小町side
小町「じゃじゃ〜ん!!此処が我が兄八幡が高校生まで暮らしていたお部屋で〜す♪」
シービー「此処が八幡の………」
フジ「私達と同い年くらいの時期に暮らしてた部屋かぁ……こんな感じなんだぁ〜。」
エアグルーヴ「ふむ……綺麗に整頓されている。流石はご両親だな、手入れが行き届いている。」
小町「あぁ~そんなに掃除はしてないよ?それに状態をそのままにしてるだけだしね、埃とかは溜まったら嫌だから掃除機で吸うくらいだって言ってたし。」
フジ「そうなんですね。こっちには沢山の本があるね。ふぅ〜ん……ライトノベルが多いね。推理やSFなんかもあるんだ。意外と読書家なんだね。」
エアグルーヴ「八幡が読書をしているところはあまり見ないが、家で読んでいるのか?」
小町「うぅ〜ん今のお兄ちゃんがどうしてるかまでは小町も分からないかなぁ……でも、今の職業に居るって事は兄も大分勉強したと思うよ。どんな影響を受けたのかは分かんないけど、お兄ちゃんが仕事にするまでに至ったって事はかなり熱が入ったって事だと思うから。」
そう……そうでなきゃお兄ちゃんが進んでトレーナーなんて24時間365日ずっと忙しそうな道に行くわけが無いもん。
シービー「ミス小町がそういうって事は昔の八幡は本当にぐうたらだったのかな?」
小町「本当にその通りだよ。休日にはだらだらするのが当たり前だったんだから。」
シービー「へぇ〜そんな八幡と一緒にゴロゴロしてみたいかもっ♪」
エアグルーヴ「想像がつきません……怠けている八幡の姿など。私達の前では普段覇気の無いような出立ちをしていますが、トレーニングともなると一目で私達の状態やズレを見抜く程の洞察力と指導力を持っているというのに。」
小町「まぁあくまでも高校時代の話だけどね。あっ、それなら時間まで「何お前は人の部屋を勝手に案内してくれてんだよ?」げっ、お兄ちゃん………」
フジ「は、八幡さん!こ、これは「言わなくても分かる。どうせシービーが俺の部屋を見たいとか言ってそれを小町が許可したんだろ?俺だから大丈夫的な事を言って。」………」
シ・フ・エ(凄い、合ってる!!)
八幡「まぁ別に見てもいいが、面白いものなんて何も無いけどな。しかし懐かしいもんだ。この部屋に来るのも数年ぶりか。」
小町「お兄ちゃん、夕飯の支度出来たの?」
八幡「あぁ、鍋だったからすぐに終わった。というか今じゃ俺だって自炊してんだから鍋の用意くらい簡単に出来る。食材切るのだって手間じゃねぇしな。」
小町「なんかホント、いつの間にかお兄ちゃんがハイスペックになってるんだよなぁ〜。これでお嫁さんが居てくれれば、小町も安心なんだけどなぁ〜。」
八幡「バカ言ってんじゃねぇよ。この職業に就いた時点で出会いなんて諦めてるよ。それにお前だったらどう思う?旦那が若い女子学生と仲良くしてる所を見たり想像すんのはよ?」
小町「あぁー……まぁ確かに面白くはないかもね。」
八幡「だろ?ってわけで俺はもう結婚なんて希望も願望もねぇよ。俺みたいな奴、欲しいって奴が居るとも思えないけどな。」
シービー「いやいや八幡、絶対居るって!そう自分の事を卑下しなくてもいいじゃん!それにさ、私達は今高等部だけど、数年したら結婚出来るんだからね?」
八幡「まっ、その時の俺に好意を持ってればの話だけどな。お前達が結婚出来る年になった時、俺は30過ぎたおっさんだからな。」
フジ「でもさ八幡さん、希望を捨てる事は無いよ。まだチャンスはある筈だよ!」
エアグルーヴ「その通りだ、捨てるにはまだ早いぞ。」
おやおや?何だか皆さんちょっとだけ必死な様子だね?もしかしてお兄ちゃん、そうなの?
八幡「いやいいって。それよりも下に行くぞ、もうそろそろ出来上がる頃合いだろうし。」
ーーーリビングーーー
お客さんが居るからかお鍋だからか分からないけど、炬燵に用意してるって事はそっちで食べるみたい。普段はテーブルなのに粋な事をしますね〜♪
凛「それにしても驚いたわ、八幡があんなに手際良く食材を処理するなんて。ホントに変わったわね。」
八幡「これでも自炊してるからな、てかさっきも言ったなコレ。」
シービー「八幡!あたしが食べさせてあげるからね♪好きなの取ったら言ってよ!」
八幡「やめてください。」
フジ「八幡さん、私にも言っていいからね♪」
八幡「ホント、やめてください。」
エアグルーヴ「お父様、お注ぎします。」
尚人「あ、あぁ…ど、どうも……」
小町「お父さん、なんかキモいよ?」
尚人「し、仕方ないだろう!家でこんな接待みたいな事をされるとは思わないだろ!」
凛「相手は女子高生よ?みっともないわね……」
尚人「上司の顔色伺いで注いで来る奴等なんかよりも、こんな美人さんに注いでもらった方が何万倍もマシに決まっているだろうが!」
凛「……その気持ちは分からなくもないし、本音が漏れたのもツッコミたいけど、学生も居るんだから生々しい事言うのやめなさいよ。」
エアグルーヴ「いえ、お気になさらず。それにお母様にもお注ぎしてもよろしいでしょうか?」
凛「良いのかしら?じゃあお願い。」
エアグルーヴ「はい、どうぞ。」
凛「………コレ良いわね、確かに。」
尚人「だろう?」
小町「お母さんまでそっち側に行かないでよ、小町とお兄ちゃんだけ取り残されちゃったみたいじゃん。」
八幡「混ぜんな、俺を。もう鍋出来てんだし、早く食べようぜ。」
凛「そうね。それじゃ、食べましょうか。いただきます。」
全員『いただきます!』