比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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日本の祭典

 

 

フジside

 

 

5/28の東京レース場。遂に日本ダービー当日……私達の世代の頂点を決める戦いが始まる。今日までたくさんトレーニングをしてきたからね、私の持てる全ての力を使ってこのレースに臨むつもりだよ。周りの子達も本気で勝ちたいって気持ちが溢れ出てるのが凄く伝わってくる………

 

私は勿論、八幡トレーナーさんも初めての舞台。私にとっても重要なレース、負けたくない思いは他のウマ娘達に負けないくらい強いと思ってる。このレースを勝って八幡トレーナーさんがしっかりとしたトレーニングを組んで、ちゃんとした方針と私達の希望に沿った方向でレースやトレーニングを行なっている事を伝えたいと思っているから、ダービーは勝利以上に大事な事があるから本当に力が入るよ。

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

八幡「調子は良いみたいだな、これなら走り切るのは問題無さそうだな。」

 

フジ「うん、気合もバッチリさ!」

 

エアグルーヴ「そのようだな、皐月賞の時よりもさらに覇気がある。」

 

シービー「あんなにトレーニングしたんだからきっと勝てるよ。八幡、フジは大丈夫でしょ?」

 

八幡「お前達全員が一丸になってこの日のフジの為にトレーニングを手伝ったんだ、なら後はフジが勝つのを信じて応援すればいい。それからシービー、フジは大丈夫かって質問だが、逆にお前達が一緒にトレーニングしてたのに大丈夫じゃない理由が何かあるのか?」

 

バクシンオー「ふっふ~、流石はトレーナーさんです!!その通り!!私達がトレーニングに携わっていたのですから問題ありませんともっ!!」

 

フジ「皆、ありがとう。」

 

八幡「んじゃ作戦だが、今回は中団の中で足をしっかり溜めろ。エアグルーヴとシービーのトレーニングで中団で脚を溜めるやり方はもう頭にも身体にも叩き込まれてる筈だから、今日は前につけるよりもしっかり中で脚を溜める事に専念して3コーナーを過ぎた辺りで一気にぶちかませ。」

 

フジ「うん、分かったよ!」

 

八幡「それから、これが1番大きな作戦だ。」

 

フジ「?」

 

八幡「………楽しんでこい。」

 

フジ「……え、楽しむ?」

 

八幡「そうだ。今回はダービーの舞台で楽しむ余裕なんて無いとは思うが、レースでもマジックでも楽しんだ奴が1番勝つ。特にダービーは1番運の良い奴が勝つっていわれてるレースだ、辛気臭い顔してたら運も寄って来ねぇだろ。」

 

フジ「ぷっ、あははは!八幡トレーナーさん、笑わせないでよ!」

 

八幡「そうだ、その顔で行ってこい。」

 

エアグルーヴ「八幡の言う通りだな、フジ。ダービー以前にレースだ。楽しんでこい。」

 

シービー「フジ、楽しんでおいでよ!」

 

ライス「フジさん、頑張ってね!」

 

アルダン「ご健闘をお祈りしています。」

 

バクシンオー「我々も全力で応援しますので、フジさんもバクシンしてください!」

 

アロー「応援してます。」

 

モーリス「頑張ってください、フジさん!」

 

フジ「皆ありがとう、じゃあ行ってくるよ♪」

 

 

折角のダービーだからね、楽しまないと損だよね!

 

 

ーーー本バ場ーーー

 

 

実況『さぁ、これで17人のウマ娘達がターフの上に集まりました!!残すはこのウマ娘、デビューから今日に至るまで傷無しの戦績!!このままの勢いでダービーも制する事が出来るのか!?8枠18番の大外枠、今年のダービー大本命フジキセキの登場です!!』

 

 

フジ「皆〜、応援よろしくね!」

 

 

さぁ〜て、皆にこのフジキセキの【キセキ】を披露しなくちゃね!

 

 

フジsideout

 

アルダンside

 

 

八幡「2,400m……フジがどんな風に走るか、しっかり見ておくか。特にシービー、アルダン、ライス、お前達はこれからこのレースを目指す事になるからよく見ておいた方がいい。これが日本で1番のレースだってのを理解しておいた方が後の為だ。」

 

シービー「ん、分かったよ♪」

 

ライス「お、お兄様、ライスもこの舞台に立てるのかな?」

 

八幡「可能性は充分ある。お前はステイヤーだが、中距離の才能もあるからな。」

 

ライス「っ!うんっ!」

 

アルダン「兄様、私も出られるのでしょうか?」

 

八幡「お前が望むのなら、な。だがダービーに出られるのはたった18人だけだ。お前が出たい、勝ちたいって思うのなら可能性は0じゃない。エアグルーヴも母親がオークスを制した時の事を聞かされて、オークスの勝ちに拘りを持っていた。だからオークスでの力の入り様や覚悟はどのレースよりも強く感じたしな。だからお前ももし、このレースに出たいって思うのなら、それに向かって突っ走れば良い。まっ、前のめりになるのはダメだけどな。」

 

 

アルダン「………分かりました、ありがとうございます。私もこれから、より一層走る事にしましょう。」

 

八幡「そうか。」

 

アルダン「兄様の為にも!」

 

八幡「……ん?」

 

ライス「そ、そうだよね!お兄様の為にライスいっぱい走るからねっ!」

 

八幡「いや違くて。俺じゃなくて自分の為に走って良いんだからな?」

 

エアグルーヴ「何故こうなったのだ?」

 

シービー「ね~。」

 

アロー「トレーナー、何か吹き込んだの?」

 

八幡「んなわけねぇだろ………ったく、何でこうなったんだか。ほら、もうすぐダービー始まるんだから集中しとけ。」

 

 

 




今日にしようと思いましたが、次回に持ち越しです!
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