比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ミーティングと料理

 

 

モーリスside

 

 

♪〜授業が全部終わって今からミーティングとトレーニングの時間!私がチーム・ポラリスに入ってからまだ1ヶ月しか経ってないけど、先輩達の実力は相当高い。私は距離的にバクシンオーさんと一緒に併走をする事が多いんだけど、併走で勝てる確率はまだ2割。そりゃ私が得意なマイルだったらもうちょっとは勝率上がると思うけど、トレーナーさん曰く『直線でバクシンオーについていけるようになれば、お前に追いつける奴は限られる。』って言ってたから、今はバクシンオーさんのスピードに最後までついていけるようになるのが目標です!

 

 

モーリス「よし、今日も頑張ろうっ!」

 

 

ガチャッ

 

 

モーリス「こんにちはっ!」

 

エアグルーヴ「むっ、モーリスか。早いな。」

 

モーリス「エアグルーヴ先輩、お疲れ様です!」

 

エアグルーヴ「そう固くならなくてもいい。同じチームメンバーだ、ソフトに接してくれて構わない。」

 

モーリス「は、はい。」

 

 

ソフトってどれくらいかなぁ?

 

 

時間が経つにつれ、メンバーが集まって最後にトレーナーさんが入って来た。

 

 

八幡「悪い、遅くなった。全員居るか?」

 

シービー「居る居る〜!八幡、早くミーティング終わらせてトレーニングしようよ〜!」

 

八幡「まぁ待て、このミーティングは今後の俺達の動きを左右する大事な事でもある。朝にも言ったと思うが、トレーニングの時間は短くするからな。」

 

アロー「……私達のデビュー戦、とか?」

 

八幡「察しが良いな、その通りだ。まぁそれだけでもないがな。」

 

フジ「それで、まず最初は何から話すんだい?」

 

八幡「それはお前だ、フジ。ダービーを勝って今や2冠ウマ娘になった。その後といえば当然、最後の菊花賞になる。だがお前の適性的に3,000mは大き過ぎる壁だ。路線を変更するのもありだと考えている。まぁその場合は天皇賞・秋になるだろう。そこで……お前はどう思ってる?3冠か、天皇賞か、お前に判断を任せる。」

 

フジ「トレーナーさんはどうしたいんだい?せっかく3冠まで後1歩のところまで来たんだから、獲りたいって気持ちにならないのかい?」

 

八幡「当然ある。けどウマ娘に無理を強いてまで獲りたいとは思わない。エアグルーヴとフジとシービーは知ってると思うが、俺は怪我が1番怖い。それにこんな言葉がある………『無事之名ウマ娘』。成績が振るわずとも、怪我無く無事に走り続けるウマ娘は名ウマ娘だって事だ。俺は無事に走ってくれればそれでいい。確かに成績は良いに越した事は無いが、1番は自分の身体だ。走れなくなったら元も子も無い。」

 

 

………トレーナーさんってやっぱり凄い人なんだ。分かってたけど自分よりウマ娘優先なんだ。だからフジ先輩の次のレースもどうしたいかをフジ先輩に選ばせてるんだ。

 

 

フジ「……八幡さん、少し時間をもらっていいかな?簡単に決められそうにないから。」

 

八幡「あぁ、大丈夫だ。じっくり考えてもらって構わない。リミットは7月だ。それ以上は次のレースもあるから待てない、それまでに決めてくれ。」

 

フジ「うん、分かった。」

 

八幡「それじゃ、次だ。今年の合宿についてだ。今年、チーム・ポラリスは合宿に参加せず学園で過ごす事にする。」

 

 

へぇ〜合宿もあるんだ!何だか楽しそう♪ってあれ?何でバクシンオー先輩とアロー先輩以外の先輩達はあんなに落ち込んでるんだろう……そんなに参加したかったのかな?

 

 

シービー「じ、じゃあ……八幡の合宿限定のご褒美ディナーは?も、もしかして今年は………無し?」

 

八幡「………そこ?」

 

シービー「『そこ?』じゃないよ!!八幡、どれだけ自分の料理が人気あるか分かってないのっ!?」

 

八幡「はぁ………お前達が落ち込んでる理由はそれか。参加した事の無いモーリスが困惑してんだろうが。それにだ、ちゃんと理由はある。1つはモーリスだ。」

 

モーリス「え、わ、私ですか?」

 

八幡「今年入学してまだ2ヶ月、そんな子に無理させられるわけが無いだろう。今年は学園で過ごしてじっくり仕上げる。」

 

アルダン「成る程……まだ理由が?」

 

八幡「あぁ、もう1つはデビュー戦だ。お前達は今年デビューだから合宿で追い込んだら確実にダメになる、だから学園で過ごす。」

 

 

そっかぁ……デビュー前に大きな負担の掛かるトレーニングは出来ないって事か………成る程、勉強になるなぁ〜。

 

 

シービー「それよりも!じゃあ今年は合宿限定のご褒美ディナーは無いの!?」

 

八幡「……一応全員に聞くが、あった方が良いの?」

 

シ・エ・フ・ア「当然っ!!!」

 

 

うわっ!?凄い、ハモった………

 

 

ライス「ライスもお兄様の作る晩ご飯は欲しいかなぁ……」

 

モーリス「……そんなに凄いんですか?」

 

アロー「私に聞かれても、食べた事無いし。でも、あの5人が揃って一斉にああ言うって事は相当美味しいんだと思う。」

 

バクシンオー「私は合宿で参加してトレーナーさんの料理を見た事がありますが、とても美味しそうでしたよ。それを2年連続で食べられているエアグルーヴさんは幸せ者でしょう!」

 

ライス「ライスは食べた事あるんだけど、すっごく美味しいんだよ!お兄様は大した事ないって言ってるけど、本当にすっごく美味しいんだ♪」

 

 

そんなに美味しいんだ………食べてみたい。

 

 

八幡「とにかく!今年は合宿は行かないっ!飯については今後考える!終了っ!はい、トレーニング!」

 

 

 




モーリスはこのままで居てもらいたい。
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