比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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始まった撮影会

 

 

フジside

 

 

依頼当日の朝。私とエアグルーヴは既に校門前で八幡トレーナーさんを待っている。昨日から八幡トレーナーさんは行きたくないと駄々を捏ねていたけど、どうしても一緒に来てほしいから念を押させてもらったよ。

 

 

エアグルーヴ「むぅ……我々は少し早過ぎたか?」

 

フジ「あはは、かもね。張り切ってるって事にしておこうよ。そういう理由だってあるんだからさ。」

 

エアグルーヴ「……そうだな、早く来てしまう程の理由があるのだから仕方ないな。」

 

フジ「ふふっ、エアグルーヴも変わったね。」

 

エアグルーヴ「何がだ?」

 

フジ「変に取り繕わなくなったなぁ〜って。前だったらこんな筈じゃなかったでしょ?」

 

エアグルーヴ「………かもしれん。私もまだ未熟だったという事だ。今は吹っ切れたからか、ここ最近は気分の良い日が続く。」

 

フジ「そっか……それは良かったよ♪」

 

八幡「お前等早いな……まだ約束の40分前だぞ?」

 

 

エアグルーヴとお話をしている間に八幡トレーナーも到着した。昨日言った眼鏡と矯正器具をつけているみたいだから大丈夫みたいだね。

 

 

エアグルーヴ「そういう八幡も随分と早い到着ではないか。何だ、意外と楽しみだったのか?」

 

八幡「たわけ、んなわけあるか。今すぐにでも逃げ出してぇよ。けどそしたらお前達がお迎えに来るだろうから開き直ったんだよ。」

 

フジ「うんうん、賢明な判断だね。それじゃあ行こっか♪時間は多くあった方が良いからね!」ギュッ!

 

エアグルーヴ「そうだな、その分だけ力を注ぎ込めるというものだ。」ギュッ!

 

八幡「いや、逃げないから手離しても良いぞ?」

 

エ・フ「却下(だ)♪」

 

八幡「へいへい。」

 

 

ーーー撮影スタジオーーー

 

 

八幡「失礼します。中央トレセン学園トレーナーの比企谷とエアグルーヴとフジキセキです。」

 

「あっ!お待ちしておりました!!今噂のトレーナーとウマ娘に来ていただけるなんて光栄です!さっ!まずはこちらにおいでください!!」

 

 

ーーー撮影現場ーーー

 

 

「監督〜、中央トレセン学園の御一行様が到着しました〜!」

 

監督「っ!!おぉ〜これはこれは比企谷トレーナー!この度はお引き受けしていただきありがとうございます!いやぁお忙しい中本当に申しわけ無い!」

 

八幡「(ホントだよ、おかげで今日の予定パァだ。)いえ、こちらとしても、トレセン学園の良い宣伝になるでしょうし。それで撮影の件なのですが………」

 

監督「はい!コンセプトは既に決まっております。今回はトレーナーさんにもそちらの衣装を着て、担当ウマ娘との撮影をしていただければと思っております。いかがでしょう?」

 

八幡「俺が居たらイメージダウンになりません?」

 

監督「まさかとんでもない!!美男美女の素晴らしい組み合わせでしょうに!!」

 

 

八幡トレーナーさん、自分に自信が無さ過ぎるよ………もっと自信を持っても良いと思うのになぁ。

 

 

監督「では早速ですが撮影に移りましょう!先ずはフジキセキさんからお願いします!エアグルーヴさんも準備していただくのですが、何分衣装が衣装なので少々時間が掛かります。なのでまずはフジキセキさんからでお願いします!」

 

フジ「はい、分かりました。」

 

監督「トレーナーさんもお着替えお願いしますね。」

 

八幡「………はい。」

 

 

フジsideout

 

八幡side

 

 

八幡「着替えたはいいですけど、何でスーツを?」

 

「その方がマッチしてるからですよ。うん、やっぱりよくお似合いです。」

 

 

子にも衣装、ってか?

 

 

八幡「フジは………まだみたいだな。」

 

「女性ですからね、準備も色々とあるんですよ。」

 

八幡「でしょうね。」

 

フジ「お待たせ、八幡トレーナーさん。」

 

八幡「ん?おぉ………」

 

 

目の前に居るフジは、さっきまで着ていたカジュアルな服装とは打って変わって美しさを前面に出したような衣装になっていた。濃い紫が地色のドレスに銀の装飾が施されていて、赤い宝石の首飾りも映えているように見える。

 

 

「おぉ〜良くお似合いです!」

 

フジ「ありがとうございます。八幡トレーナーも普段のスーツも良いけど、そのスーツも似合ってるよ♪さて、私のドレス姿はどうかな?感想の1つくらいは欲しいなぁ?」

 

八幡「………まぁ、似合ってると思うぞ。」メソラシ

 

フジ「ちゃんと私の方を見て言って欲しいなぁ?」

 

八幡「………ったく。綺麗だよ、マジで見違えた。こういう姿のフジを見た事無かったから、正直驚いてるくらいだ。」

 

フジ「は、八幡トレーナーさん……ち、ちゃんと褒められるんじゃないか。最初からそうしてよ///」

 

八幡「ほっとけ。」

 

監督「おっ、2人共よく似合ってますね〜!じゃあまずはフジキセキさん1人で撮影を始めましょうか、こちらにお願いします!」

 

フジ「は~い!」

 

 

フジは監督の言われるまま、現場へと向かった。さっきスタッフに聞いたが、このコンセプトは舞踏会らしい。ならばこの衣装にも納得だが、本当に俺で良かったのかと思ってしまう。

 

 

監督「流石は中央トレセン学園の生徒さんだよ、要領が良いからすぐに満足のいくものが撮れたよ〜!さて、次はトレーナーさんとのツーショットだね。じゃあ比企谷トレーナー、お願いしますよ〜!」

 

八幡「変な期待はしないでくださいよ?」

 

 

 




ジェントルマンなフジが大人の女性な服装を着てるのってグッと来ますよね。
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