気になったら読んでみる。面白ければ読み続け、違うと思えばページを閉じる、です。
僕やこの作品が気に入らないのなら、わざわざコメントなんてする必要なんてありませんし、ただページを閉じるかブラウザバックをすればいいだけの事です。思った事を文字にする必要はないと思います、だって無駄ですし。
こうあるべきだという考えがあるのは素晴らしいとは思いますが、相手を不快にしてまで主張する事では無いと僕は思ってます。胸の内で思う程度でいいと思いますけどね、僕ならそうします。
以上、僕なりの答えです。僕に限らず、他の作者や作品に対してあまり意味を成さないコメントや感想が減る事を祈ります。
それからこれは余談ですが、僕が八幡を軸にして書いている理由は、原作八幡が少し不憫な扱いを受けているのを見たり読んだりしたので、自分の作る作品の中でくらいは強い存在として出したいという気持ちがあったからです。「HACHIMANだろ。」と言われればそれまでですが、最初はそのつもりで書いていましたので。今はキャラをできるだけ崩さないようにしながら書いています。
長くなりまして申し訳ありません。では、本編をどうぞ。
八幡side
ルドルフ「済まない比企谷トレーナー。つい世話になってしまった。」
八幡「別に。あんな風に迫り来られたら普通は怯むもんだ。それに比べたらお前は立派に相手してた方だ。」
ルドルフ「相手を間違えなければ、だろう?」
八幡「まっ、そうだな。」
俺とルドルフは今、保健室を出て理事長室へと向かっている。きっと黒沼さんやエアグルーヴ、それに△△先輩が居るだろうからだ。規模が小さかったとはいえ、大勢の生徒とトレーナーがいる前であの騒ぎが起きたんだ、当然騒ぎの発端になったルドルフや被害者の俺も話に加わらなければならない。
八幡「はぁ……まさか配属して3日目でこんな形で2回目の理事長室に向かう事になるとは思わなかった。それもこんな形で。」
ルドルフ「気が滅入るだろうが付き合って欲しい。君も無関係ではないからね。」
八幡「分かってるよ。」
ーーー理事長室ーーー
秋川「よく来てくれた、シンボリルドルフ君に比企谷トレーナー!確認っ!!比企谷トレーナー、怪我の方は大丈夫かな?」
八幡「はい、大丈夫です。それと、△△トレーナーは居ないんですか?」
たづな「△△トレーナーなら今拘束中です。黒沼トレーナーを含む3人のトレーナー方に加えてエアグルーヴさんとナリタブライアンさんの協力の元、監視してもらっています。」
秋川「要求っ!!シンボリルドルフ君、何があったのか説明を求む!」
ルドルフ「分かりました、ご説明させて頂きます。」
ルドルフは食堂での出来事を事細かに説明をしていた。しかしよく覚えているものだ。あんな事があったから少しは覚えていない箇所もあったと思うものだが。
秋川「成る程……彼が赴任してから少し行動がおかしいとは思っていた。ウマ娘達からの評判もあまり良い方ではなかった………たづなよ、これをどう処理する?」
たづな「そうですね……赴任早々になりますが、やはり地方の学園へ異動でしょうか。しかしそうなった場合は異動先での行動が気掛かりになりますし………」
秋川「加えて比企谷トレーナーへの暴力行為も看過できるものではない………やはり追放だろうか。」
おぉう、かなり凄い方向で進められている。
結局あの場では処分は決まらず、また日を改めて職員等で話し合いをした後に決める事にした。それまで△△トレーナーは現住宅で謹慎との事だった。俺には関係ない事だが、軽過ぎる罰はやめて欲しいな。
ルドルフ「最後まで付き合わせてしまって悪かったね、比企谷トレーナー。食事の途中だっただろうに。」
八幡「それ言うならお前は1口も食べてないだろ。どうすんだよ?」
ルドルフ「心配要らないさ、1食欠かす事になってしまうが、問題は無い。」
八幡「………はぁ、ついて来い。」
ルドルフ「?何処へ?」
八幡「トレーナー室に行く。この時間なら桐生院も居ないからちょうど良いだろう。」
ーーートレーナー室ーーー
八幡「適当に座って待ってろ。それにお前はさっきの件で授業とかに出られる状況じゃないのは教師の連中も理解してんだろ。飯くらいはちゃんと食わないと力は出ない。」
ルドルフ「それは最もだが、一体何をするんだい?」
八幡「今から作るに決まってんだろ。超簡単な料理だけどよ。」
ルドルフ「何?君は料理も出来るのか?」
八幡「これでも俺はトレーナーだぞ?ウマ娘を育てるなら栄養面もしっかり勉強しとかないとなれないだろ。それに、夜食用に取っておいたアレがあるから使えるしな。」
ルドルフ「?」
ーーー10分後ーーー
八幡「ほい、出来たぞ。多分お前ならこれでもすこし足しになるだろう。」
ルドルフ「比企谷トレーナー、これは?」
八幡「焼き鳥丼ってヤツだ。味噌汁とサラダもあるから焼き鳥丼定食ってところだろうな。腹が減っては戦もレースも書類整理も出来ん、食べれる時は食べろ。」
ルドルフ「鶏肉を焼いた香ばしい良い香りだ……では、ありがたく頂こう。」
別に料理の腕に自信があるわけじゃないが、このくらいの料理なら誰だって出来る。焼き鳥買って軽く焼いたのを丼によそった白米の上に盛り付ければ完成だしな。ちなみに米はパックのを使っている。時間無いし、その辺は我慢してもらおう。
ルドルフ「っ!美味しいな………」
八幡「なら良い、作った甲斐がある。簡素で申し訳ないがな。」
ルドルフ「いや、私は作ってもらった側だ。そのような事はないさ。しかしこれでは比企谷トレーナーの夜食がないのでは?」
八幡「別に今日夜まで居ようって目的はないから安心しろ。もしかしたら必要になるかもしれないと思ったから用意してあっただけだ。」
ルドルフは気に入ったのか、時間を気にしているのかは分からないが、あっという間に平らげた。味噌汁もサラダも残さずにだ。ちょっと嬉しい。
ルドルフ「ご馳走様、とても美味しかったよ。また食べたいものだ。」
八幡「こんな簡単な料理をか?学食の方が断然美味いと思うけどな。」
ルドルフ「手料理だから良いのだよ。君が作ってくれたという事が何よりの証明だ。学食では誰が作ったかなんて分からないからね。」
八幡「そんなもんか………」
ルドルフ「さて、私も教室に戻らないとな。次の授業からは出席しなければならないしな。」
八幡「あぁ待て、焼き鳥焼いたんだ。炭火じゃないとはいえそのままじゃ匂う。少し消臭剤かけてくぞ。」
ルドルフ「君は細かい気遣いが出来る人なのだね。うん、ますます君の担当になりたくなったよ。君と過ごす日々は楽しそうだ。」
八幡「ったく、こっちは誰にするか悩んでるってのによ……選ばれなくても恨むなよ?」
ルドルフ「分かっているさ。それでは失礼するよ、改めてご馳走になったよ。」
そう言ってルドルフは部屋を後にした。さて、じゃあ俺も適当に何か食うか。けど他に何がある?
俺はもう1度冷蔵庫の中を見てみたが、その中には何も入っていなかった。どうやらあの焼き鳥だけだったらしい………他に何も買ってなかったのかよ、買い物に行ってた時の俺。
八幡「………仕方ない、昼は飲み物で我慢するか。晩飯はラーメンでも食いに行く事にして、暇だったらファインモーションも連れてこう。」
ーーー ーーー
ファイン「え!?良いんですか!!?」
八幡「あぁ、晩飯の材料が無かったから食いに行こうと思ってたんだ。そしたら今朝の事思い出したからよかったらと思って誘ってみてる。」
ファイン「行きたいです!それで、トレーナーさんの行くラーメン屋さんって何処なんですか?」
八幡「○○○○○って所だ、行った事あるか?あるなら別のとこにするが?」
ファイン「わぁ〜行った事ないです!是非一緒に行きましょう!」
八幡「おう、じゃあ夕方にな。6時くらいに校門前でいいか?」
ファイン「はい、楽しみにしてます!」
元気な奴だ、流石は留学生だ。いや、関係ないとは思うが………
八幡「さて、じゃあ俺も仕事するか。」
焼き鳥丼、食べたくなってきちゃいました………でもラーメンも捨て難いなぁ〜………飯テロってこういうのをいうのかなぁ?(別にダイエットも食事制限もしていませんけどwww)