理由は以下です。
フジの事すっかり忘れてました!!!
申し訳ございませんでした!!!m(_ _;)m
エアグルーヴside
昨年の末に来てからもう1年が経つのか……早いものだな。今私達はURAの大広間に居る。そう、年末の表彰式に参加している。あの時はまだクラシッククラスで3冠、今年は秋のシニア3冠での出席か。この偉業を成せたのも全ては八幡との努力の賜物だろう。本当に私は素晴らしいパートナーに選ばれたものだと、今になって思う。スカウト当時の私に今の私を見せたら弛んでいるとバカにされるだろうが、逆に張り詰め過ぎだと言い返してやれるだけの自信もある。まぁ、過去の自分に会えればの話だがな。
八幡「どうしたんだこんな所で?」
エアグルーヴ「何、今までを振り返っていただけだ。お前にスカウトされた時からな。」
フジ「へぇ〜気になるねぇ〜。大体は予想つくけど。」
八幡「あの時のエアグルーヴとはえらい違いだな、物腰どころか全体的に柔らかくなった。お前生徒の間でなんて言われてたか知ってるか?冷徹な女帝副会長だぞ?」
エアグルーヴ「ふっ、私が天皇賞を取る前はそんな風に呼ばれていたのだろうな。」
八幡「何だ知ってたのか……」
エアグルーヴ「本当の事だったからな、一々目鯨は立てん。それに、お前はこんな事くらいで私から離れたりはしないだろう?」
八幡「……あぁ。」
フジ「おやおや、何だか含みのある言い方だね?」
八幡「エアグルーヴが俺の担当から外れると思うか?」
フジ「あぁ〜成る程……うん、微塵も思えないね。まぁそれは私も何だけどね。八幡トレーナーさんと契約解除をするつもりなんて微塵も無いよ。」
八幡「そいつは何よりだ。」
私と八幡が婚約をしているのは、学園にはまだ秘密にしている。流石に私も風紀を乱すような事をするのは本意ではない。休みの日だけに学園外、つまりは八幡の家や2人になれる所でなら問題は無いだろう。副会長が公衆の面前でトレーナーと手を握ったり、腕に抱き着くのは流石に風紀問題になる。
※人前でなくとも腕に抱き着いていたというのは、言わない方が良いかもしれませんね。
司会『皆様、お楽しみいただけてるでしょうか?それではこれより、今年のクラス別の表彰式を行いたいと思います!まず最初にジュニアクラスからの発表です!ジュニアクラスで最も輝きを放ったウマ娘は………フジキセキさんです!!年内3戦3勝で収めた超新星!!メイクデビューに至っては何と15バ身差での圧勝!!来年のクラシックでも大いに活躍が期待されます!!』
フジ「あはは……自分の事を言われるのは、ちょっと恥ずかしいね。」
八幡「まっ、そりゃな。全部着差ありで勝ってるんだから当たり前っちゃ当たり前だな。」
エアグルーヴ「これからまた一段と忙しくなるな。」
司会『続いてクラシッククラスです。クラシッククラスで最も輝いたのは………今年のティアラ2冠ウマ娘にしてのグランプリ制覇の扉を開けたメジロの令嬢、メジロドーベルさんです!!今年の戦績6戦4勝!惜しくもティアラ3冠は果たせませんでしたが、長年閉じていたクラシックティアラ路線のウマ娘の有マ記念制覇という閉じていた夢の扉をこじ開けた名ウマ娘です!今後シニアクラスでもレース場を大いに盛り上げてくれるでしょう!!そしてクラシッククラスの部門ではメジロドーベルさんのみという満場一致の評価でした!!』
エアグルーヴ「ふっ、当然だな。」
八幡「だな。俺等をあれだけ追い込んだウマ娘なんだ、選ばれない方がおかしい。」
フジ「彼女の有マ記念での走りは凄かったからね。流石はメジロのウマ娘って言う人も多かったよ。」
エアグルーヴ「それにしても……ドーベルもクラシック最優秀賞を取ったか。来年はどうなるやら。」
八幡「ライバルが増えて良いじゃねぇか。」
エアグルーヴ「負けられないな。」
司会『そしてシニアクラスです。シニアクラスで最も輝いたのは………またも史上初、秋のシニア3冠を無敗で勝ち獲ったエアグルーヴさんです!!その戦績7戦7勝と文句無し!!特にメジロドーベルさんと有馬記念で繰り広げた一騎討ちは見事なマッチレースとも言えるべきレースとなりました!!そしてシニアクラスの部門でもエアグルーヴさんのみという満場一致の評価でした!!』
エアグルーヴ「またフラッシュか………」
フジ「あはは、慣れていなかったんだね。」
エアグルーヴ「そう簡単に克服出来たら世話ない。」
八幡「多分だがこれの後にもう1回あると思うから、少し覚悟しておけ。」
エアグルーヴ「………あぁ。」
………大量のフラッシュ、やはり慣れん。
『それでは3名は降壇してください………では最後に年度代表ウマ娘の発表です。この年最も活躍したウマ娘は………シニアクラス、エアグルーヴさんです!!』
………八幡の言う通りになってしまったな。ドーベルでも良いと思うのだが?
だがこの次はトレーナー部門だ。きっとトレーナー部門では八幡が呼ばれるに違いない、その時は笑顔で送り届けてやろう。
ーーー表彰式終了後ーーー
八幡「あぁ〜……終わったなぁ〜。」
エアグルーヴ「だらしがないぞ全く。気持ちは分かるがそういうのは家に帰ってからにしないか。」
フジ「まぁまぁ。でもトレーナーさん、周りに人が居るかもしれないんだから、もう少し静かにね?」
八幡「つってもなぁ………お前達だって何回も立たされるとは思わなかっただろ?2年連続の表彰とはいえ、ちょっとやり過ぎじゃね?しかも俺の育てたウマ娘が全員表彰されたからってよ。」
エアグルーヴ「URAにも面子があるのだ、察してやれ。それに私は嬉しかったぞ?お前と一緒に写真を撮る事が出来たのだからな。」
その写真もこうして現像して貰っているのだからな、文句などあるまい。
エアグルーヴ「さて、我々も帰るとしよう。」
八幡「あぁ、そうだな。「あ、あのっ!!」ん?」
エアグルーヴ「ん?」
フジ「おや?」
目の前に立っていたのはまだ初等部くらいの小さなウマ娘だった。しかしその瞳は夜の帳にも負けない程に輝いていた。
???「エ、エアグルーヴさんですよね!?トリプルティアラと秋のシニアを無敗のまま勝ったエアグルーヴさんですよねっ!?」
エアグルーヴ「あぁ、私がエアグルーヴだ。」
???「わぁ〜本物だぁ〜!!あ、あの!!私は将来、エアグルーヴさんのようなウマ娘になりたいんです!!この前の有マ記念、観に行きました!!私すっごく感動したんです!!私もあんな走りが出来るウマ娘になりたいんです!!」
フジ「君の熱烈なファンみたいだね、エアグルーヴ。」
エアグルーヴ「そうか……ならばその気持ちを忘れない事だ。思いが強ければ強い程、その蕾は必ず芽吹き、立派な大輪となる。今はまだ芽だが、その思いを忘れていなければきっとあの舞台に登れると私は信じている。」
???「はい!!」
エアグルーヴ「将来大成するかもしれないウマ娘の名を今の内に聞いておこう、君の名前は?」
???「は、はい!!リスグラシューです!!」
リスグラシュー………ほう、良い名だ。
エアグルーヴ「良い名だな。その名前、私の心に刻んだ。君の走りを心待ちにしているぞ。」
グラシュー「は、はいっ!!」
そして彼女、リスグラシューは親の元へと戻って家族と共に私達に一礼してから去って行った。
エアグルーヴ「リスグラシュー、か。本当に良い名だ。それに、本当に大成するかもしれん。」
八幡「?何でだ?」
エアグルーヴ「リスはフランス語で百合を意味する。そしてグラシューもフランス語では清楚、優美を意味する言葉だ。」
フジ「へぇ〜確かに良い名前だね。でも大成するかもしれないってのはどういう意味だい?」
エアグルーヴ「勘だ。」
八幡「おいおい、1番あやふやな答えだな。」
エアグルーヴ「だが、これでお前もあの子を無視出来なくなっただろう?」
八幡「俺に担当しろって言いたいのか?」
フジ「そうなったら、八幡トレーナーさんはまた忙しくなるね。将来有望なウマ娘ばかりじゃないか〜!」
エアグルーヴ「トレーナーを続けていればの話だかな。さて、我々も帰るぞ。」
リスグラシュー、か。一応覚えておくか。
最後に出て来た競走馬はリスグラシューです!個人的に好きな馬の1頭でもあります。
勝ち鞍はエリザベス女王杯、宝塚記念、有馬記念、そしてオーストラリアのコックスプレートというGⅠレース4つとアルテミスS、東京新聞杯のGⅢです。3歳の頃も実力はあったのですが、まだ本格化していなかったのか微妙な戦績でした。22戦して7勝ですが、内3敗以外は全て3着内という凄い連対率です!
因みにリスグラシューを選んだ理由ですが、好きな馬というのもありますが、
1つは花ですね。エアグルーヴさんはお花が好きですからね〜。
2つは父の母の父がトニービンだからです。トニービンはエアグルーヴさんのお父様でもあります。