺は知ってるんだからな?俺が作ってやってるお茶菓子、アイツにも分けてんだろ?このくらいの意趣返しはしても構わないだろ。」

 

ジャーニー「貴方という人は……ふふふ。」

 

 

 

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