比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初の祝勝会

 

 

八幡side

 

 

なんか……今月はホントに色々あった。え、細かく?いやいや、色々は色々なんだって。ジャパンCが終わってから先生達が学園に来たり、エアグルーヴに俺の誹謗中傷の書かれた手紙がバレて泣かれたり、出走予定の前週に撮影会やったり、それが原因で学園中かなり大騒ぎになったりと………なんかもう疲れましたよ先生、今そちらはどうでしょうか?出来れば俺も今からそちらに行って平穏に過ごしたいです。

 

それから先週の朝日杯FSはフジの勝利で幕を閉じた。2着のウマ娘に3バ身差をつけての大勝利だ。これで最優秀ジュニアウマ娘に大きく近付いたと言っても過言ではない。インコースを走ってロスなくレースを進められたから、クラシックでも充分に活躍してくれるだろう。

 

そしてエアグルーヴも今は調整に入っている。なるべく調子や怪我を避けてトレーニングをしている。不安要素は長距離を除けば、中山のレース場が初めてだという事だけだ。最後の直線までどれだけスタミナを温存させながら、直線伸びるかどうかだ。中山の坂はかなりキツい、登るのはかなり堪える上にエアグルーヴ自身初めての長距離の舞台だ。正直、俺自身もかなり不安だ。

 

 

八幡「はぁ〜……何だかなぁ〜………」

 

「ちょいとトレーナーさん?アンタ厨房に来て何してんのかと思ったら、随分と美味そうなの作ってるじゃないか!何だいお祝いかい?」

 

八幡「ウチの担当の勝利祝いですよ。こないだの朝日杯FSってGⅠに優勝したもんですから、その祝勝会みたいなもんです。」

 

「そりゃ良いけど、アンタ大丈夫かい?そんな事したら他のウマ娘も来るんじゃないのかい?」

 

八幡「えぇ、なので多めに作ってます。胃袋ブラックホールにダム貯水池、お肉愛好ウマ娘にパクパクパックイーン辺りは絶対強請りますので、めっちゃ頑張ってます。まぁ作り終わったのは保温器で出来立てをキープしてるので安心ですよ。」

 

「もし誰も来なかったらどうすんだい?」

 

八幡「明日、見せびらかしながら食べますけど?」

 

「トレーナーさん、アンタも中々の性格だね。」

 

 

いいんですって。それに来週はクリスマスだし、その時まで待つのもいいって思ったんだが、フジが大きいのを勝ったんだ。このくらいは良いだろう………エアグルーヴの時は一切やんなかったから、何か言われそうで怖いけど。

 

 

ーーー数時間後ーーー

 

 

エアグルーヴ「八幡、来たぞ。」

 

八幡「おぉエアグルーヴ、お疲れさん。どうだ、今日はちゃんと休めたか?」

 

エアグルーヴ「あぁ、しっかり休めた。明日からはまたよろしく頼むぞ。」

 

八幡「おう。あれ、フジは?」

 

エアグルーヴ「アイツなら今頃、後輩達に捕まっている頃だろうさ。人気者だからな、フジは。それにこの前の事もあるからな、元々あった人気がさらに火を点けたようだ。」

 

八幡「みたいだな、まぁその内来るだろう。」

 

エアグルーヴ「料理はもう出来ているのだろう?運ぶのを手伝おう。」

 

八幡「助かる。」

 

 

エアグルーヴの奴、すっかり棘が無くなっちまったな。綺麗な薔薇には棘があるってよくいうが、棘ってどこにあるんだ?

 

 

「しっかし、2人はよく似合ってるね〜。雑誌でも見たけど、今も息ピッタリじゃないか!」

 

八幡「3年も一緒に居たらこんなもんでしょう?」

 

「いやいや!今の一連の動きを見てたら、普通に夫婦みたいに見えたけど?」

 

エアグルーヴ「ふ、ふふ夫婦っ!!?」

 

「おや?何だい狙ってんのかい?」

 

エアグルーヴ「い、いや、それは……その………///」

 

八幡「あんまウチの担当ウマ娘を虐めないでくれます?今週大1番に出るので。」

 

「はいはい、悪かったね。」

 

エアグルーヴ「ふ、夫婦……私と八幡が……夫婦、か。う、うむ………悪くない、な。」ブツブツ

 

八幡「?おい、どうした?」

 

エアグルーヴ「はっ!!いや、何でもない!それよりも早く運んでしまおう!」

 

八幡「?あぁ……」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

フジ「八幡トレーナーさん、エアグルーヴ、遅くなってごめんよ!中々解放させてくれなくて………あれ?この料理は一体?」

 

八幡「フジ、今日はお前の祝勝会だ。」

 

フジ「え、私の?」

 

エアグルーヴ「朝日杯FSを優勝したのだからな、当然だ。全て八幡の手作りだ。」

 

フジ「………」

 

八幡「今週にエアグルーヴの有マ記念があるが、今日は無礼講だ。それに休みだったしな、美味いもん食って羽伸ばせ。」

 

フジ「嬉しいよ、ありがとう八幡トレーナーさん♪」

 

 

そして2人が席に着いた事で俺は祝いの言葉を言ってから乾杯をして、料理に手をつけていった。

 

 

フジ「うぅ〜ん♪やっぱり八幡トレーナーさんの料理は美味しいね〜!ついつい食べちゃうよ♪」

 

エアグルーヴ「あぁ、確かにな。料理の出来る男は希少だ、しかもこれだけ作れるのは特に、な。」

 

八幡「先生の教えの賜物だ。それよかエアグルーヴ、この時間って他の生徒が此処に来る事ってあるのか?何人かは来ると踏んでるんだが。」

 

エアグルーヴ「我々生徒会も夜食で利用する事がある。それでも頻度はそこまで多くはないがな。だが今は年末に近い、故に仕事は多くあるから利用する事は多いな。だが決まっているメンバーはオグリキャップにスペシャルウィークだな。あの量の料理を一体どこに吸収されているというのだ?」

 

八幡「全くだな。そんじゃあ今日も来るかもな。多分ルドルフは来るとして……3人は確定か?」

 

フジ「そういえば八幡トレーナーさんのお気に入りのライスシャワー、だったかな?彼女もそれなりに食べるって聞いた事があるけど?」

 

八幡「何だよ俺のお気に入りって……いや、あながち間違いでもないけどよ。今から誘ったら来るか?」

 

エアグルーヴ「お前の料理に釣られない奴の方が珍しいと思うが?」

 

八幡「よし、呼ぶか。最近ライスとは話せてなかったしな、ちょうど良い機会だ。」

 

フジ「シービー先輩は?呼ぼうか?」

 

八幡「あー………頼めるか?お前達のトレーニングにも役に立ってもらってるしな。」

 

フジ「うん、分かったよ。」

 

エアグルーヴ「大所帯になりそうだな。」

 

八幡「偶には良いだろ、偶には。」

 

 

 




なんだかんだで初めての祝勝会………

八幡、次はエアグルーヴのだぞ!
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