八幡side
京都に着いて翌朝。昨日は街の散策はせず真っ直ぐホテルへと向かった。トレーニング後だったからな、疲れは早めに取っておいた方が良いだろうしな。しかしだ、やはりというか一膠着あった。理由は泊まる部屋だ。あっ、勘違いしないでほしいのはちゃんと男と女で分けたからな?ウマ娘達と一緒に寝泊まりするわけにはいかないしな。何を思ったのかは知らんが、シービーは俺と一緒の部屋で寝るとか言い出しよった。シービー曰く『1人じゃ寂しいと思うから。』だそうだ。そしたら俺は今頃1人暮らしなんてしてねっての!
まぁシービーの事はエアグルーヴが止めてくれたから何とかなったが、エアグルーヴの奴も俺の耳に近付いてこう言ってきやがった。
エアグルーヴ『もし、寂しかったら……連絡しろ。その時は………私がお前の部屋に行く///』
とか言い出した。副会長、分かってる?ダメだからな、お前がそういう事率先してやったら。後輩達に影響したらどうすんの?特にライスとモーリスに!
まぁそんな事があったわけだが、朝は普通に迎えられて良かった。朝食の時間になったから、俺はエレベーターで食事専用の階に向かっているところだ。
チーンッ!
八幡「おっ、良い匂いだ。」
フジ「あっ、八幡さ〜んこっちだよ!」
八幡「よぉお前達、おはようさん。眠れたか?」
シービー「うん、グッスリね♪でも八幡が居ればもっと眠れたのになぁ〜?」
エアグルーヴ「まだ言ってるんですかシービー先輩………八幡はどうだ?眠れたか?」
八幡「あぁ、大丈夫だ。来ていないのは……どうやら居ないみたいだな、よかった。」
バクシンオー「ライスさんが1番乗りだったみたいですよ!ランニング後だったようなのですが、素晴らしいですね!私も学級委員長として見習わなくてはっ!」
ライス「そ、そうかな?えへへ……」
モーリス「バ、バクシンオーさんの言う通りです!私もライスさんのそういう所、見習わないとっ!」
アルダン「ふふふ、そうですね。ところで兄様、そろそろ時間ですので、お並びください。」
八幡「いや、それだと後ろのお客さんに迷惑だ。俺は来た順番で構わない。」
ライス「じゃあライス達はこの人数が座れるくらいのテーブルで待ってれば良いかな?」
フジ「そうだね。皆で食べた方がきっと美味しいからね♪そうしようか。」
八幡「それじゃあそれで頼む。それと予め言っておく、分かってるとは思うが周りに迷惑はかけないようにな?」
エアグルーヴ「八幡は私達を幾つだと思っているんだ?心配要らん、私が見ている。」
バクシンオー「皆の学級委員長であるこの私にお任せください!」
………エアグルーヴには任せられるが、バクシンオーは不安だな。フジの方がまだ頼もしい。
ーーー数分後ーーー
さて、確か奥の方に居たな……食べたいのは盛り付けてあるし向かうとするか。あれ、何してんだ?
八幡「何してんだお前達?」
シービー「あっ、八幡やっと来た〜!八幡、隣座っていい?」
アルダン「ではもう1つの空きは私が。」
ライス「ラ、ライスもお兄様の隣が良いなぁ……」
フジ「私も八幡さんの隣に座りたいなぁ。どうかな八幡さん?」
エアグルーヴ「お前達、周りに他の人が居なかったから良かったが、早く座らぬか。」
バクシンオー「皆さん、少し落ち着きましょう!ほら、周りに他のお客様が来るかもしれませんよ!」
シービー「でも八幡の隣が良いしぃ………」
八幡「はぁ………ジャンケンで決めろ。そんで勝った奴は今日、負けた奴は明日だ。」
ていうかフジ、お前もそっちに行くのかよ………
アロー「まぁ確かにそれなら早く決められるね。私は早めに座っておこ。」
モーリス「で、では私は反対側の奥に。」
八幡「俺もこんな風に楽に座りたかったもんだ。」
エアグルーヴ「済まない八幡、こうも人数が多くてはな……ジャンケンで決めれば良かったのだな。」
八幡「仕方ねぇよ、止めてくれただけでもありがたい。それにフジも向こう側に回るとは思ってもなかったしな。アローはこういうのに無関心だし、モーリスは1番下だ。あの4人に向かってく事はしないだろう。」
モーリス「す、すみませんトレーナーさん……」
アロー「あの中に突っ込む勇気なんてないから。」
八幡「気にしてないから謝るな。それに悪いのはあの4人みたいなものだからな。」
『ジャンケン、ポンッ!あいこでショッ!』
ライス「えへへ、美味しいねお兄様♪」
アルダン「どの品も美味ですね。」
八幡「あぁ、そうだな。」
シービー「うぅ〜ん残念……でも明日はあたし達が隣だし、今日は譲ってあげるよ。」
フジ「あはは……そうですね、それに私はちょうど良かったかもしれません。明日がレースですから。」
結果はライスとアルダンの2人になった。それは良いんだが………ちょっと近いんだよなぁ。けどすげぇ嬉しそうにしてるから言いにくいんだよなぁ。
八幡「ライス、それだけじゃ足りないだろ。」
ライス「でもね、朝はいつもこれくらいなんだ。」
八幡「そうなのか……じゃあ多いのは昼と夜だけか。でもそうだよな、3食多かったら寮長溜まったもんじゃねぇもんな。」
ライス「も、もうお兄様………」
アルダン「兄様、こちらも美味しいです。」
八幡「ん?これ俺は持ってこなかったな……お代わりする時に持って来るか。」
アルダン「ふふふっ。その前に…あ~ん。」
八幡「………あむっ。」
こうでもしないとアルダン絶対に悲しそうな顔するに決まってる!待て、お前達そんな目で見ないでくれ……仕方ないんだって、分かってくれよ。
最初の2人は義妹コンビでしたね。