比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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批評と選抜レース

 

 

フジside

 

 

皐月賞を勝った私はポニーちゃん達だけでなく、学園の関係者達は勿論、エアグルーヴや未来のチームメンバーから祝福の言葉を貰った……それは当然、八幡トレーナーさんからも。それだけに今回の皐月賞の勝利はとても嬉しかったし、ダービーに向けての良い起爆剤にも特効薬にもなったと自分では思っている。周りの人達からも似たような言葉を貰った。自分の力で皆に【キセキ】を見せられた事がとても嬉しく思えた!

 

けど、そんな私の嬉しさとは裏腹にまたも八幡トレーナーさんの事が書かれていたのを見つけた………ううん、エアグルーヴが見つけてしまったと言った方がいいかもしれない。内容はこうだった。

 

 

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今回の皐月賞はフジキセキの勝利で終わった。ウマ娘の調子も良かったし、この距離も走れると分かっていたから当然の結果かもしれない。次走の予定は日本ダービーらしいが、これは現実的ではない。

自分がフジキセキを見た感じでは、フジキセキはマイルタイプのウマ娘だ。中距離も今回ので走れるのは分かったと思うが、それは2,000mという距離だからだろう。2冠に向けてトレーニングをするという事になると思うが、トレーナーである比企谷八幡はフジキセキの事を理解しているのだろうかと疑念を持つ。

トレーナーならば分かると思うが、適性や勝率の無いレースに行くよりも勝てるレースに出すのがセオリーだ。ましてやダービーは2,400mと長距離の1つ手前の距離だ、マイルタイプのウマ娘には厳しい距離だ。そんなに称号や実績が欲しいのかと言いたくもなってしまうものだ。これは個人の勝手な意見だが、フジキセキはダービーに行かず、NHKマイルCか安田記念に行くべきだと思う。無理に走れないレースを走るよりも確実に狙えるレースに出た方が良いのは誰でも分かる事だ。

最後に締め括るが、比企谷八幡はもっとウマ娘の事をよく理解する必要があると思っている。

 

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この内容を見せられた時は本当にふざけていると思った………八幡トレーナーさんが私達の事を理解してない?このふざけた作文を書いた人に八幡トレーナーさんの何が分かるのかな?

 

私は流石にこの内容を無視出来なかったから、エアグルーヴに頼んで特定をして貰っている。エアグルーヴも同じ事を思っていたのか、断るどころか寧ろ乗り気だった。早く特定してくれる事を願うよ。

 

 

そして今はと言うと………

 

 

八幡「……走るウマ娘はこんなもんか。よし、アップの動きからでも一応の推測は立てておくか。」

 

 

新入生のポニーちゃん達が走る選抜レースに来ていた。八幡トレーナーさんについて来てるのは私とエアグルーヴの2人だけ。他の子達はまだチームに入ってないから一緒に居ると不思議がられるからね。今日は外してもらっているんだ。それに私達だけの方が変に見られないしね、担当だしね。

 

 

エアグルーヴ「八幡、中距離から先はどうするのだ?見るのは短距離とマイルだけなのか?」

 

八幡「そのつもりだ。」

 

フジ「でもそれだと怪しまれないかい?」

 

八幡「大丈夫だ、俺は短距離系を育てたいって言えば何とかなんだろ。」

 

エアグルーヴ「そのような見通しで大丈夫なのか?」

 

八幡「………まぁいいだろう。」

 

 

八幡トレーナーさん、自分でも見通しが甘いって分かってたのかなぁ?

 

 

ルドルフ「やぁ八幡君、精が出るね。もしかして、君も誰かをスカウトかい?」

 

八幡「まぁそんなとこだ。と言っても短距離とマイルだけだけどな。俺は中距離をメインに育てて来たからな、長距離のトレーニングを入れてのトレーニングも入れてきたが、短距離にはそれを組み込めないからな。短距離の育成をしたいと思っている。」

 

ルドルフ「そうなのか……」

 

八幡「あからさまに残念そうにするなよ、俺は別に何も悪い事してねぇだろ。」

 

フジ「仕方ないじゃないか八幡トレーナーさん、会長もシービー先輩と同じで前から君しか狙っていないんだから。」

 

八幡「いやそれは知ってるけどよ………」

 

ルドルフ「そういえばこの前、やけに機嫌の良いシービーを見かけたんだが、八幡君は何か知らないかい?彼女をあんな風に出来るのは君くらいしか存在しないと思っているんだが………」

 

八幡「シービーが?いや、知らん。」

 

 

きっと八幡トレーナーさんからチームに入らないかって言われたからだろうね。これがもし会長にバレたら………うぅ、想像したくないかも。

 

 

八幡「それよりも今は選抜レースに集中したい。話があるなら少し後にしてもらえないか?」

 

ルドルフ「いいや、話は特に無いさ。ただ君を見かけたから話しかけただけだよ。新入生の確保、上手くいく事を願ってるよ。」

 

エアグルーヴ「シービー先輩は相当喜んでいたようだな、八幡?」

 

八幡「そうらしいな。アイツそんなに嬉しかったのか、それなら誘った甲斐があった。」

 

フジ「あはは、目に浮かぶよ。なんかニコニコしてそうだね、その時のシービー先輩は。」

 

八幡「………簡単に想像つくな、確かに。」

 

 

 




やはり居ますね、八幡への辛口。

そしてついに始まった選抜レース!
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