比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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有マ記念前日に………

 

 

八幡side

 

 

今日は12月20日の土曜日、つまりは有マ記念の前日である。今日は中山で特に目ぼしいレースがあったわけではないが、客入りの数が例年よりも多いという報道がされていた。おそらくだが、明日の有マ記念の前祝いというところだろう。エアグルーヴの調子は、俺が言うのも何だが、今までで1番の仕上がりになっていると自負している。今日の追い切りでも足取りは軽かったし、息の入れ替えもスムーズだった。きっと2,500mも走り切れるだろう。

 

 

八幡「……すげぇな、どこもエアグルーヴの事ばかりだ。ホープフルSは殆どついでみたいな感じになってんな………いやまぁ、それくらいの事はしてるからな。事実上の無敗なわけだし。」

 

葵「凄いですよね、エアグルーヴさんも比企谷君も。無敗でここまで来ちゃうんですから。」

 

八幡「いや、エアグルーヴの力が8〜9割だって。俺なんてメニュー組んでそれをやらせてるだけだ、突き放したりもしたしな。」

 

葵「私もミークと一緒に良いところは来てるんですけどね、中々比企谷君みたいにはなれません。」

 

八幡「俺みたいにって言うけどよ、こっちの方がおかしいんだからな?3年やってて無敗の方がかなりおかしい事してるからな?自分で言ってて少し悲しくなってくるけど。」

 

葵「………確かにそうですね。」

 

 

感覚麻痺するところだったろうが、桐生院の奴。あぶねぇよ………これが当たり前だったら殆どのウマ娘にケンカ売る事になっちゃうよ。

 

 

ーーー校門前ーーー

 

 

八幡「作業してたらこんな時間になっちまったよ………俺も早く帰って明日の準備して寝な「八幡。」いと……は?エアグルーヴ?何で此処に居る?」

 

エアグルーヴ「お前を待っていた。」

 

八幡「いやいやそれよりも門限、とっくに過ぎてんだけど?フジになんて言うんだよお前………」

 

エアグルーヴ「抜かりは無い、外泊届を出してある。」

 

八幡「………なんかもう変な予感するから俺の方から聞くわ。お前、俺の部屋に泊まる気か?」

 

エアグルーヴ「そうだ。」

 

 

うわぁ〜当たったぁ〜………いやね?俺12月の頭にトレーナー寮から普通のマンションに引っ越したんだよ。メゾネットタイプの割と良い物件に。実は理由があって、先生に言われたんだよ………

 

 

タリアト『金は寝かせておくだけでは勿体無いぞ。使う時は使いなさい。』

 

 

という風に。だから思い切って寮からマンションに引っ越したってわけだ。それたら何?1ヶ月もしない内に担当ウマ娘が泊まりに来てんだけど?

 

 

八幡「……俺に断る選択肢ってあるのかそれ?」

 

エアグルーヴ「確かにある。が、その場合は私は野宿かホテルに宿泊だろうな。」

 

八幡「頼むからそれはやめろ。分かったよ泊めるよ。荷物は?持ってるのか?」

 

エアグルーヴ「あぁ、そこも問題は無い。」

 

八幡「なら行くか。」

 

 

ーーー八幡宅ーーー

 

 

エアグルーヴ「ほう、メゾネットタイプの物件なのだな。良い所を選んだではないか。」

 

八幡「これから物増えるって思ったら1階とかじゃ足りないと思ってな。それに寮だとメダルとかの置き場所とかが無くて困るんだよ………ティアラ3冠獲った時のトロフィーなんてずっとベット下に眠ってたんだからよ。」

 

エアグルーヴ「流石にそれは罰当たりだぞ。」

 

 

しょうがねぇだろ、寮の部屋が割とコンパクトだったんだから!!

 

 

八幡「たでーまー。」

 

エアグルーヴ「お邪魔する。」

 

八幡「適当に座っていいぞ、そういや飯は?寮で食ってきたのか?」

 

エアグルーヴ「いや、食べてはいない。お前は今日早く上がると予想していたからな。」

 

八幡「しょうがね、なんか作るか。何が食べたい?」

 

エアグルーヴ「何でもいい、八幡の作る料理は美味いからな。それに私は世話になる身だ、我儘は言わん。だが手伝いくらいはするぞ。」

 

八幡「んじゃ頼むわ。」

 

 

俺はスーツから部屋着に着替えた後、キッチンに向かって調理を開始した。と言っても今日はすき焼きをする予定だったから作業なんて簡単だ。ただ具材を一口大に切ったり、ちゃんと通ってるかの確認をしたりするだけだった。

 

 

八幡「まぁこんなもんだろ。あっ、エアグルーヴはすき焼きの時の白米って汁に入れて雑炊にする派?それともうどんだけか?」

 

エアグルーヴ「うどんは入れてあるのだろう?ならば白米は雑炊で食べた方がいいだろう。その方が味も楽しめそうだしな。」

 

八幡「んじゃ具が大体無くなったら投入するからな。んじゃ煮立つまで少し待つか………」

 

エアグルーヴ「………」

 

八幡「………」

 

エアグルーヴ「………聞かないのか?私がどうしてお前の家に泊まりたいと言ったのかを?」

 

八幡「言ってくれるのか?」

 

エアグルーヴ「お前が知りたいのならば、な。」

 

八幡「そこまで知りたいって思わないから別にいい。それに明日は有マ記念だ、今年1年の総決算だからな。天皇賞・春を除けばシニアクラスの王道路線は全部お前が獲ってるから、プレッシャーもあるだろうしな。周りの目が気にならない方がおかしい。そんなところだろ?」

 

エアグルーヴ「それもある。だがそれが1番ではない。」

 

八幡「他に理由があるのか?」

 

エアグルーヴ「……私とお前は今まで互いの距離や仲を深める為の行動は一切して来なかっただろう?つ、つまりだ!だから今日は我々のスキンシップも兼ねて……と、いう事だ///」

 

八幡「そ、そうか……」

 

 

コイツからこんな言葉が出るとは思わなかった………いやだってそうじゃん?出るなんて思わないじゃん?なんか反応しづらい………あっ、すき焼き良い感じだ。

 

八幡「良い感じになったし、食うか。」

 

エアグルーヴ「そ、そうだな……頂くとしよう。」

 

 

 




エアグルーヴさん、そんなに攻めちゃいますか………
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