比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

202 / 1582
仕事の筈が………

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」カキカキ

 

 

俺は今、担当しているウマ娘達のメニュー作りをしている。もう知ってるとは思うが、基本俺はパソコンを使わない。使う時もあるが、なんかこっちの方が慣れてしまったからこうしている。なんか手書きの方が色々書けるよなぁってヤツだ。

 

 

コトッ

 

 

八幡「ん?」

 

???「………どうぞ。トレーナーさんのお好みで甘みのある豆を選びました。」

 

八幡「あぁ、ありがとなカフェ。」

 

カフェ「………」

 

八幡「………ん、美味い。やっぱお前が淹れてくれるコーヒーは砂糖とかミルクとか入れなくても美味いんだよなぁ〜。」

 

カフェ「………良かったです。」

 

 

長い黒髪をストレートに伸ばして、黄色の瞳を覗かせているのはマンハッタンカフェ。雰囲気が暗く近寄りがたいイメージはあるが、話してみれば普通だから怖くはない。そして偶に友達とも話しているらしい。俺にも絡んで来る事が時偶にあるから、居るんだなぁっていうのは分かる。

 

因みに今、俺が居る場所は学園内のカフェテリアだ。トレーナー室や部室でやるのも良かったんだが、どうにも俺は集中し過ぎると時間を忘れてしまう。だからこういうメニュー作りの日はこういう場所で作るようにしている。

 

 

八幡「じゃあ礼に………コレ、要るか?」

 

カフェ「っ!よろしい、のですか?」

 

八幡「チョコ、抹茶、イチゴ、ブルーベリー、最後にコーヒー、色んな味があるか、それでも良いのならな。」

 

カフェ「はい、頂きます。」

 

 

俺がカフェにやったのはマカロンだ。俺は料理もするから、暇な日で気が向いたら大抵はお菓子を作る事がある。オグリやスペ、マックイーンにはバレないようにしなければ。バレたらヤバい。

 

 

カフェ「………」ノシッ

 

八幡「………あの、カフェさん?頭を肩に乗せられたらメニュー作れないんですけど?どかしてもらえません?」

 

カフェ「………首筋をカジカジさせてくれるのなら考えます。」

 

八幡「それ解決してないよな?根本的な問題解決してなくね?」

 

カフェ「………でしたら、このままです。」

 

八幡「………仕方ね、少し休憩にするか。」

 

 

………いつからだろうか?カフェがこうやって俺の肩に頭を乗っけるようになったり、俺の首筋をカジカジするようになったのは。お友達もこんな事はしなかったんだけどなぁ。俺のアホ毛とか頭で遊んでたりとかはするけどよ。

 

 

カフェ「………カジカジしても、良いですか?」

 

八幡「結局そうなるのかよっ!?」

 

カフェ「トレーナーさんの首筋、いつもより美味しそうに見えますので。」

 

八幡「お前、この前乗せた時はそう言って吸ってたよな?うん?」

 

カフェ「………気のせいです。」フイッ

 

八幡「なら目を逸らすな。」

 

ライス「こ、こんにちわぁ〜お兄さ………えぇ!?な、ななな、何してるのっ!?」

 

八幡「ラ、ライス!?」

 

ライス「カ、カフェさん………そんなのダメだよ………」

 

 

ホッ、流石はライスだ。やっぱ常識を持ってる奴が居ると助か「ライスもお兄様に同じ事したい!」………嘘でしょ?

 

 

カフェ「………」ムフー

 

ライス「むむぅ〜!」キュー!

 

八幡「………」

 

 

俺の腕が担当ウマ娘によって封印されてしまった件。いや、もうどうすれば良いの?どうするのが正解なの?今日は学園休みだから良いけどよ、ルドルフやエアグルーヴに見つかったらアウト確定だぞ?

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

カフェ「………」スヤァ……

 

ライス「………」スヤァ……

 

八幡「………」

 

 

寝やがった………こんだけ人の自由を奪っておいて寝やがったコイツ等。何だよ、メニュー作成何も進まなかったじゃねぇか………

 

 

八幡「同室の奴に頼むにも………ライスはロブロイで、カフェはユキノだったな……どっちも連絡先分かんねぇ………」

 

 

起きるの待つしかねぇのか………それまで何してたらいいんだ、俺は?ていうか器用に寝るのな。椅子に座ながらとはいえ、こうなるか普通?

 

 

八幡「うぐっ………お前もかよお友達。」

 

お友達『………』ムフー

 

八幡「なぁ、俺の頭でリラックスするくらいならカフェ起こしてくんない?俺仕事出来ないんだけど?」

 

お友達『………』クルクル

 

八幡「そうですか嫌ですか、分かりましたよ。んじゃお前も好きにしとけ。仕事して少しの休憩だった筈なのにコーヒーも飲めねぇよ………」ハァ

 

 

そして俺も2人に腕をホールドされて、頭をお友達にロックされたまま過ごしていた。ていうか起きるのこの2人?

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

「トレーナーさん、何してるの?」

 

八幡「うん、2人に聞いて。」

 

「………日向ぼっこ?」

 

八幡「此処に差す日向は何処だろうね?」

 

「でもさ〜2人共気持ち良さそうに寝てるよね〜。」

 

「うんうん!なんか幸せそう♪」

 

八幡「本当は3人なんだけどな。」ボソッ

 

「え、3人?」

 

八幡「うん、3人。」

 

「え、だってライスさんとカフェさんと………え、トレーナーさん?」

 

八幡「何で俺なんだよ?」

 

「だ、だって3人って言ったから………」

 

八幡「そんなのカフェといつも一緒に居るお友達に決まってるだろ。」

 

「………………………え、本当に居るの?」

 

八幡「宙に浮きながら俺の頭に腕組んで、その上に顎乗せて寝てる。普段は寝ないってカフェ言ってたんだけどなぁ………あ、起きた。」

 

『起きたっ!?』

 

八幡「おう。疑いを晴らす為にも……おいお友達、俺のアホ毛色んな方向に引っ張ってくんね?」

 

お友達『〜〜〜っ!!』クルクルクイクイッ!

 

『ホントに動いてるっ!!!』

 

八幡「な?」

 

 

その後、俺の周りが騒がしくなって起きた2人は俺に謝った後に騒ぎの理由を聞いた。するとカフェは皆から質問攻めに遭い、ライスは再び俺にしがみついてきた。そういえばライスは幽霊とか苦手だったな。

 

 

 




今回はライスとカフェとお友達の3人でした!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。