比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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明日の為に

 

 

エアグルーヴside

 

 

エアグルーヴ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わ、私は何て勿体無い事を!!最初こそ八幡に撫でられていたのは良いが、その直後に寝てしまうとは……なんて事を。しかも寝た後に八幡の肩に自身の頭を………くぅ、なるんたる事だ!!やってもらいたいという欲はあるが、流石に風呂に上がった後にやってもらうわけにはいかん………

 

 

エアグルーヴ「今回はこれで満足するしかないか。」

 

 

ーーー居間ーーー

 

 

エアグルーヴ「八幡、上がったぞ。」

 

八幡「おぉ、意外と早かったな。ちゃんと温まったのか?」

 

エアグルーヴ「心配無用だ。髪や尾の手入れはいつも通りだし、入浴時間もいつもと変わらん。」

 

八幡「そうか。まぁそれなら良いけどよ。」

 

エアグルーヴ「………してみるか?」

 

八幡「……はい?」

 

エアグルーヴ「尻尾の手入れ、やるか?」

 

八幡「いや冗談はやめろ。ウマ娘にとって尻尾は重要でデリケートな器官の1つだ。それを他人………でもないが、異性の俺がやるわけにはいかないだろ。幾ら当人の意思でも俺は反対するぞ。」

 

 

むぅ……やはりいきなりは無理があったか。まぁそうだろうな、八幡は慎重な性格だ。

 

 

エアグルーヴ「冗談だ、真に受けるな。」

 

八幡「冗談に聞こえなかったんだが。」

 

エアグルーヴ「それよりも八幡、お前も風呂に入ってこい。その間に私は手入れをしておく。」

 

八幡「了解。んじゃ行ってくるわ。」

 

 

………本当は冗談ではないのだが、まぁいい。

 

 

エアグルーヴ「さて、私も手入れをしてしまおう。しかし、1人暮らしにしては中々に整頓されている。八幡の部屋には寮の時も1度も入った事は無かったが、どのような感じだったのだろうか?トレーナー室の感じを見ると、やはり整頓はされていたのだろうか……だがティアラ3冠のメダルをベッドの底に置いておく程だ、物はそれなりに多かったとも考えられる……むぅ、本人の部屋に入ってみたいものだ。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「ふぃ〜………」

 

エアグルーヴ「っ!八幡、水を貰っているぞ。」

 

八幡「あぁ〜悪い、なんか飲み物渡しとけばよかったな。気が利かなくて悪い。」

 

エアグルーヴ「気にするな。明日は大舞台だ、余計な物は口にしない方が良い。それと……私は今日何処で寝るべきだろうか?やはりソファか?」

 

八幡「そんな場所に寝かせるわけないだろ。安心しろ、ちゃんと客室を用意してある。それなりに広いから個室くらいあるしな。布団もあるから寝苦しくなる事は無いと思う。」

 

 

用意が良いな………ま、まさかとは思うが、既に女が!?いや、八幡はそんな男ではない。それにトレーナーの仕事を疎かにして、女に現を抜かすような奴ではない。そうだ、私は八幡を信じると誓ったのだ、私の方から裏切ってたまるか!

 

 

八幡「どうした?1人百面相してるけどよ。」

 

エアグルーヴ「いや、何でもない。八幡に女でも、と思ってたが、そんな奴ではないと自分自身に言い聞かせていただけだ。」

 

八幡「俺に女?居るわけねぇだろ……この仕事に就いた時点で出会いなんてとっくに諦めてる。」

 

エアグルーヴ「だがトレーナーの中にも顔立ちや性格の良い者は居るだろう?他にも駿川氏は男にとっては魅力的なのではないか?」

 

八幡「確かにそれは否定しないけど、俺は女性のトレーナーや駿川さんをそういう目で見た事はねぇよ。仕事仲間としてしか意識した事ねぇよ。」

 

エアグルーヴ「そ、そうか!」

 

 

今のを聞いた瞬間、私は緊張が解けたような錯覚に陥った。いや、実際にそうなのだろう。私はホッとしている、八幡には今意中の相手は居ない。ならばこれからは攻めの一手のみだ!

 

 

八幡「あのさ、聞きたくないんだけど何でそんなに嬉しそうな相槌打つの?」

 

エアグルーヴ「い、いや!別に他意は無い!八幡が我々よりも女に現を抜かすような奴ではないと確信が持てたから嬉しかっただけだ!」

 

八幡「……そうか。」

 

 

それから私達は他愛の無い話をしていた。掃除の事や花の事、私の母親の事など色々な話をした。八幡はあまり自分の事を話したがらないので、あまりツッコミはしなかった。

 

そして時は刻み、寮と同じ就寝時間になった。

 

 

八幡「さて、そろそろ寝るか。じゃあ案内するから着いてきてくれ。」

 

エアグルーヴ「あぁ。」

 

 

ーーー2階ーーー

 

 

八幡「此処が客室になってる。大して物は無いが、好きに使って良いからな。」

 

エアグルーヴ「……あぁ、分かった。」

 

八幡「んじゃあまた明日だな、お休「八幡。」み……ん、どうした?」

 

エアグルーヴ「明日は我々にとって大きな1戦になる、経験した事の無いレース場に距離だ。いつもより勝利は遠くにあると言ってもいい。だが………私は勝つ。」

 

八幡「あぁ。」

 

エアグルーヴ「故に明日はいつも以上に集中する……ので、い、今の内にやりたい事をやっておく。」

 

八幡「?そりゃ一体どうっ!?」

 

エアグルーヴ「………明日はこんな事が出来ん。だから今、このタイミングしかないと思った///出来れば受け入れてほしい///」

 

 

八幡(おいおい、どうしたんだエアグルーヴの奴………今日はなんかすげぇくっついて来るな。頭撫でるの次は抱き着いてきた。天皇賞以来だな。)

 

 

八幡「………」ナデナデ

 

エアグルーヴ「っ!」

 

八幡「ちょっとだけだ。後、誰にも言うんじゃねぇぞ。シービーなんかに言ってみろ、絶対にあたしにもやれやれうるさくなるから。」

 

エアグルーヴ「………あぁ、勿論だ。」

 

 

あぁ………良い気持ちだ。こんなにも心地良かったのか、さっきは。今は全身で感じられる。八幡の温もりに匂い、全てが伝わってくる。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

エアグルーヴ「………もう大丈夫だ。八幡、わがままを聞いてくれて感謝する。」

 

八幡「いや、気にすんな。もう眠れそうか?」

 

エアグルーヴ「あぁ、大丈夫だ。ではまた明日だな。」

 

八幡「あぁ。」

 

 

バタンッ

 

 

エアグルーヴ「………」

 

 

ボフッ

 

 

私は部屋に備え付けられてあるベッドに正面から倒れた。今の私は興奮気味だろう、少し熱を引かねばならん。

 

 

エアグルーヴ「〜っ!!」ゴロゴロバタバタ

 

 

さ、流石に正面はまだ早かったか〜!!

 

 

 




エ、エアグルーヴさん………凄い事になってるなぁ〜。
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