比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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八幡のスカウト候補

 

 

八幡side

 

 

東条さんとのトレーニングも終わって、俺はエアグルーヴとフジを部室に残ってほしいと言って残ってもらっている。理由は言わずもがな、チームの事だ。

 

 

八幡「俺がトレーニング前に理事長に呼ばれた内容についてお前達にも話しておく。今後の事にも関係あるからな。端的に言うと、俺は今日からチームトレーナーに昇格した。」

 

エアグルーヴ「おぉ、漸く八幡もか!」

 

フジ「良かったじゃないか、これで君も晴れてベテラントレーナーの仲間入りだね!」

 

八幡「だが喜んでばかりはいられない。話ってのはこれが本題だ。俺はチームを作る条件としてこれを提示された。見てくれ。」

 

 

俺は駿川さんに渡された概要用紙を2人に見せた。2人も真剣な様子で紙を見る。すると………

 

 

フジ「成る程ね………新入生から必ず1人っていうのが難しいかもね。まだどんな子が居るのかも分からないのに。それを決めるのはやっぱり選抜レースを観てから、かい?」

 

エアグルーヴ「近々予定されているしな。しかし八幡、4人は在校生からスカウトして良いとなれば、かなり早い内にメンバーを絞れるのではないか?」

 

八幡「確かに絞れるには絞れるが、俺の場合は候補が多過ぎるっていうのが難点だ。自慢したいが為に聞くわけじゃないが、俺が何人のウマ娘から担当にしてほしいって言われてるか知ってるか?」

 

フジ「あぁ〜………そう考えると八幡トレーナーさんの中では候補が多そうだね。」

 

八幡「そういうわけだ。」

 

エアグルーヴ「だがその中で中距離と長距離は決まっているのではないか?」

 

八幡「え?割と激戦区だぞ?」

 

 

なんでこんなさも当然かのような言い方をするんだ?

 

 

フジ「だって、君にはお気に入りのライスシャワーが居るじゃないか。それに今でも猛アプローチをしているシービー先輩も狙ってなかったかい?」

 

八幡「………うんまぁ確かにそうだけどさ、俺ってそんなにライスを気に入ってるように見えるのか?」

 

エアグルーヴ「お前はライスシャワーにだけ対応が違うという事にそろそろ気付いた方がいいと思っているぞ、私は。」

 

 

そんなに分かりやすかったのか、俺は………だがまぁこれで中長距離はこの2人で決定だな。後は短距離とマイルにダートか………

 

 

八幡「2人の知り合いに短距離とマイル、ダートで走れるウマ娘って誰か知ってるか?」

 

 

エアグルーヴ「そうだな………うぅむ、スズカはこの間にトレーナーが決まったから候補外、ドーベルも既に契約済、会長は走れるが本領ではない、ブライアンもマイル寄りではない、タイキも東条トレーナーの元に居る。私で紹介出来そうなのはファインくらいだな。他は候補になりそうにない。」

 

フジ「じゃあ私は寮生の中からちょっとずつ………短距離ではニシノフラワーがめぼしいね。まぁでももっと凄いのは美浦のバクシンオーだと思うけど。カレンチャンはもうトレーナー決まってるから無理だし、このくらいかな。マイルはタキオンとスカーレット、ウオッカならどうかな?それからオグリも中々良いと思うよ。ダートはアグネスデジタル、スマートファルコン、くらいしか分からないかなぁ。」

 

八幡「新入生以外だとそんな感じか……だが流石に栗東寮のみで固めるのもダメだよな。そのつもりは無かったとしても、やっかみ食らうだろうし。」

 

 

もう少し自分でも考えてみるか……それと1回選抜レースを見てから決めるのもありだな。何も今すぐってわけじゃない、4月の末までに決めればチームとして成立するんだ。取り敢えずは候補だけは絞っておこう。

 

 

八幡「2人のおかげで大体は分かった、時間を取らせて悪かったな。」

 

フジ「このくらい何でもないよ、また何かあったら相談に乗るからいつでも言ってよ。」

 

エアグルーヴ「フジの言う通りだ、私達がお前を頼りにしているように、お前も私達を頼れ。我々もお前の期待には応える。」

 

八幡「もう充分過ぎるくらい応えてもらってるが………そうだな、その時はまた頼む。」

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「………」カタカタッ

 

 

久しぶりに弄るな……この出バ表。もうあれから3年も経つのか。まさかこんな形でこれを使うなんてな。

 

 

ガラガラッ

 

 

沖野「よぅ比企谷、チームトレーナーになったんだってな!良かったじゃねぇか!」

 

南坂「これで漸く、僕達と同じチームトレーナーになりましたね、おめでとうございます。」

 

八幡「お祝いの言葉は素直に受け取りますので、あまり大きな声を出さないでください。もしこれがウマ娘にでも聞かれようものなら、俺は明日からバックれますからね?」

 

東条「貴方、予想はしてたけど本当にひっそりとやるつもりなの?それだとウマ娘の本来の潜在能力を押し測れないわよ?」

 

黒沼「この際だ、ハッキリ言っちまったらどうだ?少しは肩の荷が降りるかもしれんぞ?」

 

八幡「いや無理ですって今更。そんな事してみてくださいよ、俺の安寧の地が無くなります。今この場所だってもしかしたらウマ娘で埋まる事になるのかもしれないんですから。」

 

沖野「おいおい、流石にそこまでは………ねぇって断定出来ねぇのがお前の実力の証明でもあるよな。うん、今理解した。」

 

黒沼「大変だな、お前も。」

 

八幡「皆さんはどうやって乗り切ったんですか?」

 

沖野「俺は「あっ、だいたい想像つくんで言わなくても大丈夫です。」……質問しといてそれかよ。」

 

 

どうせウマ娘のトモを触って判断したから、だろ?沖野さんの情熱は見習うところがあるが、ウマ娘のトモを触るのは間違い無く変態だしな。

 

 

 




ライスとシービーは確定してたかぁ〜………まぁ見てても分かりますしね。
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