フジside
喫茶店を後にした私達は家に帰って来ている。八幡さんと一緒に昼食の準備をしている。と言っても、昨日の残りとかだからそんなに手間をかけてるわけじゃないんだけどね。でも、八幡さんと一緒にやる共同作業は……何だか凄く良いなぁ。
エアグルーヴ「………」
シービー「………」
エアグルーヴ「………シービー先輩。」
シービー「うん、エアグルーヴ。」
エアグルーヴ「菊花賞から大分経つというのに……」
シービー「フジが意外にも奥手のせいもあって……」
エ・シ「あまりにも進展がないっ!!」ボソッ
エアグルーヴ「フジが恋心を自覚したのは良いが、この2ヶ月何も進展していない!」ボソッ
シービー「普段の誑しは何処に行ったの!?私達ウマ娘達やファンクラブには親切丁寧だっていうのに、八幡の前では何であんなに奥手なの!?もうさ、あり得なくない!?」ボソッ
エアグルーヴ「はい、あり得ないです。フジの事ですから腕に抱き着くくらいはすると思ってはいたんですが、まさかそれすらもせずに1年終わるとは思わなかったですよ。」ボソッ
シービー「確かに。八幡との距離感少し近付くのかなぁって思ってたりもしたけど、何も無いっ!!フジってもしかしてさ……恋愛クソ雑魚?」ボソッ
エアグルーヴ「間違い無いですね。」
八幡「出来たぞ〜……ん?何してんだ2人して。」
エアグルーヴ「っ!いや、何でもない。ちょっとした世間話だから気にするな。」
フジ「そうかい?はい、2人の分だよ。」
シービー「おぉ〜待ってました〜♪」
何を話していたのかちょっと気になるけど、気にしないでおこうっと。今はお昼ご飯だね。
八幡「んじゃ、食べるか。」
エ・フ・シ「あぁ(うん!)。」
ーーー夕食後ーーー
エアグルーヴ「後片付けは私達がやっておこう。」
シービー「まっかせて〜!」
八幡「いや、ゆっくりしてていいぞ。」
シービー「いいのいいの!準備してもらったんだから、後片付けくらいはさせてよ、ね?」
八幡「……じゃあ、頼む。」
フジ「八幡さんこそ、ゆっくりした方が良いよ?こういう時しかゆっくりしてないんでしょ?」
八幡「いや、そんな事は「お前の事だ、休みの日もトレーナー室に行ってメニューを考えたりしているのではないか?我々だけでなく、未担当のも含めて。」うっ……バ、バレてたのか。」
エアグルーヴ「私は生徒会副会長だぞ?お前が校内で考え込む姿を見る事だって珍しくない。それも休みの日にな。」
そうなんだ……八幡さんは休みの日にも学園に行ってるんだ。じゃあ私も寮の仕事があまりない日に行ってみようかな?
八幡「テレビでも観るか。」
フジ「ご一緒しても?」
八幡「あぁ。」
カチャカチャ
エアグルーヴ「………」
シービー「………」
エアグルーヴ「……先輩、私が言わんとしている事、分かりますか?」ボソッ
シービー「うん、勿論分かるよ。もうホンット嫌になるくらいに。」ボソッ
エアグルーヴ「フジの奴、八幡の近くに座ったというのに………」ボソッ
シービー「地味に距離をおいてる!!」ボソッ
エアグルーヴ「シービー先輩、もうなんか焦ったいので私達で何とかしませんか?」ボソッ
シービー「うん、思いっきりやっちゃおっか。ねぇエアグルーヴ、突貫していい?」ボソッ
エアグルーヴ「はい、この後片付けが終わったらお願いしてもよろしいでしょうか?」ボソッ
シービー「任せてっ!!」ボソッ
あれ?またあの2人が何か話してる?
ーーー片付け後ーーー
エアグルーヴ「では、シービー先輩。」ボソッ
シービー「了解っ!」ボソッ
エアグルーヴ「八幡、片付けは終わった。」
八幡「おぉ、悪いな。」
シービー「あたしもテレビ観たい!フジもっとそっちにつ〜めてっ!」グイグイッ!
フジ「え?あ、はい……」
エアグルーヴ「八幡、隣失礼するぞ。」
八幡「え、あぁ……」
ピタッ
フジ「っ!!」
あ、あれ?なんか肩に触れて………八幡さんの肩?なぁんだ八幡さんの肩………八幡さんの肩っ!!?
フジ「あ、あの……シービー先輩?も、もうちょっとそちらに詰めてもらえませんか?///」
シービー「え?こっちもう行けないけど?」ニヤニヤ
八幡「エアグルーヴ、そっちには………行けないよな。じゃあ俺が避けて「お前はこの家の住人だ、そのままで居ろ。」ええぇ………」
フジ「………///」
テレビの内容が全く入ってこない………ていうか何で皆してソファに座るのさ!?キツいよ!?先輩も先輩だよ!何でそんなに詰めてくるのさ!?
フジ「あ、あの………///」
八幡「何で此処に集まってんの?」
シービー「ん〜?気のせいじゃない?」
エアグルーヴ「何の事だ?」
フジ「2人共分かってるよね?何で詰めるの?」
エアグルーヴ「何の事だ?」
フジ「セリフ言い回さなくていいから!絶対わざとだよね!?」
シービー「何の事かにゃ〜?」ニヤニヤ
これ絶対分かって言ってるよね!だってニヤニヤしてるだよ!?もしかしてさっきコソコソ話してたのってこういう事なの!?
エアグルーヴ「これでもお前は動かんのか……まさかここまで奥手だったとは。」ボソッ
八幡「ん?何か言ったか?」
エアグルーヴ「いや、こちらの話だ。」
八幡「そうか。」
フジさん、恋愛クソ雑魚?