比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

197 / 1582
進展

 

 

八幡side

 

 

ウイニングライブを終えて、俺はレース場の外でエアグルーヴを待っていた………さっきのライブ、俺の勘違いでなければだが、エアグルーヴは俺に視線を向けてた……んだよな?ずっとではないが、サビのところでは俺を見てた。あれは一体………

 

 

エアグルーヴ「八幡、待たせたな。」

 

八幡「っ!お、おう……」

 

エアグルーヴ「では学園に戻るか。」

 

 

………初めて通る中山からの帰り道。そこそこ冷えるが、気になる程ではない。ていうか今は別の事が気になって仕方がない。

 

 

八幡「………なぁ、ライブの時のアレってどういう事、なんだ?」

 

エアグルーヴ「………貴様は鈍感なのか?アレで気付かんとは思わなかったぞ。」

 

八幡「いや、俺の勘違いだったらって思うと答えなんて出せねぇだろ………」

 

エアグルーヴ「何だ、答えは出ていたのか。ならば話は早い。お前に嘘はつかん。お前が今思っている事は勘違いではないし、私は肯定する。」

 

八幡「………」

 

エアグルーヴ「……それとも、直接口に出して言った方がいいか?」

 

八幡「い、いや!大丈夫だ!」

 

 

マジかよ……まさかこんな遠回しに告白されるとは思わなかった。

 

 

エアグルーヴ「……答えは言ってくれないのか?」

 

八幡「あぁ〜……ヘタレって思われるかもしれんが、気持ちの整理が追いついてなくてな。少し待ってくれないか?これは難しくなりそうだ。」

 

エアグルーヴ「八幡、あまり女を待たせるなよ?」

 

八幡「……わーってるよ///」

 

 

ーーートレセン学園・栗東寮ーーー

 

 

エアグルーヴ「済まない、此処まで送ってくれて。」

 

八幡「気にすんな。どうせ俺もトレーナー室で作業しようと思ってたところだしな。」

 

エアグルーヴ「明日が休みだからといって根を詰め過ぎるなよ?身体に毒だからな?」

 

八幡「分かってる、お前もゆっくり休めよ。」

 

エアグルーヴ「あぁ。ではまた明日、だな。」

 

八幡「?休みだろ?」

 

エアグルーヴ「……察しろ、好きな奴に会いたいと思うのは至極当然の事だ///」

 

八幡「っ!そ、そうか………し、じゃあ、また明日……だな。うん、また明日///」

 

エアグルーヴ「あ、あぁ………では、な。」

 

 

………

 

 

………………

 

 

………………………………

 

 

何で中に入らないんだ?いや待って?俺行きづらいんだけど!?何その目?もう少しだけいて欲しいみたいな目をされても困るんだが!?

 

………あああぁぁぁくそぅっ!!

 

 

八幡「そ、そんな顔すんなよ。この場所から離れづらいだろ……///」ナデナデ

 

エアグルーヴ「っ!す、済まん………///」

 

八幡「………///」ナデナデ

 

エアグルーヴ「………///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フジ「あのぉ〜?」

 

八・グ「っ!!!?」ビグッ‼︎

 

フジ「寮の前でイチャイチャしないでもらえるかい?一応健全なポニーちゃん達が通う学舎なんだけど?」

 

エアグルーヴ「す、済まん!」

 

フジ「ふぅ〜ん……イチャイチャは否定しないんだ?」

 

エアグルーヴ「あっ、いや、そういうわけでは……」

 

フジ「まぁ何でもいいけど、皆がコーヒーを飲み始める前に早くお開きにしてもらえるかな?」

 

八幡「わ、悪いなフジ。んじゃまた明日な。」

 

フジ「うん、また明日ね!」

 

エアグルーヴ「あぁ、また明日。」

 

 

は、恥ずい………まさかフジだけでなく栗東寮のウマ娘達に見られていたなんて。

 

 

八幡「………今日はもう帰ろう。」

 

 

俺は学園のトレーナー室に向かう事なく、自分の家へと帰路に着く事にした。

 

 

八幡sideout

 

エアグルーヴside

 

 

フジ「全く君達は………まさか寮の前であんな事をするとは思わなかったよ。いいかい?君はこの学園の副会長なんだよ?ああいう行動をやめろと言うつもりは無いけど、そんな君が異性との交遊を楽しんでどうするんだい?」

 

エアグルーヴ「……返す言葉も無い。」

 

フジ「はぁ………私もこんな事で君に説教をするとは思わなかったよ。でも、安心もしたよ。」

 

エアグルーヴ「何?」

 

フジ「八幡トレーナーさんとは上手く行ってるみたいだね。安心したよ、私の前ではあまり見せなかったからね。嬉しいんだ。」

 

エアグルーヴ「……その節は世話になった。」

 

フジ「お礼なら受け取ったから気にしてないよ。エアグルーヴも今日はもう休んだらどうだい?今日はいつものレースよりも疲れただろう?」

 

エアグルーヴ「………あぁ、そうさせてもらう。」

 

 

私はフジと別れると、自室へと向かった。ファインはまだ起きているだろうか?いや、アイツの事だ……玄関先での事を揶揄ってくるやもしれん……が、私達がしてしまった事だから強くは言い返せんが。

 

 

♪〜♪〜

 

 

エアグルーヴ「ん?……お母様から?」

 

 

こんな時間にどうしたのだろうか?

 

 

エアグルーヴ「はい、もしもし………ありがとうございます、これも八ま……トレーナーの尽力のおかげです………えぇ、私がそう呼ばせてもらっています……なっ、き、気付いておいでだったのですか!?い、いつから!?………ろ、露骨過ぎ……気を付けます………え、トレーナーと、ですか?私も同席ですか?……明日はトレーニングを休みにしておりますが………はい……はい……分かりました、トレーナーにも伝えておきます。では、失礼………そ、そうします///で、では………」

 

 

エアグルーヴ「……八幡に伝えねばな。」

 

 

 




………八幡、エアグルーヴさん、甘過ぎっす。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。