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東条「それでは、今から昼食時間となります。この学園のカフェテリアにはウマ娘は勿論、トレーナーも利用する事がありますので、人間サイズもあります。食べる量に自身のある方はウマ娘の平均量をチャレンジしてみてもいいかもしれませんが、午後からも見学は続きますので、それを踏まえた上での量を選択してください。」
桐生院「注文するには厨房横にある券売機から選べます。料金は取りませんので、そのまま選んで大丈夫です!」
東条「券売機は5つありますので、焦らないで順番に選んでください。」
東条・桐生院が率いる班はカフェテリアに到着し、ちょうど説明を終えたところだった。長谷川・南坂ペアの班は既に昼食を摂っていた。班を作る事にしたからか、グループを作っている者達もあれば1人で居る者も居た。しかしトレーナー達はそこまで強制する事はしなかった。此処に居るのはトレーナーを目指す上では立場は一緒だが、逆に言えばトレーナーという職業を取り合うライバル同士……来年の4月にどうなっているのかは誰にも分からない。
桐生院「注文が済みましたら、あちらの席に座って食事を摂ってください。」
八幡「……お疲れさん。」
桐生院「あっ、比企谷君!お疲れ様です。」
八幡「あぁ……っつっても俺はこれからだけどな。」
東条「安心して、ちゃんと案内してから貴方達の所まで来るから。」
八幡「えぇ、お願いします。道草食っても構いませんよ?」
東条「しないわよそんな事。」
「っ!ねぇ、東条さんと桐生院さんと一緒に離してるあの人って……」
「っ!!間違い無い、比企谷さんだ!ドリームジャーニーを担当してる3人目の無敗の3冠トレーナーだっ!」
「すげぇ、本物だ……っ!」
八幡「……俺が居たら落ち着いて食事とか出来なさそうですね。」
ジャーニー「もしかしたら八幡さんとお話をしたいからだと思いますよ。」
八幡「何で俺と?」
東条「決まってるじゃない、トレーナーになる前から3冠トレーナーと話せるなんて貴重な体験そのものだもの。」
桐生院「トレーナーになれば、嫌でも顔を合わせますからね。」
八幡「そうか、桐生院は俺と顔を合わせるのが嫌って事がよく分かった。」
桐生院「ち、違います!そういう意味で言ったわけではありません!」
八幡「まぁ今のは冗談だ。それに俺やジャーニーはともかく、もう1人は周りが騒がしくするのを良しとするとは思えないからな。俺達は向こうに行かせてもらう。それに担当の昼飯だってまだ途中だからな、早くしないと注文が多くなるかもしれない。」
ジャーニー「私はそのような事はしませんよ?」
八幡「どうだか……まぁいい、では失礼します。また後程。」
八幡は奥のカウンター席の方へと向かい、ジャーニーはその近くのいつも利用している席に向かった。
東条「トレーニングが楽しみね。」
桐生院「はい。」
「あの~東条さん、桐生院さん。」
東条「?何かしら?」
「さっきのって比企谷トレーナー、ですよね?此処で食べないんですか?」
東条「彼が此処に座ったら食事そっちのけで質問してくるだろうからって気を遣ってくれたのよ。それから安心して、ちゃんとその時間も設けてあるわ。」
「そ、そうですか。良かったです……」
ーーー2時間後ーーー
長谷川「以上がこのトレセン学園の施設や環境となっております。この中には初めて来た方やそうでない方も居ると思いますが、トレーナーの業務は多岐に渡ります。」
東条「やる事はたくさんあって大変ですが、それだけにやりがいのある職業です。何より、ウマ娘と一緒に高みへ目指す事が出来る……そんな環境でもあります。」
六平「最初から活躍出来る、とは思わん事じゃ。地道に1歩ずつ進むのが1番の近道じゃ。」
沖野「まぁ困った事があったら何でも聞きな!俺達が聞いてやるかぐほぉっ!?「失礼しました、口の悪い同僚が居ましたので。」おぉ……そりゃねぇぜおハナさん~。」
黒沼「最後に、お前達が1番見たいであろうものを見に行く。これがトレーナーが1番光る場面であると同時に責任を持たなければならない時間だ。」
そしてトレーナー達の後ろをついて歩くトレーナー希望者達。辿り着いたのはBコースのトラックだった。そこにはトレーナーの比企谷八幡と後輩、ウマ娘のドリームジャーニーとブエナビスタの姿があった。
長谷川「比企谷君、後輩君、お疲れ様です。」
八幡「お疲れ様です。では最後のプログラムになります。きっと確認した人も居ると思いますが、解散の前に【???】が2つあると思います。1つ目は短い時間ではありますが、これからトレーニングを実施します。2つ目は我々トレーナーとの質問会です。最初にトレーニングを見ていただきますので、各自で見やすい場所に移動してください。」
八幡が言い終わったタイミングで希望者全員が様々な場所に散って行った。
八幡「(もう大丈夫そうだな。)では、トレーニングを開始する………はぁ。」
後輩「………」ガチガチ…
八幡「お前もあっち側行くか?」
後輩「っ!!い、いえ!大丈夫ですっ!!」
八幡「なら行くぞ……じゃあまずはアップからだ、4人共いつも通りにな。」
オ・ジャ・ブ・ラ「うむ。(分かりました)(はいっ!)(ひゃいっ!)」