比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ひとまずの決着

 

 

八幡side

 

 

ブォン!!!

 

 

八幡「っ!!」

 

「避けてんじゃねぇ!!当たりやがれっ!!」

 

八幡「やなこった!」

 

 

クソッ、本当に埒が開かない。抑えつけられれば良いんだが、暴れ回って抑えるどころの話じゃねぇ。幸い周りには誰も居なくなってるからある程度の余裕はあるが、相手は刃物を持ってる。気を抜いたら終わりだ。

 

 

「ふぅー……ふぅー……!!」

 

八幡「………」

 

 

何とか奴の動きを封じねぇと……仕方ない、取り敢えず絞め技を使うしか無い。

 

 

八幡「おい、1つ聞くぞ。俺を刺してどうなる?お前の気は晴れんのか?」

 

「晴れるね!!お前を殺せるんだったら、俺はムショでも何処でも入ってやるよ!!」

 

八幡「そこまで恨むような事を俺はしたか?俺は当たり前の事をお前に言っただけだ。トレーナーがウマ娘に手を上げるなんてもっての外だ。トレーナー資格を取る時に教わらなかったのか?」

 

「うるっせぇ!!!んな事もうどうでも良いんだよ!!今はお前を殺す!!それだけだ!!!!」

 

 

来たっ!

 

 

「おああああぁぁぁぁ!!!」

 

八幡「ふっ!!」ガシッ!!

 

「な、何っ!?このヤロ「せい……やぁっ!!」うおああっ!?」

 

八幡「ふんっ!!」グググ!!

 

「がっ……ご、ごのやろっ!!」

 

 

俺は襲い掛かってきた奴の腕を取ってから体勢を崩して、すかさず俺は奴の腕と顔を挟めるように足を巻き付けた。所謂三角締めというヤツだ。それと同時にナイフを持っている腕の力を抜かせる為にツボ押しもしている。

 

 

「ご、ごの……は、ばなぜ!!!」

 

八幡「離さねぇ……よっ!!」グググ∼!!

 

「ふぐぅ!!!」

 

八幡「……シービー!警察はまだか!?」

 

シービー「分かんない!でも出た人はすぐ駆けつけるって!!」

 

 

♪〜♪〜

 

 

バクシンオー「っ!!このサイレンの音、間違いありません!!警察の方々でしょう!!」

 

ライス「よ、良かった………」

 

エアグルーヴ「八幡、私は警察を此処に誘導してくる!その間、持ち堪えてくれ!!」

 

八幡「言われなくてもそうしてるよ!」

 

「あがっ……がが………」ポロッ

 

 

八幡「っ!!(ナイフを放した!)ふっ!」

 

 

このままだとナイフが俺に刺さる……流石に身体の上に刃物を乗せておくわけにはいかないからな。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

警官1「動かないでください、警察です!!」

 

エアグルーヴ「あそこです!今締め技を行なっているのが私達のトレーナーです!!」

 

警官2「分かりました!おい、ひとまず取り押さえるぞ!!手錠を用意しておけ!!」

 

警官3「はい!!」

 

 

その後は警察官2人の手によってアイツは拘束された。拘束された状態でも俺を殺そうと暴れ出す始末だったから、最終手段として護送車の中へと入れられた。今でもバンバンっと扉を叩く音が聞こえてきている。

 

そして………

 

 

たづな「皆さん、ご無事ですか!!?」

 

ルドルフ「八幡君、皆!」

 

八幡「駿川さん、ルドルフ……俺達なら大丈夫です、皆無事ですし、怪我も負ってません。」

 

たづな「八幡トレーナー……はぁ、良かったです。本当に安心しました。ミスターシービーさんから連絡を受けた時は肝を冷やしたんですよ?刃物を持った男に襲われていると聞かされて………」

 

八幡「急な事態だったので。でもこの後は取り調べを受ける必要がありそうなので、俺はまだ学園にも家にも帰れそうにないと思います。駿川さん、チーム全員の学園への送迎をお願い出来ませんか?ルドルフ、お前にも頼む。」

 

ルドルフ「それを断る理由なんて無いさ。任せてほしい!」

 

たづな「お任せください!」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

エアグルーヴ「おい待て!1人で行くのか!?ならば私も同行する!お前の事を信用していないわけではないが、お前1人だけでは証言にならないだろう。私も一緒に行けば事実確認が取れるだろう、私も同行させろ!」

 

八幡「ダメだ。お前はこのチームのリーダーだ、そんなお前が離れて誰がこのチームを支えるんだ?エアグルーヴ、俺が不在の間はお前がチームの支柱だ。皆を任せられるのはお前だけだ、チームを頼む。」

 

エアグルーヴ「………分かった。」

 

フジ「でも八幡トレーナーさん、エアグルーヴの言う事にも私は賛成だよ。1人だけじゃ真実かどうかも分からないんだから。だから私が貴方について行く、それでどうかな?」

 

八幡「おい、お前は「大丈夫。レースの後だけど、君にばかり負担をかけさせたくないんだ。」………」

 

 

……ライスとモーリスはきっと無理だろう。話を聞くだけでも震えが止まらなさそうだ。バクシンオーも見てはいただろうが、ちゃんと説明を聞いて理解しているかどうかが不安だ。シービーも適任だとは思うが、エアグルーヴにああ言った手前、年長者のシービーにも頼みづらい………フジが適任か。寮の事はエアグルーヴに任せる事にしてもらおう。

 

 

八幡「分かった。フジ、俺と来てくれ。駿川さん、皆を頼みます。ルドルフもな。」

 

 

そして俺達は警察のパトカーに乗って署で事情聴取を受けていた。俺が新人の頃からの話もしていたから大分長い時間をかけての取り調べだった。終わる頃には日を跨いでいたので、フジは俺の家で寝かせる事にした。流石に寮に帰らせるわけにもいかないからな。それに、奴が捕まっているとはいえ、今夜は一緒に居た方が安全だ。

 

 

 




何事もなくて良かった〜………
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