比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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2作目です!

一応コメント欄の感想でお伝えした方もいるのですが、こちらでもお知らせしておきます!

・シナリオ的には、史実とゲームを合併したのを出します。
・八幡以外の俺ガイルキャラは今後考える予定です。

今、お答え出来るのはこんな所です。疑問点などあれば、感想欄やメールでお待ちしております!

では、どうぞ!


新たな拠点と同業人

八幡side

 

 

此処がトレーナー専用の寮か………やっぱ東京にはこういう施設も存在するんだな。他のトレセン学園は学園の事は載ってあっても、こういう職場に関しての資料は無かったし。

 

 

八幡「すいません。今日付けで此処のトレーナーになりました、比企谷です。」

 

???「お待ちしておりました、比企谷トレーナーさん!心より歓迎致します!私は当学園理事長の秘書を務めさせて頂いております、駿川たづなと申します。以後、よろしくお願いしますね。」

 

八幡「よろしくお願いします。」

 

たづな「では、比企谷トレーナーのお部屋までご案内致しますね。この寮は男女で区分は違いますが、同じ屋根の下で過ごす事になっています。なので、間違って女性トレーナーの方向に行かないように気を付けてくださいね。」

 

八幡「はぁ………」

 

 

同じトレーナーっていっても、それなりに歳を取った人しか思いつかない。確かに最近では若い連中がトレーナーになる事を目指すのも増えてきてるが、まだ存在が薄い。この学園ではどうなのだろうか?

 

 

たづな「到着しました。此処が比企谷トレーナーのお部屋になります。今は寝泊まりするのに必要最低限な物しかありませんが、これからは比企谷トレーナーの自由にコーディネートして下さいね。」

 

八幡「分かりました。」

 

たづな「それで、比企谷トレーナーは明日のご予定はお決まりでしたか?もしお決まりでなければ、オススメ出来るイベントがあるのですが。」

 

八幡「明日は担当トレーナーの決まっていないウマ娘の模擬レースを観に行こうと思ってます。あわよくば担当を作りたいです。」

 

たづな「あら、模擬レースの事をご存知だったんですね!ならば話は早いです、明日は色々な意味で重要な日です。比企谷トレーナーにとっても見逃せない日になる事間違いなしです!色々なトレーナーが自分の好みに合ったウマ娘を探しに行きますので、比企谷トレーナーも遅れないように頑張って下さいね!」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

 

やっぱ明日の模擬レースはトレーナーの中でも重要視されてるんだな。駿川さんが此処まで推してるのもその理由の1つだろう。

 

 

八幡「けど先ずは、自分が担当するウマ娘を確保しないとな。そうしなきゃ始まらない。1人で頑張ってもウマ娘が居ないんじゃ意味ないしな。」

 

 

ーーー食堂ーーー

 

 

八幡「………」モグモグ カキカキ

 

 

これだとハード過ぎるか?だとしたら夏合宿のメニューにするのが良いかもな。普段はもう少し抑え目にして………

 

 

???「あの、お隣よろしいですか?」

 

八幡「………」モグモグ カキカキ

 

???「あ、あの………」トントン

 

八幡「っ!え、あぁはい、何ですか?」

 

???「隣に座ってもいいでしょうか?」

 

八幡「あっ、はいどうぞ。」

 

???「ありがとうございます。」

 

八幡「………」カキカキ

 

???「………凄い。」

 

八幡「?」

 

???「あっ、すみません覗き見しちゃって。私、今年からこのトレセン学園のトレーナーになったんです。えっと、桐生院葵といいます、よろしくお願いします。」

 

 

桐生院………トレーナー業の名家か。まぁ中央にはその家系の人間が居てもおかしくはないな。

 

 

八幡「……比企谷八幡です。こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

葵「比企谷トレーナーですね、覚えました。それにしても、どうやってこんなメニューを?独学で?」

 

八幡「いや、俺の恩師から学びました。今組んだのは少しハード過ぎたので、夏用メニュー行きになりますけど。」

 

葵「凄い………私もメニューを組んだりしますけど、こんな風には考えた事なかったです。考え方が柔軟なんですね。」

 

八幡「いや、そんな事は………」

 

 

初めてこんな事言われた………俺が先生にメニューを提出したら、先生には『これは独自性が強過ぎる。』とか『バランスが取れてない。』とか『突飛過ぎる。』とか色んな事をダメ出しされたもんだ。

 

 

???「へぇ……中々面白いメニューね。」

 

八幡「?」

 

葵「あっ、ハナ先輩!」

 

 

桐生院がハナ先輩と言った人は、グレーのパンツスーツに黒のワイシャツを着こなしていて、長い髪をポニーテールにして白縁の眼鏡に赤いイヤリングが特徴の知的な女性だった。

 

 

東条「お疲れ様、葵。それと貴方は?」

 

八幡「今日からこのトレセン学園でトレーナーをします、比企谷です。」

 

東条「比企谷君ね。私は東条ハナよ、貴方と同じトレーナーであり、この学園の教職員でもあるわ。」

 

 

へぇ……トレーナーでもあり職員でもあるのか。

 

 

東条「それで貴方のメニュー、勝手に見たのは謝るけれど、面白いわね。私も今まで何度もメニュー作りはしてきたけど、こんなメニューを見たのは初めて。」

 

八幡「それって良い意味でですか?それとも悪い意味でですか?」

 

東条「わざわざ悪態つける為に話しかけに来るわけないじゃない。良い意味でよ。貴方の脳みそを貸してもらいたいくらい、ね。」

 

葵「凄いですよ比企谷トレーナー!ハナ先輩から褒められるなんて!」

 

八幡「そ、そうなんですか?」

 

葵「ハナ先輩はトレーニングもダンスも厳しいで有名なメニューを組むので有名なんです。そんな人から褒められるなんて凄い以外ありませんよ!」

 

東条「持ち上げ過ぎよ、葵。まぁ、困った事があったら相談しに来なさい。流石に寮の個室まで来いとは言えないけど、公共の場でなら乗ってあげるわ。」

 

八幡「ど、どうも……」

 

東条「じゃ。」

 

 

そう言って東条トレーナーは行ってしまった。だが、相談相手が出来たのは少しありがたい。

 

 

 

 

 

 




今回は、理事長秘書の駿川たづなさん、トレーナーの桐生院葵さん、東条ハナさんが出ましたね。たづなさんと桐生院さんはゲームで、おハナさんはアニメでのキャラとなっています。たづなさんはアニメでも少しだけ出ますけどね。


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