比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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蕾はやがて芽吹き大輪と化す

 

 

八幡side

 

 

ウマ娘のスカウトにも力を入れたいが、今はそうも言ってられない。エアグルーヴの大阪杯は今週だし、フジは残り2週間で万全に仕上げなくてはならない。最も、残りは調整だからそこまで追い込んだ事はしないから様子を見ながらになるが、最近では新入生のウマ娘達が俺達のトレーニングを覗きに来る事がある。まぁそれもその筈だ。入学してまだ2〜3日しか経ってないんだし、未だ無敗の【女帝】とクラシッククラスで大本命を背負ってる【エンターテイナー】に注目しないわけが無い。

 

どっちにも力を注がないといけないってのがムズいよなぁ。ホント、どうしたもんか………

 

 

ガラガラッ

 

 

シービー「お邪魔しま~す。あっ、ちょうど八幡だけだ。これは好都合っ♪」

 

八幡「?何だシービー、何か用か?」

 

シービー「ねぇ八幡、最近どうしたの?何か悩み事でも抱えちゃった?」

 

八幡「まぁな……シービーさん、ちょいと話聞いてくれますか?」

 

シービー「いいよ、聞いてあげる。何?」

 

八幡「スカウトって誰にすr「あたしあたしあたしあたしあたし!!あたししか居ないよ!!だって第一候補だもんね!!」………話はせめて最後まで聞いてくんない?」

 

シービー「ごめんごめん、でもスカウトの話をするのって珍しいね?どうして?」

 

八幡「いや、俺一応4年目だからさ。そろそろ何か話あるんじゃねぇかなって思ってよ、(まぁ、既に話は貰ってるんだが。)どんなウマ娘を選べば良いかなって。」

 

シービー「ん〜やっぱり素質も大事だけど、1番は八幡が『この子を育てたいっ!!』って思った子を選ぶのが1番なんじゃないかな?ほら、素質はピカ一でも自分と相性が全く合わない娘と一緒に居ても楽しくないでしょ?」

 

 

おぉ〜………シービーが凄い最もらしい事を言ってる、正直少し感動してしまった。

 

 

シービー「だからさ、まずは八幡の中で誰かを決めておいて、その子が本当に八幡と合うかどうかを見極めるのも大事だと思う。その点あたしは八幡とのコミュニケーションもバッチリだし、八幡にとっても構えたりするような感じにはならないでしょ?それに、あたしも八幡に信頼されてるって分かるしね。」

 

八幡「どうしてそこまで言える?」

 

シービー「だって八幡って仲の良い子にしか軽口叩かないでしょ?接点が無い子には突っ込んだ事したり言ったりしないから。逆に仲の良い子になら、無意識だと思うけど友人感覚のノリであたし達に話しかけてくれるでしょ?だから結構分かるんだよ?よく見てるでしょ〜?あはっ♪」

 

八幡「……あぁ、少し驚いた。そこまで俺の事を見ていたなんてな。トレーニングに参加する為にストーカーしてただけはある。」

 

シービー「ストーカーなんてしてないから!アプローチをしてるだけだから!!」

 

八幡「……こういうところもそうか?」

 

シービー「そうそう、そういう事♪あたしには今みたいに言うけど、他の子には言わないでしょ?」

 

八幡「確かに言わないな。」

 

 

ヤバい、シービーが思ってた以上に俺の事を観察してた事に驚きを感じてる。それと同時にちょっと嬉しくもある。俺を見てくれてたんだなって。

 

 

シービー「そういうわけだからさ、あたし本当に八幡の担当になりたいんだよ〜。何とかならないかな?」

 

八幡「………シービー。今から言う事、誰にも言わないのなら話がある。」

 

シービー「ん?八幡が他の人に知られたくないって言うのなら、あたしは誰にも言わないよ。」

 

八幡「よし、なら約束だ。数日前に理事長から辞令が出た。内容はこれだ。」

 

 

俺はシービーにも担当の2人に見せた紙を見せた。シービーは文章を進めていくと同時に………身体から輝きを放つようになった。同時になんか戸惑ってもいるように見える。

 

 

シービー「は、八幡……も、もしかして?」

 

八幡「あぁ、お前の言葉で理解した。去年の夏合宿、さっきの話で俺も覚悟を決めた。シービー……いやミスターシービー、俺のスカウト、受けてくれるか?」

 

シービー「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シービー「………ぃやったあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」ダキッ!!

 

八幡「うおっ!?」

 

 

俺はシービーに正面から抱き着かれ、その勢いのまま後ろに倒れてしまった。しかもシービー、抱き締める力が強いからか、全く手が動かない。感動しているところ申しわけ無いのですが、口から内臓飛び出そう……っ!

 

 

八幡「シ、シービー……も、もう少し力緩めて、くれ。く、苦しい……っ!」

 

シービー「あははは、ごめん。本当にすっごく嬉しくて………でもやっとあたしをスカウトしてくれたね、待ってたよ八幡。」

 

八幡「待たせたつもりは無かったが、これからよろしく頼む。シービー。」

 

シービー「ん、よろしくね八幡!!」

 

 

まさかこんなに喜ばれるとは思わなかったが、けどまぁこれで1人目だ。

 

 

シービー「そうだ八幡、後4人探してるんだよね?」

 

八幡「あぁ、まぁ1人は確定かもしれないがな。それがどうかしたのか?」

 

シービー「それなら1人心当たりがあるんだけど、どう?よければあたしの知り合いを紹介するよ?」

 

 

 




シービーの想いは4年経った今、漸く咲きましたね。

そしてシービーの知り合いとは?
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