比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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品評会?

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

………あっ、ちょっと悪いが今集中してるから後にしてくれ。料理中で今少し手が離せなくてな、一瞬たりとも気が抜けない状態なんだ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「ふぅ……出来た。後はなるべく食べやすいようにカットしていくだけだな。まぁ円形だから何等分かに分けるだけなんだけどな。」

 

「おやトレーナーさん、今度はまた可愛らしいのを作ってんじゃないか!担当の子に差し入れかい?」

 

八幡「いや、今回は違います。今後の為にも食べて貰いたい奴が居るんですよ。俺よりもその道に精通しているウマ娘です。」

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

八幡「ん〜……お、居た居た。フラッシュ、食事中に悪いが、相席構わないか?」

 

フラッシュ「トレーナーさん?私は構いません。ファルコンさんはいかがですか?」

 

ファル子「ファル子も大丈夫だよ〜!それでトレーナーさん、どうしたの?フラッシュさんに用事みたいだけど。」

 

八幡「あぁ、さっき菓子を作ってな。菓子に精通しているお前に試食してもらいたいんだ。お前でも食べやすいようにドイツ発祥の菓子にしたんだが、頼めないか?」

 

フラッシュ「興味深いですね……トレーナーさんの作る料理は大変美味だと伺っています。私でよければ是非協力させてください。」

 

八幡「済まんな。良ければファルコンも食べてくれ、普通の評価も欲しいからな。」

 

ファル子「え、良いのっ!?」

 

八幡「時間を割いてもらうんだからこのくらい当然だ。減量中なら考えるが………」

 

ファル子「そんな事無いから大丈夫大丈夫♪」

 

八幡「そうか。じゃあ食後に出すから今は普通に食べるか。」

 

フラッシュ「因みに幾つあるのですか?」

 

八幡「3品だ。食べやすいように切り分けてあるから安心しろ。量も食わすつもりも無いから。」

 

フラッシュ「なら安心ですね。」

 

 

ーーー食後ーーー

 

 

フラッシュ「ご馳走様でした。」

 

ファル子「ご馳走様〜♪フラッシュさん、今日は食べるの早かったね〜そんなに楽しみなの?」

 

フラッシュ「はい、否定はしません。」

 

八幡「そんなに食べたかったのか……じゃあすぐ持ってくる。」

 

 

1つずつって考えてたが、いっぺんに持ってった方が良さそうだな。待ち切れないって顔してたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「待たせた、じゃあこれが試食して欲しい食べ物な。」

 

ファル子「うわぁ〜美味しそう♪」

 

フラッシュ「……これはシュトレンにザッハトルテ、ビーネンシュティヒですね。どれも凄い完成度です。これをトレーナーさんお1人で?」

 

八幡「まぁな。食べてくれる奴に心当たりはあるが、感想には期待出来ないからな。その点お前の実家はケーキ屋だろ?なら見た目は勿論の事だが味にもしっかりとした拘りを持っている筈だからな。お前以上の適任者は居ないだろう。」

 

フラッシュ「光栄です。ではご期待にお応えする為にもしっかりと味わいましょう。食べて欲しい順番はありますか?」

 

八幡「特にない、お前の好きにしてくれ。」

 

フラッシュ「ではこのシュトレンから………」ハムッ

 

ファル子「じゃあ私も……あ〜むっ!」

 

フラッシュ「……このシュトレン、クルワクシュトレンですね?」

 

八幡「やっぱり分かるよな。まぁ使ってるのはフレッシュチーズじゃなくて普通のだけどな。まぁ限りなく近い状態で使ってる。」

 

フラッシュ「乳製品のまろやかな酸味と甘みが程良く感じます。生地とも喧嘩をしていない事から良く調和されているのが分かります……Wunderbar(ヴンダバー).」

 

ファル子「確かにチーズっぽい味はするかなぁって思ってたけど、あむっ………改めて食べるとホントにするね!」

 

フラッシュ「はい、とても美味しいです。では次にこのビーネンシュティヒを頂きます。」ハムッ

 

ファル子「じゃあ私も〜!」

 

 

出来ればすぐに感想が欲しかったが、今は食べる事に集中させるか。

 

 

フラッシュ「……これもとても美味しいです。ドイツでは生地が分厚く作るのですが、これは生地が薄いのにここまで食べ応えがあるなんて。クリームもナッツも良い甘さです。」

 

八幡「そのビーネンシュティヒはフロランタンを参考にしてるんだ、だから生地を薄く仕上げてる。持って食べても大丈夫だと思うぞ。」

 

ファル子「ファル子これ好きかも〜♪」

 

フラッシュ「確かにこの薄さなら持って食べた方が崩れにくそうです。それにナッツも柔らか過ぎず固過ぎない、適度な仕上がりですね。これもWunderbar.」

 

 

……これ何て言ってるんだ?

 

 

フラッシュ「では最後にこのザッハトルテですね。綺麗ですね……合宿の時も見ましたが、本当に見事な完成度です。」

 

八幡「ありがとよ、結構凝ってんだ。まぁこのザッハトルテだけはドイツ発祥じゃないんだけど、許してくれ。」

 

フラッシュ「そのようですね。ですが私は気にしません。では早速……」ハムッ

 

八幡「………」

 

フラッシュ「濃厚、この一言ですね。それでいて品のある、ただ濃いだけではないチョコの風味を感じます。思わず目を瞑って余韻に浸ってしまう程です。トレーナーさんの心を感じます。」

 

八幡「俺の?」

 

フラッシュ「はい。とても優しい味がします。」

 

八幡「そういう感想はいいんだよ……」

 

フラッシュ「ふふふっ、すみません。」

 

八幡「そんで、どうだった?」

 

フラッシュ「んんっ。トレーナーさんがお作りした以上の3品、試食して味わいました。私から言える事は特にありません。私の実力ではここまでの味や完成度を出す事は出来ません。そのくらいトレーナーさんの作った品は優れていた、という事です。」

 

八幡「そうか……まぁお前からそう言って貰えると、嬉しくなる。ありがとうな。」

 

フラッシュ「いえ、何だか私も作りたくなってしまいました。トレーナーさん、今日はお手隙ですか?」

 

八幡「あぁ、今日は空いてる。」

 

フラッシュ「ではご一緒しても?」

 

八幡「あぁ、材料は余ってるしな。」

 

 

フラッシュからのお墨付きも貰ったから、人前で出しても大丈夫だな。先生やプロフェッサーが来ても、これなら平気で出せるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マックイーン「っ!!?な、何故でしょう?とてつもない程の絶好の機会を逃してしまったような………」

 

 

 




今回はフラッシュさんとファル子さんでした!

マックイーンは残念でしたww
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