比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ちょっとのお休み

 

 

八幡side

 

 

八幡「クリスマス会に向けての準備はどうだ?もうあまり時間とか無いだろ?」

 

ジャーニー「いえ、意外にも順調に進んでおります。当初は例年通りの案で進めていたのですが、カードゲームをしたのが良い方向に進んだのでしょう。今年のクリスマス会は例年とはまた違った良さを引き出せると思いますよ。」

 

八幡「ほう……メノがよく許したもんだな。」

 

ジャーニー「最初こそはメノさんが安全第一にと進めていたのですが、オルやナカヤマさんがそれでは一方的過ぎると指摘しましてね。それでカードゲームをしたのですよ。紆余曲折あった末に、今では順調に準備が進んでおります。」

 

八幡「そうか、まぁ順調なら俺から言う事は無い。それからキツくなったらすぐに言えよ、予想でしかないがお前は取りまとめみたいな事もしてるんだろ?今は身体も頭も使ってる状況だ。安松時はあまり無いだろう。」

 

ジャーニー「お心遣いありがとうございます。ですが大丈夫です、他の皆さん……特にゴルシさんがフォローしてくださっていますので。トレーニングの方も支障無く行えていると自負しています。」

 

 

今のところ大きな問題は無さそうだ。っていうかこのペースならクリスマス会の準備と有マ記念の両方とも大丈夫そうだ。それにゴルシは俺との約束を守ってくれてるみたいだしな、ジャーニーの負担を軽くしてくれてるみたいだし、ツボ押しはしなくても大丈夫そうだ。

 

 

ジャーニー「八幡さんの方こそ、お休みになられていますか?」

 

八幡「俺?俺は別に切羽詰まってるわけじゃないから普通に過ごせてるぞ。トレーナー寮でクリスマス会をするって話も無いしな、寮は静かなもんだ。そのおかげで夜は普通に眠れているしな。」

 

ジャーニー「それは安心しました。八幡さんもご無理はなさらないでくださいね?」

 

八幡「それは俺の台詞だと思うんだが……まぁ気に留めておく。」

 

ジャーニー「えぇ。そうそう、両親から連絡がありましてね。有マ記念は私達も観戦しに行くとの事です。」

 

八幡「了解した。じゃあ当日はオルフェと両親が部屋に居るって事だな。」

 

ジャーニー「そうなります。お手数ですが、オルと両親の事をよろしくお願いします。」

 

 

ご両親に会うの久しぶりだな……最後に会ったのって確かファン感謝祭の時じゃなかったか?もう半年以上も経つのか、早いもんだ。まぁあの2人も忙しいだろうし、レースを観に来る暇もあまり無いんだろう。確か金細工師とイラストレーターだからなぁ……

 

 

八幡「……一応、俺の親にも1本入れておくか。」

 

ジャーニー「それがよろしいかと。」

 

八幡「念の為聞くけどさ、お前本当に休めてる?今思い出したけど、遠征支援委員会の業務だってあるだろ?あの委員会だってお前1人で回しているようなもんだ、大丈夫か?」

 

ジャーニー「ツールを作成しましたので問題は特にございません。」

 

八幡「あぁ~そういえばそうだった。要らぬお節介だったな。」

 

ジャーニー「いえいえ、それだけ八幡さんが私の事を気にかけてくださっているのが分かりますので。」

 

 

ガラガラッ

 

 

オルフェ「……やはり此処だったか。」

 

ジャーニー「オル、どうかしたのかい?もしかして休憩かな?」

 

オルフェ「うむ……自室や姉上の委員会本部でもよかったのだが、どうにも落ち着かぬ。」

 

八幡「此処だと余計に落ち着かないんじゃねぇか?」

 

 

オルフェはそのままソファに横になった。一昨年に買った炬燵は出しているんだが、横になるような場所じゃないしな。けど少し寝心地悪そう……

 

 

八幡「オルフェ、頭にクッションでも置くか?」

 

オルフェ「……献上せよ。」

 

八幡「おう。ジャーニー、コイツをオルフェの頭のところに置いてやってくれ。」

 

ジャーニー「はい。」

 

オルフェ「………」

 

八幡「……うん、大丈夫そうだな。」

 

ジャーニー「そのようですね。ありがとうございます、妹の事まで見ていただいて。」

 

八幡「もうそれが当たり前になってるからな、今更何とも思わねぇよ。」

 

ジャーニー「では多少のわがままであれば問題無い、と?」

 

八幡「それも今更だな。何度聞いてきたと思ってるんだ?」

 

ジャーニー「それもそうですね。では少しだけ私のわがままを聞いていただいても?」

 

八幡「何だ?」

 

ジャーニー「天皇賞以来、頭を撫でてもらっていません。そろそろお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

八幡「……前に聞いた気がするんだが、お前達姉妹って他人に触られるのって嫌いなんじゃなかったか?」

 

ジャーニー「えぇ、嫌いですよ。心を許した人にしか触らせません。なので八幡さんには触らせるのを許しています。」

 

 

うぅ~ん何だろう、俺の事を認めてくれているのは素直に嬉しいんだが……その嬉しさ余りに頭を撫でるのはちょっと違うと思う。だって頭を撫でるのって義務では無いわけだし。

 

 

ジャーニー「お願いします。」スッ…

 

 

そうこう考えている内にジャーニーが頭をこちらに差し出してきた……こうなったらもう俺にはどうする事も出来ない。だって俺の座右の銘は【押してダメなら諦めろ。】だからな。

 

その後はジャーニーの気が済むまで頭を撫でていた俺だが、起きたオルフェにも同じ事をする事になり、結局いつも通りの姉妹労わり回をする羽目になった。

 

 

 

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