比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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八幡の休日

 

 

八幡side

 

 

こんにちは、比企谷八幡です。今日は月曜日、トレーニングはお休みの日です。故に俺もする事が………無いわけないですけどね!いやぁ~マジでさ、多いんだよトレーニングを見てくれだの、メニューを作ってくれだのって。しかもその殆どが未担当ウマ娘やトレセン学園の教官達だったりするんだわ。いやね?未担当の子達だったらまだ分かるわ、自分達の走りをトレーナー達に見てもらうのはある意味正解と言ってもいいし、的確なアドバイスだってもらう事も出来る。だけどさ教官達、アンタ達は仕事をしろ!メニュー丸投げって何?幾ら俺のメニューが大好評だったからと言って丸投げは酷くない?アンタ達仮にも教員資格持ってんでしょ!

 

………はぁ、東条さんに相談でもしようかな?

 

 

八幡「………はぁ。」

 

ハヤヒデ「む、どうかしたのかトレーナー君?深い溜息をついていたが?」

 

八幡「ん?ハヤヒデか………いや実はな。」

 

 

俺は今し方、胸の中で1人呟いていた事をハヤヒデに教える事にした。誰かに愚痴でもしないとやってられないだろ、こういう事は。相手が学生って時点で少しアレな気もするが。

 

 

ハヤヒデ「成る程、凡その理解は出来たよ。だがそれだけ君が頼られているという事でもあるのだ、快く引き受けた方が気持ちも軽くなると思うぞ。」

 

八幡「それが出来たら苦労はしねぇよ。ていうかそのメニュー作成、お前はどのくらいの頻度で言われてると思う?」

 

ハヤヒデ「ふむ………1ヶ月に2度くらいだろうか?」

 

八幡「残念、1週間に1度でした。」

 

ハヤヒデ「………それは最早、本当に丸投げされているのではないのか?」

 

八幡「だから言っただろ?頻度が多いんだよマジで。それを抜きにしたって俺の技術が露見してるようなものだ。まぁ?その辺は俺も気を付けてるから、ぶっ込んだ事はしないようにはしてるが。」

 

ハヤヒデ「……理事長やたづな殿に相談してみてはどうかな?私よりも役に立つと思う。」

 

八幡「あぁ。それと教官達の給料3割俺に寄越せも言ってみるわ。」

 

ハヤヒデ「君、それは少し横暴だぞ………」

 

 

いいじゃないか、苦労してんの半分俺だぞ?いや、7割くらい?

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

ハヤヒデに愚痴聞いてもらったはいいが、この後は何するか………明日のメニューはもう決まってるし、新しいメニュー作成の必要も無い。どうしよう、やる事がない。俺、あんま昼寝とかしないし………

 

 

バクシンオー「やややっ、そこに居るのはトレーナーさんですね!!」

 

八幡「ん?」

 

ブルボン「こんにちは、トレーナー。」

 

ライス「お兄様、こんにちは。」

 

八幡「よう、なんか見る事の無い組み合わせだな。お前達って仲良いのか?」

 

バクシンオー「仲が良いも何も、私達は同じ学年にして同じクラスの一員なのです!そして私が学級委員長です!!えっへん!!」

 

 

ほぉ……じゃあ同期なのか。それは知らなかった。ライスとブルボンが仲良いのは知ってたが、成る程な。

 

 

ブルボン「トレーナーはこちらで何をしていたのですか?」

 

八幡「特に何も。今日はトレーニングを休みにしてるんだ。けどこれと言ってやる事が無くてな。身体を持て余しているんだ。新しいメニューを作る程、困窮してるわけでもないし。まぁだからと言ってトレーニングを見ろとか言われても応じる気はないけど。」

 

バクシンオー「成る程!しかしトレーナーさん、やる事が無いのであれば、それこそ誰かのトレーニングを見てあげれば良いのでは?他のウマ娘の走りを知っておくのも良い事かと思います!」

 

八幡「……それって俺にトレーニングを見てくれって言ってる?」

 

ライス「バ、バクシンオーさん!そ、それは流石に迷惑だよ!」

 

バクシンオー「いえいえ、そのような意味ではございません!トレーナーさんの場合、スカウトにも困らなくなりそうですし。」

 

八幡「いや、俺もう殆どのウマ娘の走り見てるからその必要もねぇんだよ。それにそういう話とか未だによく俺の所に来るし。」

 

ブルボン「もう既に情報はインプットされているのですか、流石です。」

 

バクシンオー「それでは我々はいかがでしょう!?トレーナーさんの担当にしたいでしょうか!?」

 

 

………正直に言うと、担当にしたいとは思ってる。ライスは長距離ではかなりの実力を発揮するだろうし、バクシンオーは短距離では無類の強さを持つだろう。ブルボンも適性は短距離だが、今は中距離も走れる。もしかしたら長距離も夢ではないかもしれない。

 

 

八幡「それぞれの良さがあるからな、スプリンターにステイヤー、オールラウンダー、芝適性は勿論として俺の担当は中距離がメインだからな。今欲しいとしたら………うん、お前等全員欲しいかもしれない。」

 

バクシンオー「おぉっ!!でしたら「今は無理だ。担当人数決まってるから。」はっ!!人数制限………むむぅ、であれば仕方ありませんね。」

 

ライス「じ、じゃあさ!もしも人数に制限が無かったらライス達をスカウトしてくれるのかな?」

 

八幡「そうだな、すると思う。まぁチームもいつ持てるか分からないけどな。古参のトレーナー達は苦労重ねて今の立場を持ってるからな。」

 

ブルボン「それと同時に多くの生徒達からも言い寄られそうですね。」

 

八幡「………やっぱチーム開設の件はしばらくは受けなくてもかもしれないな。」

 

ブルボン「っ!?」

 

バクシンオー「ちょわっ!?」

 

ライス「ふえぇ〜!?」

 

 

 




八幡、ちょっとした苦労人に………
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