八幡side
学園も冬休みとなり、俺のチームも年末という事でトレーニングをお休みという事にしている。1月にデビューを控えてる奴も居るが、休みも必要だという事を最近学んだからな。今くらいはいいだろう。さて、俺は今年実家に帰省するつもりだ。年数忘れたが、5年以上は帰ってなかったみたいで、小町にも言われたからな。だから今年は帰る事にした。そんで同行者なのだが、エアグルーヴとフジ、シービーがついて来る事になった。
言わなくても分かるだろ?増えたんだよこんちくしょう!アルダンが来なかったのは、メジロ家の関係だ。まぁ流石に名家ともなると、その手の集まりには参加しなくちゃならないんだろう。他のメンバーも帰省したりしなかったりとバラバラだが、俺の家に来る3人は特に予定も無いらしいからついて来る事になった。
八幡「にしても、まさかこの人数で千葉に帰る事になるとはな………最初は1人で帰るのを想像してたのに、何でこうなったんだか。」
フジ「いいじゃないか。ご家族の方々にサプライズだよ。目の前で驚かせるのもアリだと思うよ?」
八幡「その役はお前に任せるとして、シービーさんは実家に帰らなくていいのか?お前も長いんだろ?」
シービー「うーん、あたしん家は意外と放任主義だったからね〜。トレセン学園に行くって決まった時も『頑張れよ〜。』みたいな感じだったから。帰ったのも………3〜4年前だったかな?」
八幡「……まぁそれくらいだったら良いのか。」
エアグルーヴ「八幡、ご家族の方々には我々が行くというのは伝えてあるのか?」
八幡「あぁ、伝えてる。つっても小町がだけどな。携帯変えて家電も忘れちまったからな、小町に連絡してもらうしか手段がなかった。」
エアグルーヴ「お前は………なら帰った時は母親と父親の電話番号を聞いておく事だ。」
八幡「そのつもりだ。にしても千葉に行くのも大学卒業以来だな……4年ぶりくらいか?地元離れてもう4年も経つのか、早いもんだな。そう考えるとお前達はもっと離れてるんだよな。」
シービー「そうだね〜まぁあたしはそんなに寂しいって感覚は無かったかなぁ〜。」
フジ「私の家族は舞台をやってるから家を空ける事が多かったから、私もそんなに辛くはなかったね。周りにはポニーちゃん達も居たからね。」
エアグルーヴ「まぁそういう事だ。」
八幡「高等部にもなると、精神逞しいなぁ……」
俺の高校時代、どんなだったかなぁ………
ーーー千葉ーーー
エアグルーヴ「ほう、此処が千葉か……」
車からの景色だが、あんまし変わってないな。
八幡「もうすぐ家に着くが、寄りたい場所あるか?特に買いたい物があるとか。」
エアグルーヴ「手土産は買ってあるからいいとして、食材はあちらで用意すると八幡から聞いた。逆に何があるのだろうか?」
フジ「あはは、確かにね。でも寄ったら何かあるかもしれないよ?」
八幡「あったら何か買うぞ。お前達のおかげで俺の懐めっちゃ温かいし。」
シービー「幾らくらいあるの?」
八幡「俺はギャンブルにも酒にもタバコにも使わないからなぁ〜………食費と光熱費、家賃代諸々引いたとしても余裕ある。今年はフジが無敗で3冠獲っただろ?その時でボーナス貰ってるし、クラシック級最優秀ウマ娘賞と年度代表ウマ娘にも選出されて、俺も2年連続で最優秀トレーナー賞貰ったから、それのボーナスも出てる。ハッキリ言ってヤバいくらい貯まっちまってる。だから幾らあるのかって言われたらヤバいくらいあるって答えるわ。」
エアグルーヴ「なら今使ったとしてもチクリとも痛くない、というわけか?」
八幡「そういうわけ。だから別にどっか寄ってもいいぞ。まぁ俺はお金下ろす必要があるけど。」
シービー「よし、その時に八幡の口座のお金見よう♪」
八幡「犯罪紛いな事するんじゃないのっ!」
後で髪ワシャワシャしてやる!
ーーーデパートーーー
八幡「よし、んじゃ行くか。」
シービー「何買ってもらおうかなぁ〜♪」
八幡「クリスマス過ぎたからおもちゃは無しだからな?まぁデパートだから無いと思うけど。」
フジ「けど八幡さん、予想はしてたけど………私達凄く注目されてない?」
八幡「当たり前だ。今年の無敗の3冠ウマ娘で年度代表ウマ娘が目の前に居るんだぞ?されない方がおかしいってもんだ。その隣には前年度の受賞者だしな。」
エアグルーヴ「それを育てた【天眼】トレーナーも居るのだからな、当然だな。」
やめろよ恥ずかしい、俺は良いんだよ!それにフジなんてもっと恥ずかしいぞ?【麗しの3冠ウマ娘】だからな!?フジじゃないと耐えられない呼び名だぞ!?
八幡「ほれ、買い物はさっさと済ませるぞ。「八幡、歌舞伎揚げ買ってもいい?」おう、良いぞ。」
シービー「やったぁ♪」
八幡「シービーなんてもう買うの決まってるんだもんな、しかも歌舞伎揚げ。」
シービー「好きだからね〜歌舞伎。」
八幡「柄で選んだようなもんじゃねぇか。」
フジ「ふむ、じゃあ具材をもう少し買っておこうかな?足りなかったら困ると思うしね。」
エアグルーヴ「そうだな、適度な範囲で選ぼう。」
よし、選びに行ってくれたな、そんで俺は待ってればいいだけだ。運転しっぱなしで少し身体伸ばしたいくらいだし、ちょうど良い。
シービー「八幡〜、江戸揚げもいい?」
八幡「……お前好きだね〜そういうの。」
八幡の貯金…ヤバいくらいある。