八幡side
八幡「……厳選なる8人の回答の結果、4日まで休みとする………まぁ正月だしな。息抜きする時間は長くてもいいだろう。俺も少しは羽を伸ばしたいし。」
昨日、チーム全員がグループに入ってるメールで休みの事を聞いた俺は、全員の返事が返って来た時点で返答すると決めていた。結果は休みが3とトレーニングが5って感じだ。罰ゲームの事も一緒にメールしたら、流石に誰も『どちらでも良い。』という返信はして来なかった。けど何故トレーニングかま多いのに、休みを取ったのかというと………ウチのメンバーって結構ストイックな子多いんだ、だから……ねぇ?
八幡「まぁ取り敢えず4日までは休みにしといたし、トレーニングをするにしても軽くにするだろうから問題ないだろう。さて、俺は何するかな………」
ーーー学園祭・カフェテリアーーー
八幡「何もする事が無かったからというわけでは無いが、カフェテリアに来てしまった……けど俺ってウマ娘の事が無かったらこんなにも暇人だったのか?」
モーリス「あ、トレーナーさん!」
八幡「ん?おっ、モーリス。」
モーリス「明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします!昨日はメールだったので、今日はちゃんとした挨拶でさせていただきました!」
八幡「おう、ありがとうな……んで、後ろに居る2人は友達か?」
モーリス「はい、ご紹介します。エイシンヒカリのヒカリちゃんとイスラボニータのイスラです!」
ヒカリ「モーリスちゃんからお話は聞いてるよ!初めまして、エイシンヒカリっていうんだ、よろしくトレーナー!」
イスラ「私はイスラボニータといいます。こうしてかの有名な【天眼】トレーナーとお話出来て光栄に思いますよ。」
エイシンヒカリにイスラボニータか……2人共素直そうな良い子達だな。しかし何だ?このイスラって子、何となくフジに似ている気がする。
イスラ「けどモーリスが言っていたのも分かった気がするよ、確かに話しかけるにはちょっと臆しちゃうかもしれないけど、いざ話してみると普通に話せちゃうね。ふふふっ、警戒してたのがバカみたいだよ。」
モーリス「でしょ!トレーナーさん本当はすっごく優しい人なんですから!トレーニングの時は厳しいですけど、そのくらいで充分です!」
八幡「そりゃ良かった。俺はお前のポテンシャル、日本だけじゃ収まらないと思ってるからビシバシ鍛え上げていくつもりでいる。まっ、それを言ったら他のメンバーも国内で済ませるのは惜しいと思ってるけどな。」
ヒカリ「じゃあトレーナーはモーリスちゃんを海外に挑戦させるつもりなのっ!?」
八幡「本人の意思とやる気があればな。俺の意思だけでどうこうしていい事じゃ無いだろ?」
ヒカリ「世界………かぁ。」
八幡「まっ、それも追々だな。今は目の前の勝利に向かって突き進むって感じだな。前走の万両Sで走りは掴めたと思うから、シンザン記念は掲示板もしくは3着を狙っていきたいものだ。」
モーリス「その前のレースが酷かったですもんね……初めての重賞レースとはいえ、結果は6着でしたもんね。恥ずかしいです……///」
八幡「そんな顔するな。お前、俺と初めて会った時に言ってただろ?自分は晩成型だって。だから今は結果が出ずとも自ずと花開く時が来る。それまで頑張ろうぜ。」
モーリス「……はい!」
そう、走りは良いんだ。後は足りない部分を見つけていけば良い。
イスラ「ねぇモーリス、ヒカリ。今日はトレーナーさんも一緒に着いて来てもらったらどうかな?」
八幡「ん?」
ヒカリ「あっ、それ良いかも♪トレーナーなら良いアドバイスとかしてくれそうだしね!アタシは賛成♪」
八幡「何か買い物でも行くのか?」
モーリス「実はこれからシューズを見て回ろうと思ってるんです。私達も一応レースに出てそれなりに経験は得ているので、GⅠに出た時の勝負服と一緒に履くシューズを見ようって話になったんです。」
成る程……確かに未来の為に出資するのは悪い事じゃない。それにモチベーションの向上にもなるしな。
八幡「いいぞ、俺も特にやる事無かったから暇でな。口うるさくない程度にアドバイスする、って事でいいか?」
ヒカリ「よろしくお願いしま〜す♪」
モーリス「お願いします!」
イスラ「よろしくね、トレーナーさん♪」
その後、俺達は大きいショップから専門ショップといった色々なシューズ店を見て歩いた。3人共好みの色とかシューズタイプもハッキリと分かれていたから、アドバイスしやすかった。モーリスはグルカでヒカリはムートンでイスラはオペラ、見事にバラバラ………
イスラ「とても良いお買い物が出来たね♪」
ヒカリ「うん♪やっぱりトレーナーと居るとこういうアドバイスもくれるからありがたかったね〜!デザインも履き心地も理想的なのがあって良かった〜♪」
八幡「良いのが見つかって良かったな。」
モーリス「はい!私も良いお買い物が出来て良かったです!今日はありがとうございました!」
八幡「いや、俺もいい時間を過ごせた。あっ、それとモーリス、1つ聞いていいか?」
モーリス「はい、何でしょうか?」
八幡「お前ってさ、シービーからモーちゃんって呼ばれてるのか?」
モーリス「はい、呼ばれてますよ。そういう呼ばれ方された事無かったので新鮮だったんです!トレーナーさんも呼んでいいですよ?」
八幡「いや、俺は普通に呼ぶ。」
まさか本当に呼ばれていたとは………ていうか本人もノリノリだったのが意外だ。
競走馬紹介、参ります!
先ずはエイシンヒカリ!エイシンフラッシュと同じ【エイシン】ですが、馬主が違うのでフラッシュとは別の馬主になります。まぁほぼ同じ馬主みたいな感じですけどね………
勝ち鞍はGⅢエプソムC、GⅡ毎日王冠、GⅠ香港カップとイスパーン賞となります。戦績15戦10勝!この馬は特徴的な部分はあまり無いですが、1着と着外しか取らない極端な競走馬です。日本ですが優勝した2つのGⅠはどちらも海外のレースで香港とフランスで制しています!香港と日本の高速馬場とヨーロッパの固い馬場、どちらも走れるのはこの馬の強みと言っても良いでしょう!!そして低迷期を迎えたレジェンドジョッキーを支えた競走馬としても知られています!
続いてはイスラボニータ!この馬はなんと言っても父親がフジキセキで父親と同じ青鹿毛という事もあり、SSに出しました!
戦績は25戦8勝で勝ち鞍はGⅢ東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯、GⅡセントライト記念、マイラーズC、阪神C、GⅠ皐月賞と実績豊富です!戦績に比べて2、3着が多いので長く活躍していた競走馬でもあります。フジキセキは種牡馬としても名を残していましたが、イスラボニータは唯一フジキセキ産駒でクラシックレースを制した馬です!お父さんが怪我で走る事が出来なかったレースを息子が制する、とても良いドラマですね。もしフジキセキが無事に走っていたらこんな感じなのかなぁって思っちゃったりもします。