同期3side
沖野「んじゃ早速……祝、ドリームジャーニーの天皇賞制覇、そして歴代GⅠ最多勝利記録更新!おめでとう比企谷、乾杯~っ!!」
『乾杯~っ!!』
沖野「いやぁ~にしても驚いたもんだ!たった3年でGⅠを8勝しちまうんだからよ~!」
南坂「本当ですね、あっという間に追い抜かれてしまいました……僕なんてまだGⅠを1回も勝ってませんから。」
八幡「いや、まぁ……ウマ娘のおかげですよ。俺1人だけじゃこんな事にはなってませんよ。」
田辺「謙遜する必要は無いじゃろう。この中に居る全員が、もうお前さんの事を新人トレーナーとは思っておらん。っというかベテラン以上とさえ思っている。」
八幡「お世辞でもありがとうございます。」
東条「田辺さんの言っている事は本当よ、お世辞なんかじゃないわ。それに聞いた事無いもの、担当を持って最初からGⅠを3年連続で獲り続ける新人トレーナーなんて。私が知る限り前代未聞だわ。」
小宮山「まぁそういう事。おハナさんの言う通り凄い事なんだから、もっと誇っていいと思うよ?だってレース場ではこんな事を言ってる人だって居たよ、『【皇帝】シンボリルドルフを超えたっ!!』って。」
八幡「超えたのはジャーニーであって俺ではありませんよ。」
くそ……何でアイツばかりチヤホヤされてんだよムカつく!
同期2「それで言うなら後輩も負けてませんよ?コイツだって最初の年にGⅠを勝ってトリプルティアラ達成してるんですから。」
メインT「俺が教えたのはたったの1年だけだったが、その後は自分なりに昇華してちゃんとここまで来たからな。」
後輩「い、いやぁ…でもここまで来れたのだって先輩のおかげですから。デビュー戦で負けた後は先輩から色々と教えてもらいましたし、そのおかげで阪神JFを勝てて、トリプルティアラも獲れたと思っていますから!」
八幡「あまり謙遜する必要は無いと思うけどな。さっきメインTも言っていただろ、自分なりに昇華したって。俺が教えた事だってそれと同じだ……お前はそこで終わらせなかったからこそ、自分なりにメニューの構築やトレーニングの幅を広がせた。だからブエナにトリプルティアラを獲らせる事が出来たと思っている。もし最初のデビュー戦で負けていた時に他人に声をかける事をしていなかったら、視野の狭いトレーニングのまま秋華賞を迎えていたと思う。まぁどうなっていたかは分からないけどな……それでもメインになってから天狗にならなかったのは良かったと思う。」
後輩「……あ、あはは。何か先輩からこんなに褒められるのはくすぐったいですね……///」
東条「良い先輩してるじゃない比企谷君。」
沖野「俺達よりも良い先輩じゃねぇか。」
黒沼「お前よりは良い立ち回りをしているのは確実だな。」
六平「あぁ、間違いねぇ。」
沖野「ちょ、沖野さんまでそれは無いですよ~!」
同期3「……チッ。」
先輩1「気にするな、妬くだけ無駄なのは分かってるだろ。」
同期3「それはそうですけど……」
先輩1「大丈夫だ、来年にはお前だって1人立ちだ。その頃にはお前にも担当がついてる。」
同期3「……はい。」
比企谷は担当のおかげで凄い実績を叩き出してる。同期の1と2も今年から担当を1人を任されて1~2勝している。遅れているのは俺だけ……いいや、先輩が俺をちゃんと育ててくれているんだ!遅れているわけじゃない!
同期3「………」チラッ
アイツ………
ーーー数十分後・廊下ーーー
同期3「……おい。」
八幡「何だ?」
同期3「あまり調子に乗るなよ。お前なんてあの担当が居なきゃ何も出来ないんだからな!」
八幡「………」
同期3「………」
八幡「……えっと、終わりか?」
同期3「は、はぁ!?な、何がだよっ!?」
八幡「いやだって当たり前の事を今更言われてもなって思ったから。他に何かあるのなら続きが聞きたかったんだが……無いのならもう行く。」
同期3「このっ……まぁいい。お前なんてドリームジャーニーがDTに移籍したらまた担当探しになるんだからな。」
八幡「……あんま自分で言いたくないんだけど、俺って一応3冠トレーナーだから俺からもウマ娘ってある程度選べるんだからな?(1年目の時もそうだったとは言わないでおこう……だってあの頃の逆スカウトすげぇぞ?)」
同期3「お前なんかの担当になりたい奴の気が知れねぇよ!」
八幡(……後、次の担当はオルフェでほぼ決まりだというのも言わないでおくか。)
八幡「まぁそこはお互い様だろ、どうするかなんて最終的には当人同士で決めるんだからな。一緒に走りたいのならそれで良し、気に入らないのならそれで良し、俺はそう思ってる。」
同期3「はぁ?そんなんで良いウマ娘が担当になるかよ!」
八幡「そのやり方で俺はドリームジャーニーの担当トレーナーになったんだけど?」
同期3「なっ……チッ!」ズカズカッ!
八幡「……結局、何が言いたかったんだ?次の担当の心配をしてくれたとか?いや、アイツがそんな事をしてくれるとは思えないな。まぁいいか、戻ろっと。」