比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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食の3人

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

オグリ「トレーナー、私達はもう我慢の限界なんだ。いい加減にしてほしい。」

 

八幡「いや知らんがなそんな事。ていうか我慢の限界って何?俺初耳なんだけど?」

 

ブライアン「あくまでもシラを切るか……面白い、何処までそれを押し通せる?」

 

八幡「いやだから知らねぇってそんな事。押し通す義理も人情も事情も何もかも皆無だわ。」

 

スペ「トレーナーさん、お願いしますっ!!」

 

八幡「うん、出来れば俺はそれを1番最初に聞きたかった。で、何を?」

 

スペ「私達にご飯を作ってください!!エアグルーヴ先輩やフジ先輩だけズルいです!!」

 

オグリ「その通りだ。幾ら2人がトレーナーの担当だからといって贔屓は良くない。」

 

ブライアン「夏合宿のお前の料理、どれだけあたし達の気を狂わせたのか分からんのか?」

 

八幡「………絶対に嫌だ。」

 

スペ「ど、どうしてですかっ!!?」

 

八幡「理由なんて1つしかねぇだろ。ブライアンは除くとして、超が1つじゃ足りないくらい大食いなお前等相手に手の込んだ料理作ってみろ、俺の精神が持たねぇんだよ。それにあれはモチベを保つの為に作ってんだ、理由も無く作れるか。」

 

オグリ「そんな………トレーナー、そこを何とかならないのか?」

 

八幡「なってたらこんな事にはなってないよね?」

 

ルドルフ「騒がしいと思っていたら、君達か……八幡君に対して料理を作って欲しいとでも頼み込んでいるのではないかな?」

 

八幡「正解だ。けどお前も知ってるだろ?この2人の食う量を。適当に作りでもしない限りは、コイツ等の食う量や速度に追い付けねぇよ。」

 

ブライアン「ならばあたしは大丈夫という事だな?」

 

八幡「まぁぶっちゃけると。」

 

ブライアン「ふっ。」ドヤァ

 

 

何勝ち誇ったようなドヤ顔してんだ?別に俺は作るとは一言も言ってないんだけど?

 

 

ルドルフ「私も食べたのは去年の11月の見学の時以来だったね。あの時は美味しく頂いたよ。」

 

ブライアン「見学?」

 

ルドルフ「あぁ。学生の殆どは京都のGⅠレースの観戦に行っていたから知らなかったとは思うが、その週にトレーナー希望の者達を集めてトレセン学園の見学会を実施してね。八幡君がその日のお礼にとエアグルーヴにフジキセキ、シービー、駿川氏と私に料理を作ってくれたのだよ。」

 

 

そんな事もあったなぁ………大食いが居なかったからホントに楽だった。ストッパーも要らなかったし。

 

 

ブライアン「……おいトレーナー、なら今日は作ってくれるんだろうな?」

 

八幡「え、何で?」

 

スペ「そうですよトレーナーさん!!私だってトレーナーさんの作り料理が食べたいです!!食べたくて仕方ありませんっ!!」

 

八幡「じゃあ白飯とたくあんでいいか?」

 

オグリ「トレーナー、怒るぞ?」

 

八幡「じゃあ飯作らん。」

 

オグリ「………それは卑怯だ。」シュン…

 

 

なんかもう……話が平行線のままだな。

 

 

ルドルフ「八幡君、こうなってはこの3人は梃子でも動かないだろう。なので今回1食だけ作るのはどうだろう?お代わり無しの1食だけの料理だ。それならば構わないだろう?」

 

八幡「………普通の料理で構わないのなら、作ってやってもいい。」

 

オグリ「よろしく頼むっ!!」

 

スペ「お願いしますっ!!」

 

ブライアン「……肉は多めに頼むぞ。」

 

 

コイツ等の水を得た魚感が凄い………

 

 

エアグルーヴ「八幡、こんな所に居たのか。」

 

フジ「お疲れ様。どうかしたのかい?」

 

八幡「あぁ、コイツ等に料理を作るように言われてな、今回は作る事にした。1食限定で。2人はどうする?食べたいか?豪華さは無いけどよ。」

 

エアグルーヴ「いいのか?負担にならないか?」

 

八幡「そんな事お前が考えなくていいんだよ、受け取れる厚意は受け取っておけ。で、どうする?」

 

フジ「私は貰いたいかなぁ〜あっ、当然お手伝いもするよ。こう見えても料理は得意だからね。」

 

エアグルーヴ「っ!私も手伝うぞ、八幡。」

 

八幡「ん、じゃあ2人追加な。ルドルフは?」

 

ルドルフ「ふむ……せっかくだ、頂こう。」

 

八幡「よし、じゃあ2人は手伝ってくれ。その分量は増やす。他は来なくていいぞ、多くなると反って邪魔だからな。手慣れた奴で充分だ。」

 

スペ「うぅ……流石に譲るしかありませんね。」

 

オグリ「あぁ、料理はあまりしないからな。」

 

ブライアン「………まぁいい。」

 

 

調理する奴よりも待つ側が高圧的な件について皆さんはどう思いますか?俺は作った料理を口に無理矢理ぶち込みたくなります、はい。ま、やらないけど。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「出来たぞお前等ー。」

 

スペ「待ってました!!」

 

オグリ「っ!!遂に!!」

 

ブライアン「漸くか!」

 

ルドルフ「食い付きが凄いね君達………」

 

 

全くだ、どんだけ食いたかったんだよ。

 

 

八幡「作ってやったんだから文句は受け付けねぇからな。そんじゃ食べてくれ。」

 

オグリ「あぁ、頂くとしよう!」

 

スペ「はい!頂きまぁ〜す!!」

 

ブライアン「………」

 

 

嬉しそうに食べてんなぁ………なんて顔してんだよ。そんなに食いたかったのかね?

 

 

八幡「よし、じゃあ俺も「八幡トレーナーさん、あ~ん。」………フジ、何だそれは?」

 

エアグルーヴ「そうだぞフジ、何の真似だ?」

 

フジ「ん?さっき八幡トレーナーさんが利き腕を火傷しちゃったみたいだからね。大した事はないみたいだけど、患部は動かさない方が良いと思ってね。だから食べさせてあげようと思ってるだけだよ。エアグルーヴは気にせず食べるといいよ。」

 

エアグルーヴ「いや、そういう事ならば私が八幡に食べさせようではないか。」

 

フジ「いやいや、私に任せてよ。」

 

八幡「いや、俺は自分で「ダメだよ八幡トレーナーさん?」いや、この程度で「ダメだ八幡。」えぇ………そこまでの事か?」

 

 

 




オグリ「あぁ……美味しかった。だが不思議だ、トレーナーの料理だとすぐに満腹になる。」

スペ「私はまだまだ食べられます!!」

ブライアン「………もう少し多く欲しかったものだ。」

生焼け肉「食べられただけでも良かったじゃないですか。」
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