エアグルーヴside
実況『さぁ今、アイルランドからの参戦ウマ娘のビルサドスキーが姿を表しました!!』
解説『このウマ娘はなんと言っても海外レースで勝利を収めているのが強みです。遠征でGⅠレースを勝つのは余りある程のアドバンテージですよ。』
実況『そしてトレセン学園に通うお嬢様、ファインモーションさんのお姉さんでもあります。謂わば王族のウマ娘がこの大舞台に参戦しているのです!!』
ピルサド「見ているかいプリンセスよ!!私はこの地でも栄光を掴み取る!!その瞬間をその
実況『今回は3番人気に落ち着きましたが、実力は負けていませんからね〜。レースが楽しみです!さぁ残すウマ娘は後1人、エアグルーヴのみです!』
………出るとするか。
実況『さぁ今姿を表しました!!我が国が誇る無敗のティアラ3冠ウマ娘にして連戦無敗のウマ娘、エアグルーヴです!!』
解説『パドックでも思いましたが、毎回毎回素晴らしい仕上がりですね。流石は今噂の【天眼】トレーナーですね。こうも連続で見栄えする仕上がりだと腕は確かなのだと言わざるを得ませんね。』
エアグルーヴ「………」
実況『さぁこれで今年のジャパンCに出走する優駿14人が集結しました!この中からただ1人のみが栄光を掴む事が出来ますが、それは一体誰なのでしょうか!?』
八幡「エアグルーヴの奴、クラシック以来だが凄いな。完全に周りのウマ娘達が呑まれてる。」
フジ「え?」
マンノウォー「ふむ……八幡、エアグルーヴと別れる前に何か変わった事はなかったか?」
八幡「あったといえばありましたが、それが引き金になるのでしょうか?」
タリアト「八幡、ウマ娘……というよりも女というのは君が考えている以上に複雑な生き物なのだよ。」
八幡「………奥が深いですね。」
マンノウォー「これは流石の八幡でも一生理解するのは無理だろうな!!あっははは!!」
タリアト「笑い過ぎだぞ我が師よ……しかし八幡の言う通り、他のウマ娘達が萎縮している。これはレースにも影響が出そうだな。」
八幡「えぇ、さてどうなるか………」
ファンファーレが鳴り響いて、これからゲートへと向かうところなのだが、周りのライバル達は明らかに当たりを警戒するかのような仕草を取っている。貴様等には悪いが、今のは私はこんなものでは収まらんくらいに気が立っている。だが心は酷いくらいに冷静だ………この感覚は一体何なのだろうか?
バブル(この気迫……間違いない、エアグルーヴだ!間近で受けたのは初めてだけど、こんなに凄いなんてね………押し潰されちゃいそうなくらい圧が凄いよ。)
カイタノ(What the hell is that!? What is this!? What is this pressure that pierces your body!?)
訳「一体何なんだ!?これは何だ!?身体に突き刺さるようなこの重圧は!?」
エボニー(My body can't move forward…… It's the first time I've heard what I say even if I grab my tail……This is all because of this pressure. Who the hell are you? I can't believe I can get this much aura………)
訳「身体が前に進まない……尾を掴んでも言う事を聞かないなんて初めて……これも全てこの圧のせいよね。一体何者なの?これだけのオーラを出せるなんて………」
実況『何だかゲート入りを嫌がる素振りを見せるウマ娘が多いですね……日本海外問わずゲート入りを渋っている様子です。一体どうしたんでしょうか?』
解説『珍しいですね……こんな事が起きるなんて。あんまり無い事なんですけどね。』
ピルサド「……この身体を刺すような感覚、過去に一度も味わった事も無い。断言出来る、このレースは今までで1番厳しいレースになる。」
実況『さぁ各ウマ娘漸くゲートに収まりました!!今年こそ日本勢が勝利を収めるのか!?それとも再び海外のウマ娘が世界の壁の高さを知らしめるのか!?』
ガッコン!!
実況『ジャパンC今ゲートが開いてスタート!!出遅れたウマ娘が半分居る中、エアグルーヴ、バブルガムフェロー、ピルサドスキーは好スタートを切りました!!先頭譲らないツクバシンフォニー前に行きました!後ろにはアメリカのゴンズ、続くようにタイキフォーチュンも上がっていった!エアグルーヴとバブルガムフェローが並ぶように4、5番手を追走!さぁ1コーナーカーブに差し掛かりました!!』
理想的な位置になったな……このまま3コーナーまではジッとしていよう。そして中間から一気に仕掛ける!
実況『さぁ向正面になって依然先頭はツクバシンフォニーがレースを引っ張ります!後ろにタイキフォーチュン、ゴンズが3番手。エアグルーヴ今日は前目のポジション!マークするようにバブルガムフェローとスノーエンデバーとロイヤルタッチ!さぁ後ろからは海外勢が押し寄せてくる!エボニーグローブ、カイタノ、ピルサドスキーが接近を図っている!さぁ3コーナーの中間に差し掛かります!!』
………此処だっ!!
ズサァッ!!!
実況『おっとここでエアグルーヴ一気に加速!!!先頭集団に食らいつきに行きました!!さぁ各ウマ娘動きが激しくなってきました!!』
バブル(う、嘘………天皇賞よりも明らかに速いっ!!)
ツクバ(え、並ばれ……ない!?こんなに速いの!?こんなのレベルが違い過ぎる!!)
ピルサド(ふっふっふ………流石は女帝陛下、ならば私もそれに応えなくてはなっ!!)
実況『さぁエアグルーヴが4コーナーを曲がって直線に向きました!!後ろを引き離せるのかどうか!!さぁ横に広がったが追い込んでくるウマ娘は誰だ!?しかしエアグルーヴとんでもない脚だ!!!みるみる差を作っていく!!4バ身、5バ身、6バ身と引き離している!!後ろからはピルサドスキーが追い込んできている!連れて上がってきているのはバブルガムフェローだ!!しかし先頭エアグルーヴこれは独走状態!!誰も追いつけない!!もはやこれは異次元の強さ!!エアグルーヴ、完勝〜!!!』
よしっ!!勝ったぞ!!
実況『ただ1人、レベルが違い過ぎた!!こんな事があっていいのか!?世界の強豪でも全く歯が立ちませんでした!!勝ったのは9番のエアグルーヴ、見事な大勝利です!!』
エアグルーヴ、まさかの8バ身差の大勝利………
エアグルーヴヤバいって〜!!