比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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次の目標レース

 

 

フジside

 

 

菊花賞を無事走り終えた私達チーム・ポラリスは予定通り、学園に戻って翌朝を迎えた。私はポニーちゃん達が起きる前に朝の新聞を読んだりするんだけど、何だか久々に嬉しい気分だよ♪だって八幡さんについての良い記事が載せられてるんだからね!

 

 

『フジキセキ3冠達成!!トレーナーの比企谷八幡は紛れも無い凄腕!!クラシック3冠とトリプルティアラを無敗で獲得!!』

 

 

フジ「ふふふっ、何だか嬉しくなるね♪」

 

 

元々ダービーの夜の事件が起きてから八幡さんに対する悪い声は圧倒的に減った。エアグルーヴとも相談してチーム・ポラリスに届くファンレターなんかは八幡さんを含めて私とエアグルーヴも見るようにしている。最近では過激発言をする手紙は無いと言って良いくらいにまで無くなっているから、八幡さんが本当の意味で評価されているって事だね!

 

 

フジ「今日は何だか良い日になりそうだね♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エアグルーヴ「ほう、このような記事が………ふっ、お前の言う通りだな。」

 

フジ「でしょう?良い感じの記事だよね!それに、君と私の実績のおかげで八幡さんの評価が上がるのは嬉しいよね♪」

 

エアグルーヴ「あぁ。私の頃には見られなかった事だ。あるとすれば、ジャパンCで八幡の師が判明した時くらいだろうな。八幡も目を通してはいるだろうが、気にしてはいないだろうな。」

 

フジ「八幡さんならそうだろうね。でも私達にとってはそれなりに大きい事だからね。」

 

エアグルーヴ「あぁ。出来れば八幡にも自覚を「あの、少しよろしいですか!?」む?」

 

 

……学園の前に取材スタッフ?

 

 

記者「フジキセキさん、今回の3冠制覇おめでとうございます。ついては質問をさせていただきたいのですが。」

 

エアグルーヴ「それは結構ですが、正規の許可を学園に取っていますか?」

 

記者「えぇ、勿論。」

 

 

昨日は私の脚が動かない事もあってか、長時間のインタビューは叶わなかったからだと思う。けど今は朝で登校中、長時間のインタビューは難しいかな。

 

 

八幡「よう、エアグルーヴ、フジ。」

 

フジ「っ!八幡さん。」

 

エアグルーヴ「八幡。」

 

八幡「お前達は学園に行け。今の時間でインタビューだと遅刻は確定だ。俺が対応する。」

 

記者「っ!?これは失礼しました、皆様は学業もありましたね……我々の事だけしか考えておりませんでした、申し訳ありません。」

 

八幡「いえ、ご理解いただけたようで何よりです。私で答えられる事ならばお答えします。」

 

記者「ありがとうございます。」

 

 

はぁ………カッコ良かったなぁ八幡さん。

 

 

エアグルーヴ「………お前、そんなに惚れっぽい性格だったのか?」

 

フジ「えっ!?///」

 

エアグルーヴ「はぁ……何故そうなってしまったのかは分からんが、昨日からのお前は八幡の事になると緩んだ顔になるぞ?」

 

フジ「そ、そうかなぁ?」

 

エアグルーヴ「………まぁお前の気持ちは昨日知ったつもりだ、深くは追求せん。しかし見てみたかったものだな、お前の言う『とても優しい顔の八幡さん。』とやらをな。」

 

フジ「うぅ……///」

 

エアグルーヴ「本当の事とはいえ、お前が誤魔化す事をせんとはな……」

 

 

だ、だって仕方ないじゃないか……八幡さんの事、好きになってしまったんだから///

 

 

ーーー放課後・部室ーーー

 

 

八幡「悪いなフジ、急に呼び出して。」

 

フジ「ううん、大丈夫だよ。呼び出した要件については予想がついてるから。今後のレースの事、だよね?」

 

八幡「あぁ、そうだ。今年はもう年内のレースには出ず、来年に備えていこうと思う。フジ、お前はどうしたい?出たいレースとかはあるか?」

 

フジ「えっと……八幡さんが許可を出すかどうかちょっと分からないけど、来年の安田記念を目標にしたいと思ってるんだ。そしてその前に………」

 

八幡「?その前に?」

 

フジ「高松宮記念に出たいって思ってるんだ。」

 

八幡「……短距離か、成る程。しかもその後にマイルに参戦か。もし高松宮記念に勝ったら全ての距離適性に勝ったって事になるな。」

 

 

……そういえばマイルはジュニアの時に朝日杯FSを勝ってたね。

 

 

フジ「別にそれは気にしてないけど、ジュニアに走ったすみれS。あの時の感覚を身に付ければ、私はもっと強くなれるんじゃないかなって思ってさ。きっと私はもっと強く、速くなれるんじゃないかなって思ってさ。また今までと違うトレーニングになっちゃうと思うけどね……」

 

八幡「ふむ………なら次のレースは阪急杯がベストだろうな。GⅢに勝てなければ高松宮記念は白紙になるだろう。それでもいいか?」

 

フジ「うん、やりたい。高松宮記念に勝って、安田記念でも良いレースをして、秋のスプリントとマイルも連覇したい!」

 

八幡「おいおい、こりゃ大きく出たな……けどまぁ良い目標だ。ついでに聞きたいんだが、高松宮記念に負けても秋のスプリンターズSに出たいのか?」

 

フジ「個人的には出たいかなぁ。どうかな?」

 

八幡「……いいだろう。じゃあ次からはライスではなくバクシンオーとモーリスの3人でトレーニングを行う。分かってるとは思うが、菊花賞を出走するまでにやって来たトレーニングとは真逆のトレーニングになる。また厳しい日々が始まるぞ。」

 

フジ「うん、分かったよ!それとありがとう、私のお願いを聞いてくれて。」

 

八幡「いや、あくまでもメインはお前達ウマ娘だ。その希望をある程度叶えてやるのは当然の事だ。」

 

 

 




フジの次走、阪急杯に決定!

長距離から短距離になりましたね。
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