比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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大事な時に何故?

 

 

八幡side

 

 

八幡「………何故今なんですか?」

 

たづな「すみません!2ヶ月前から依頼があったのですが、今の時期は忙しいからとお断りをしていたのです。しかし、先方も流石に待ち切れないらしくて………」

 

八幡「あの……ウチ今ホントに忙しいんですけど?駿川さんなら分かってくれますよね?フジが朝日杯FS、エアグルーヴが有マ記念ですよ?GI2週連続なわけなんですよ。フジに至っては来週ですよ?それなのにどうして依頼が出来るんですかねその依頼者は?頭に脳とみそ詰まってます?」

 

たづな「や、やっぱりそういう反応になりますよね……すみません。」

 

八幡「しかもそれを受けた理事長も理事長ですよ。どうしてくれるんです?明日の予定丸々潰れちゃったじゃないですか、もしかして理事長も依頼者と同類ですか?理事長の前頭葉の部分って機能してますか?」

 

 

俺は今ボロクソに言ってるが、そのくらいの事を言えるくらいにまで頭に来ている。いやだって考えて?目標の舞台まで1週間だってのに、そんな余裕あると思ってんの?しかもGⅠだぞGⅠ。

 

 

理事長「も、悶絶………まさか、比企谷トレーナーがそこまで言うとは思わなかった………」

 

八幡「言いたくもなりますよそりゃ。トレーナーの断りも無く受けてしまった無鉄砲な理事長の頬を力一杯引っ張りたいくらいには。」

 

理事長「こ、懇願!!それだけはやめて欲しいっ!!」

 

八幡「もういいですよ、それは駿川さんに任せるとして「何も良くない!!」依頼の内容って何ですか?」

 

たづな「はい、エアグルーヴさんとフジキセキさんをモデルとした勝負服を作成したとの事で、そちらを着て撮影をさせて欲しいとの事です!勿論、八幡トレーナーも是非ご一緒にとの事です。」

 

八幡「いやいや、トレーナーなんですから俺も同行しますよ。何をそんな当たり前な事を。」

 

たづな「あっ、そうではなくてですね。八幡トレーナーもご一緒に撮影という意味でして「今から断り入れていいですか?」は、八幡トレーナーッ!?」

 

八幡「あのですね?俺写真とか動画とかに入るのって嫌なんですよ。2人ならまだしとも何で俺まで?」

 

たづな「その……担当者が2人居て、そのうちの1人が八幡トレーナーの大ファンだという事でして………」

 

八幡「………お断りしますので、失礼します。」

 

たづな「ま、待ってくださ〜いっ!!」

 

 

その後俺はとりあえず2人に話をするという事で場を収めたのだが、話しづらい。もうすぐ2人の大舞台だというのに、その前に勝負服での撮影会だなんてよ………ホント、理事長の頬引っ張れば良かった。

 

 

八幡「……っというわけでな、俺もさっき知らされたわけだ。俺が言うのも変だが事後報告だ。」

 

エアグルーヴ「………」

 

フジ「………」

 

 

ホラ見ろ、2人共固まってんだろ。当たり前だ、こんな大事な時に撮影会なんて「八幡。」してるば………?

 

 

八幡「何だ?」

 

エアグルーヴ「その会社の番号は分かるか?」

 

八幡「え?あ、あぁこれが詳細だから。」

 

 

するとエアグルーヴとフジは外に出て行ってしまった。え、何?片手に詳細とスマホ持ってたんだけど?何しに行ったんだ?

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

ガチャッ

 

 

八幡「ん?おぉ戻ったか……」

 

エアグルーヴ「……八幡、明日は気合を入れるぞ。」

 

八幡「え?」

 

フジ「撮影会、楽しみじゃないか!」

 

八幡「……もしかして、乗り気?」

 

エアグルーヴ「あぁ、無論だ。」

 

 

えぇ……意外。そんな事してる場合ではないって一蹴すると思ってたのに、まさかの快諾?どうしたの?

 

 

八幡「念の為聞きたいんだけどよ、何があったんだ?電話してたんだと思うが、少し気になってるんだが………言いたくなかったら別にいいが。」

 

フジ「八幡トレーナーさん、それは内緒♪」

 

エアグルーヴ「明日になってからのお楽しみだ。」

 

八幡「俺は明日になってほしくないんだが?まぁ俺は断るけどな。」

 

エ・フ「八幡(トレーナーさん)も一緒にやるに決まっている(じゃないか)!!」

 

八幡「えぇ………」

 

 

何故か物凄いやる気というか乗り気な2人に俺は少し困惑している………まぁでもこうなった以上、理事長に報告はしておかないとな。2人がやる気になった経緯については気になるが、そこは触れないでおこう。

 

 

八幡sideout

 

エアグルーヴside

 

 

時は遡り数分前………

 

 

エアグルーヴ「もしもし、私はトレセン学園高等部在籍のエアグルーヴと申します。撮影会の詳細を見ているのですが、こちらの撮影にはトレーナーも同伴での撮影も可と記されていますが、それは本当ですか?………はい………えぇ、私もフジキセキもトレーナーと同伴での撮影を希望します。勿論単独の撮影も協力致します……はい、分かりました。では明日必ずお伺い致しますので、よろしくお願いします………はい、失礼致します。」

 

フジ「どうだった?」

 

エアグルーヴ「向こうも乗り気だったぞ。やはり私達というよりも八幡と一緒というのが、どちらかといえば今回のコンセプトらしい。」

 

フジ「衣装に関しても申し分無いね。これは明日が楽しみだよ。」

 

エアグルーヴ「あぁ。それに良い気分転換にもなる。」

 

フジ「八幡トレーナーさんは行きたくなさそうだったけど、これは行くしかないよね?」

 

エアグルーヴ「あぁ、そうだな。」

 

 

 




突然の撮影会……そして2人は乗り気なご様子。
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