比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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舞姫と花嫁

 

 

フジside

 

 

八幡トレーナーさんとの撮影が始まろうとしている時、私は少なからず緊張をしていた。どんな風に撮られるのか、八幡トレーナーさんは何をしてくるのかと思いながら次の指示を待っていると………

 

 

監督「じゃあトレーナーさん、フジキセキさんをエスコートするように手を取りながら歩いて下さい。フジキセキさんはその隣を歩きましょうか。」

 

 

意外と普通な事をやるんだね。まぁこれはただの撮影会だしね、変な事に期待しても意味はないから。

 

 

八幡「んじゃ、取り敢えずやってみるか。」スッ

 

フジ「………」

 

 

あ、あれ?何でだろう?腕が動かない………というよりも、この角度から見る八幡トレーナーさん、良い///

 

 

八幡「……フジ?」

 

フジ「っ!あぁごめんよ、ボーッとしちゃってて。うん……それじゃあエスコートをお願いするよ?」

 

八幡「本当のエスコートなんて期待するなよ。」

 

 

その場を何周かしている内にシャッター音が幾つも鳴る。その後も条件の変えた方法で撮影をした。

 

 

監督「うん……良い感じだ。トレーナーさん、フジキセキさん!お疲れ様でした〜!いやぁ〜とても良いのが撮れましたよ。」

 

八幡「そうですか。」

 

監督「えぇ。あっ、フジキセキさんは衣装そのままでトレーナーさんはお着替えをお願いします。」

 

八幡「また着替えか………」

 

フジ「忙しいね、八幡トレーナーさん?さて、私も少し休憩に行ってうわっ!?」

 

八幡「っと……危なかったな。普段ヒールなんて履かないから足がもつれたようだな。大丈夫か?」

 

フジ「あ……う、うん///」

 

 

足がもつれてしまった私は、前にのめり込んでしまったんだけど、八幡トレーナーさんが抱き止めてくれた。しかも不慮とはいえ、私の顔が八幡トレーナーさんの胸に埋まる結果になってしまったのだ///

 

 

フジ「ご、ごめんよ八幡トレーナーさん///」

 

八幡「気にすんな、床に倒れた方が余程問題だ。」

 

フジ「あはは………///」

 

 

すると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パシャッ!!

 

 

八・フ「え?」

 

「あっ………すみません、何だか絵になるなぁ〜って思ってたらシャッターを押してしまって………」

 

フジ「ふぅ〜ん……見せてもらえますか?」

 

「は、はい!」

 

 

どんな絵が撮られちゃったのかなぁ?ちょっと楽し………っ!!?え、こ、これが私っ!?

 

 

フジ「………1枚現像してもらっても?」

 

「っ!はい、勿論です!!」

 

八幡「?(まぁいいや、着替えに行くか。)」

 

 

フジsideout

 

八幡side

 

 

八幡「今度は白のタキシード………一体何を撮らされるんだ、これから。」

 

「大方の予想はついてると思うんですけど、次のコンセプトは結婚です。なのでそれらしい衣装にしてみました。」

 

八幡「結婚ですか……それをやるなら6月にすれば良かったのでは?」

 

「言わないでくださいよ……」

 

八幡「じゃあエアグルーヴが今着てるのって、ウェディングドレスなんですか?」

 

「その通りです。きっと綺麗なんでしょうね〜。」

 

 

まぁアイツなら何着ても似合うだろ。ダサい衣装でなければの話だけどな。

 

 

エアグルーヴ「八幡、フジとの撮影は終わったのか?」

 

八幡「あぁ。そっちも1人での撮影は………」

 

「おぉ〜………」

 

 

エアグルーヴの衣装……ウェディングドレスとは聞いていたが、こんな風なのか。確かにフジの衣装も走りには影響されないような作りをされていたしな。だがそれだけではなく………元々の容姿もあるからか、普段の美しさがより際立って見えるようになっている。

 

 

エアグルーヴ「……どうだ、八幡?」

 

八幡「あぁ………似合ってる。」

 

エアグルーヴ「その一言だけで分かるぞ、今のお前は少し放心してしまっている事にな。」

 

八幡「っ……悪いかよ。」

 

エアグルーヴ「いいや、そんな事はない。お前もそのタキシード、よく似合っているぞ。」

 

監督「エアグルーヴさん、1人での撮影どうもありがとうございます!おかげで良いのが撮れていましたよ。じゃあ次はトレーナーとの撮影をお願いします!」

 

エアグルーヴ「はい、分かりました。」

 

八幡「んじゃ、やりますか。」

 

 

その後の撮影は、なんかフジとやった時とあまり変わりはなかったからやりやすかった。俺としては楽が出来たから言う事は無い。本当にこれで良いのかどうかは分からないけどな。

 

 

八幡「ふぅ……終わったな。」

 

エアグルーヴ「あぁ、慣れない事をするとやはり疲れる。それに……弱いとはいえフラッシュがな。」

 

八幡「苦手だもんな、お前。という事は雷とか閃光みたいな突然光るものがダメなのか?」

 

エアグルーヴ「あぁ……雷雨の時には何度悩まされた事か。間違っても私にライトを向けるなよ?」

 

八幡「そんな事するわけ無いだろ?それともそういう振り?」

 

エアグルーヴ「もしそう受け取ったのであれば、お前にも報復してやる。覚悟しておく事だな。」

 

八幡「女帝の報復とか怖過ぎるからやめとくわ、するつもりもねぇけどよ。」

 

エアグルーヴ「ふふっ、懸命な判断だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パシャッ!!

 

八・エ「?」

 

「あっ………なんか良いなぁ〜って思ってたらボタンを押してました。」

 

 

コイツさっきと同じ奴じゃねぇか……ていうか絶対確信犯だろ、分かってやってるよな?八幡怒らないから正直に言いなさい?分かってやってるよね?ヨネ?

 

 

 




乙女なフジさんに挙式前のグルーヴさん。
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