比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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チームトレーナー

 

 

八幡side

 

 

入学式が終わって、新入生達は今頃オリエンテーションを行なっている頃だろう。エアグルーヴとフジは東条さんの所でトレーニングをしてもらっている。いや、元々は俺が見る予定だったのだが、理事長からの急な呼び出しを食らったのだ。まさかこのタイミングで?とは思ったが、気にしない事にした。しかし、入学式が終わって早々に呼びつけるってどういう事だ?他の事で忙しいと思っていたんだが………

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「トレーナーの比企谷です。」

 

秋川『歓迎っ!入ってよろしい!!』

 

八幡「失礼します。」

 

たづな「お忙しい中ありがとうございます、八幡トレーナー。実は大事なお話がありまして。」

 

八幡「はぁ………」

 

たづな「では、理事長。」

 

秋川「うむっ、辞令!!比企谷八幡、貴殿をチームトレーナーへと昇格する事とし、今月中に5人以上のウマ娘の担当を持つ事を義務付ける!!」

 

八幡「……お、俺がチームを?」

 

秋川「君の功績を考えれば当然の事!!君の担当しているウマ娘はトリプルティアラ、秋シニア3冠という偉業に加え、最優秀ジュニア賞を2回、最優秀クラシックとシニアを1回ずつ、年度代表ウマ娘を2回という輝かしい功績を持っている!!更に君に至っては最優秀トレーナー賞を2回、しかも勤めて僅か3年という速さでだ!!URA本部からも、このような存在をただのトレーナーにしておくのは勿体無いという話もあがっている程だ!!」

 

八幡「………」

 

秋川「そこで!!君には今年から……正確には入学式と同時にチームトレーナーとなって貰い、ウマ娘達の為にその手腕を振るってもらいたい!!」

 

八幡「……理事長、質問が。」

 

秋川「許可っ!」

 

八幡「もし俺がチームトレーナーとなった場合、ウマ娘はどのようにして選ぶべきでしょうか?幸い自分は今、逆スカウトを受けている身です。選ぼうと思えば選びたい放題なのですが………」

 

たづな「その事なのですが、八幡トレーナーには現在お抱えになっているエアグルーヴさん、フジキセキさんを除いた5名を集めてもらいたいのです。適性はそれぞれ、短距離、マイル、中距離、長距離、ダート、この5つの中から1人ずつスカウトを行なってください。」

 

八幡「成る程………それは誰でも良いんですか?新入生を選ばなくても良いんですか?」

 

たづな「新入生の中からも最低1人は選んでいただきたいです。そうしないと、八幡トレーナーだけ贔屓しているようにも見られかねませんので。」

 

八幡「………大体分かりました。それで、今月中に5人スカウト、でしたよね?」

 

秋川「期待っ!大変だとは思うが、頑張ってほしい!!私からは以上である!!」

 

たづな「あぁそれから八幡トレーナー。チーム結成時にはチーム名も必要になりますので、その点だけはお忘れないようにお願いします!」

 

八幡「大丈夫です、それはもう決めてますので。(嘘だけど。)」

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

八幡「チームか………エアグルーヴ達を除く5人だから、合計で7人を見る事になるのか。それでいて最低でも1人は新入生の中から確保すると。やれやれ、無理を言ってくれる。」

 

 

だがこの事が公になったら、間違いなく1人は俺の所に来るだろう。頼むぞ理事長、間違っても俺がチームトレーナーになったって事は公表しないでくれよ?したとしてもA4サイズの紙1枚密かにペタリと貼ってくれ。出来れば目立たない場所にっ!!

 

 

八幡「さて、取り敢えず2人には相談だな。誰か良いウマ娘は居ないか聞いておきたいしな。」

 

 

ーーーコース場ーーー

 

 

八幡「すみません、お待たせしました。」

 

東条「いいわよ別に。理事長からの呼び出しなら仕方ないもの。それにしても貴方の育てている2人、とんでも無いわね。模擬レースをさせているけど、私の育てているマルゼン達でも勝率は半分以下だもの。」

 

八幡「簡単にやられる程ヤワには育ててませんよ。それに伊達に無敗のままやってきてないって事ですよ。1回は知った方が良いんでしょうけど、いつ負けるんでしょう?」

 

東条「縁起でも無い事を言うんじゃないわよ。それで?理事長は何で貴方を?」

 

八幡「……ウマ娘達に聞かれたらアレなんで耳打ちで言いますね。」

 

東条「?分かったわ。」

 

八幡「チームトレーナーになりました。」ボソッ

 

東条「あら、漸く?」

 

八幡「漸くって………」

 

東条「貴方の事を考えるなら、もっと早くても良いと思っていたけれど……まっ、当然ね。おめでとう。」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

エアグルーヴ「八幡、戻っていたのか。」

 

八幡「あぁ。悪いな、途中で抜けて。」

 

フジ「謝る事ないさ、仕方ないよ。」

 

八幡「せっかくだから今日はこのまま東条さんと合同でトレーニングを行うぞ。チーム・リギルのお前達も東条さんだけでなく、俺もトレーニング見るからそのつもりでな。」

 

 

2人にはこのトレーニングが終わった後に部室で相談するか。その方が落ち着けると思うし。

 

 

シービー「八幡〜あたしも参加した〜い♪」

 

八幡「ノラ娘がまた来たよ………東条さん、シービーも混ぜていいですか?」

 

東条「いいわよ、その代わり貴方が面倒見なさいよ?貴方が入れたのだから。」

 

八幡「………はい。」

 

 

 




八幡、ついにチームトレーナー就任!!
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