比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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重鎮達とエアグルーヴの来た理由

 

 

エアグルーヴside

 

 

エアグルーヴ「セクレタリアト………アメリカの3冠ウマ娘にして最強の………」

 

タリアト「最強、か……それは私には相応しくないな。私よりも強いウマ娘を私は1人知っているのでな。君は知らんだろうが、私の師にして八幡の大師匠にあたるマンノウォーは私よりも強い。あの人に並び立てるウマ娘が現れる可能性は現役のウマ娘には申しわけ無いが、到底現れるとは思えん。」

 

エアグルーヴ「マ、マンノウォーがお前の大師匠だとっ!?八幡、私はそんな事聞いていないぞ!!」

 

八幡「あぁ~……悪い、いつもエアグルーヴのレースに来てはすぐ帰っちまうから紹介する暇が無くてな。悪いな、黙ってたわけではないんだ。」

 

エアグルーヴ「……まぁいいだろう。」

 

タリアト「まぁ落ち着け、エアグルーヴ。今回は紹介する暇があるだろう。」

 

エアグルーヴ「?それはどういう………」

 

タリアト「今回のジャパンCでは海外の重鎮が顔を揃える。アメリカからは3冠ウマ娘アファームド、アイルランドの出身にしてイギリスの3冠ウマ娘ニジンスキー、イギリスの至宝ダンシングブレーヴ、ニュージーランドの英傑ホーリックス、どのウマ娘も国を代表するウマ娘だ。」

 

八幡「どのウマ娘も凄いですね……ってあれ?先生の名前なんて無いじゃないですか。」

 

タリアト「君なら分かるだろ?来る理由は君に会う為さ。要はお忍びというわけだ。」

 

八幡「な、成る程………じゃあその時にでもプロフェッサーの事を紹介しよう。」

 

エアグルーヴ「あぁ、よろしく頼む。」

 

 

各国の世界に名を轟かせたウマ娘達が日本に来るとはな。今年のジャパンCはそれ程までに注目されているという事なのだろうか?

 

 

タリアト「まぁそういうわけだ。エアグルーヴも師に会えるだろうから安心したまえ。」

 

エアグルーヴ「分かりました。時間がありましたらよろしくお願いします。」

 

八幡「………?というかエアグルーヴ、お前は何で此処に来たんだ?門限はギリギリだぞ?」

 

エアグルーヴ「っ!そうだ、聞けるかどうかは分からなかったが気になっていた事があってな。今更だが、八幡は何故あんなにも怪我に敏感なのかと思ってな。普通のトレーナーは跛行やコズミでは大した反応はしない。骨折ならば仕方はないが、八幡はそうではない。コズミでも敏感な反応をしていた。それはどうしてかと思ったな。」

 

八幡「………」チラッ

 

タリアト「………」

 

 

………何故八幡はタリアト殿を見ているのだ?もしやタリアト殿に何か理由が?

 

 

タリアト「………その話をするには時間が足りないな。その話はまた今度にしてくれ。その代わり、私が説明をしよう。そもそもの理由は私にあるのだからな、八幡に私のわがままを押し付けてしまったようなものだからな。」

 

八幡「先生、それは違い「いや、何も違わない。」……ですが、あんな事があれば誰もがこうします。もしくは………この世界から離れるか。」

 

タリアト「………そうだな。」

 

 

…何だ、タリアト殿のあの顔は?とても辛そうな顔をしている。それと同じく悲しみの表情も汲み取れる。

 

 

八幡「………エアグルーヴ、明日はレースもある。今日はこのまま帰ってくれないか?流石にこの話は先生の前でするのは気が引ける。実体験した先生の前で言うのは………な。」

 

エアグルーヴ「………そうだな、門限はもうギリギリだ。私は帰らせてもらう。セクレタリアト殿もまた明日、お会いしましょう。今日はありがとうございました。」

 

タリアト「いや、礼を言うのはこちらの方だ。」

 

エアグルーヴ「では、失礼します。」

 

 

………八幡とセクレタリアト殿のあの顔、相当な理由があるのだろう。でなければあのような顔はしない。一体どんな理由があるというのだ?

 

 

エアグルーヴsideout

 

八幡side

 

 

八幡「……なんか、今日は偶然がよく重なりますね。大阪杯の前の日に加えて怪我の事まで聞かれるなんて………大丈夫ですか?」

 

タリアト「あぁ、問題無いよ………八幡、君にも謝らねばな。私の教えた事とはいえ、お前にもそんな顔をさせてしまった。」

 

八幡「いいんですよそんな事気にしなくて。あんな事があれば怪我に敏感になるのも仕方のない事ですよ、寧ろトラウマになりそうです………」

 

タリアト「君がそんな顔をするな。いや、無理な話か………済まないな。」

 

八幡「いえ。」

 

 

この話は先生がまだ現役の頃の話。この事が原因で先生はウマ娘達の怪我により一層気を配るようになったとも言える。俺もこの話を聞いた時は鳥肌が立ったと同時に背筋が凍るような感覚だった。それを先生は目の前で体験したのだ、俺の苦痛なんて先生の比じゃない。

 

 

八幡「でもいいんですか?先生から話をする、なんて言ってしまって。先生でなくても俺から「いいや、先日の詫びもある。私から話すと決めた。」………分かりました。その時は俺も同席します。その方が先生も安心でしょう?」

 

タリアト「あぁ、ありがとう。その方が私も話しやすい。もしかしたら途中で話せなくなってしまうかもしれないからな。」

 

八幡「はい、その時は任せてください。」

 

 

 




明日のジャパンCに凄いメンバーが来るようです。

先生の過去に一体何が………
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